Pierre Cardin

ピエール・カルダン

1950年にピエール・カルダンが立ち上げ、服から香水や家具まで領域を広げたフランスのラグジュアリーブランドです。

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Pierre Cardinとは

ピエール・カルダン(Pierre Cardin、ピエール・カルダン)は、デザイナーのピエール・カルダンが1950年にフランスで立ち上げたラグジュアリーブランド。最初はファッションハウスとして知られ、1960年代にはパフュームやコスメへ、1968年には家具やホームデコレーションへと拡大した。1970年代以降はライセンス展開を加速し、同名のブランドを多領域へ広げてきた。現在はロドリゴ・バジリチカティ=カルダンが運営し、「Maison Cardin」の実験性、自由さ、大胆さ、創造性を掲げる。

コンセプト

Maison Cardin embodies experimentation, freedom, audacity and creativity.

Pierre Cardinの歩み

ブランドの歴史

ピエール・カルダンは、1950年にピエール・カルダンがパリで創業したファッションメゾンです。1953年に初の女性向けオートクチュールコレクションを発表し、翌1954年には代表作となるバブルドレスを発表。女性向けブティック「Eve」や男性向けブティック「Adam」を開設し、早い段階からウィメンズとメンズの両方を手がける体制を築きました。 1959年にはパリの百貨店プランタンで既製服を発表し、オートクチュールの創作をより広い市場へ届ける方向へ進みます。1960年代にはメンズウェアにも本格的に進出し、幾何学的なシルエットや新素材を用いたデザインで評価を確立。1964年の「コスモコルプス」に代表される宇宙的で未来的な表現は、ピエール・カルダンの代名詞となり、家具やインテリアなど衣服以外の分野にも活動領域を広げました。 1970年代以降は、衣料品を中心に多様な分野でライセンス事業を展開し、ファッションブランドの枠を越えた国際的なライフスタイルブランドへ成長。1979年には中国でショーを開催し、世界各地でブランドの存在感を高めました。 2020年の創業者逝去後は、甥のロドリゴ・バジリカティ・カルダンが会長兼アーティスティック・ディレクターを務めています。2022年の「COSMOCORPS 3022」、2023年のパリ・ファッションウィーク公式カレンダー復帰、2026年の秋冬コレクション発表を通じ、現在は宇宙や未来を見据えた創業者の理念を、サステナビリティや若手支援と結びつけながら再提示するメゾンとして活動しています。

デザイナーの歩み

Pierre Cardin(ピエール・カルダン、1950〜2020年)は、パリで自身のメゾンを創設したブランドの創業者であり、長期にわたりデザインと事業の両面を主導した人物です。1953年に初のオートクチュールコレクションを発表し、1954年には代表作のバブルドレスを発表。幾何学的なフォルム、建築的なシルエット、鮮やかな色彩、身体から距離を取った造形を軸に、円形のカットアウトやポートホール、ビニールなどの新素材を取り入れ、1960年代のスペースエイジ・ファッションを先導しました。1959年のレディ・トゥ・ウェア、1960年のメンズウェアへの進出に加え、ライセンスを活用して香水、家具、ジュエリー、舞台衣装などへ領域を広げ、服飾ブランドを総合的なライフスタイルブランドへ発展させました。 André Oliverアンドレ・オリヴィエ、1951〜1993年)は、創業初期からPierre Cardinを支えた長期協働者で、メゾンの創作と事業展開に携わりました。メンズウェアや既製服のライン、各国市場に向けたコレクションの制作を担い、Cardinの幾何学的で未来的な美学を幅広い商品へ展開する役割を果たしました。独立した作風を前面に出すよりも、Cardinの構想を服として具体化し、ブランドの拡張を支えた人物です。 Pierre Courtial(ピエール・クルティアル、2019〜2020年)は、2016年にインターンとしてメゾンに入り、Pierre Cardin本人からオートクチュールの技術を学んだ後、2019年に芸術監督へ就任しました。短期間の在任ながら、幾何学的なカッティングや構築的なシルエットなど、創業者のコードを受け継ぐコレクションを手がけ、次の体制へ移行する時期を担いました。 Rodrigo Basilicati-Cardin(ロドリゴ・バジリカーティ=カルダン、2020年〜現在)は、Pierre Cardinの甥で長年の協働者です。2020年10月に会長、同年12月に芸術監督へ就任し、2022年のCOSMOCORPS 3022で新たな方向性を提示しました。創業者のアーカイブを再編集し、宇宙を思わせる幾何学性や彫刻的なフォルムを現代的な素材と構成へ置き換える一方、デッドストックの活用、環境配慮、宇宙関連機関との協業、若手デザイナーの育成にも取り組んでいます。2023年には70ルックのコレクションでパリのランウェイに本格復帰し、Pierre Cardinの未来志向を、アーカイブの継承と持続可能性の両面から再構築しています。

関連ブランド

親ブランドやサブラインを創業順で掲載しています

関連ブランド一覧 (5)
グループ
Pierre Cardinグループ
関連ブランド
5件
創業年
1991
1991 サブライン
Pierre Cardin Evolution
アイウェア

限定番号付きの造形的アイウェア線。

1991 サブライン
Pierre Cardin Eyewear
アイウェア

眼鏡・サングラスを担うライセンス本線。

- サブライン
Atelier pierre cardin
アパレル・洋服

素材と仕立てを高めた上位メンズ線。

- サブライン
Pierre Cardin Heritage
アパレル・洋服

過去作を修復して見せる復刻アーカイブ線。

- サブライン
Pierre Cardin Selection
アパレル・洋服

ランウェイ発想を日常化する既製上位線。

関連する人物

このブランドや関連ラインに関わる人物を掲載しています。

このブランドに関わる人物

クリエイションやブランドの方向性に関わった人物を掲載しています。

1950 - 2020
デザイナー ピエール・カルダンについて
ピエール・カルダンについて

フランスを拠点に活動したイタリア生まれのファッションデザイナー、Pierre Cardin創業者

イタリア生まれでフランスを拠点に活動したファッションデザイナー、ピエール・カルダン。1950年にパリで自身のメゾンを設立し、幾何学的な造形、鮮やかな色彩、身体から距離を取る構築的なシルエットによって、戦後ファッションに未来志向の新しい美意識をもたらした。1953年に初の女性向けオートクチュールを発表し、1954年のバブルドレスで国際的な評価を確立。1960年代には宇宙開発や建築、工業素材から着想を得たスペースエイジ・スタイルを展開し、円形のカットアウト、ビニール、ヘルメット、ゴーグル、襟のないジャケットなどを特徴とする独自の服作りを推進した。女性向け既製服に続いて男性向け既製服にも早くから取り組み、若い世代や大衆市場へ高級デザインを広げた先駆者でもある。さらに香水、家具、照明、舞台衣装、食器、工業製品などへ活動領域を拡張し、デザイナー名を核にしたライセンス型のライフスタイル事業を大規模に構築。前衛的な創作と事業拡張を両立させた一方、晩年の過剰なライセンス展開には批判も生じた。2020年の死去までブランドの創作と経営の中心に立ち続け、ファッションを衣服だけでなく空間や産業、文化へ接続した革新者として位置づけられる人物

フランスを拠点に活動したイタリア生まれのファッションデザイナー、Pierre Cardin創業者

1951 - 1993
アーティスティック・ディレクター アンドレ・オリヴィエについて
アンドレ・オリヴィエについて

フランス出身のデザイナー、アートディレクター。ピエール・カルダンの長期的な共同制作者

フランス出身のデザイナー、アートディレクター。1951年にピエール・カルダンのメゾンへ加わり、創業者の右腕として長年にわたりコレクション制作とブランド運営を支えた人物。単独のブランドを率いるデザイナーというより、カルダンの創作理念を工房やコレクション全体へつなぐ長期的な共同制作者として重要な役割を担った。特にイブニングウェアに強みを持ち、カルダンが打ち出した幾何学的な造形、未来志向のシルエット、素材や色彩の実験性を服づくりの現場で具体化。1950年代のメゾン創成期から1990年代初頭まで中核に位置し、ピエール・カルダンの友人、ビジネスパートナー、フェロー・クリエイターとして、創作面と組織面の双方に関与した。カルダン本人の強い個性が前面に出るブランド史において、André Oliverは独自の路線を掲げた後継者ではなく、創業者の構想を継続的なコレクションへ展開する安定装置として機能した存在。長期にわたる協働を通じて、ブランドの初期から拡張期にかけたクリエイティブの連続性を支えた人物として位置づけられる。

フランス出身のデザイナー、アートディレクター。ピエール・カルダンの長期的な共同制作者

2019 - 2020
アーティスティック・ディレクター ピエール・クルティアルについて
ピエール・クルティアルについて

フランス・パリを拠点とするデザイナー/アーティスティック・ディレクター。ピエール・カルダンの後継世代を担うクリエイター

フランスを拠点に活動するデザイナー、アーティスティック・ディレクター。工学系のバックグラウンドを経てデザインを学び、2016年頃からピエール・カルダンのスタジオで実務経験を積んだ。カルダン本人の助言と支援を受けながら、幾何学的な構成、鮮やかな色彩、身体と衣服の間に空間を生むフォルム、宇宙や未来を想起させる造形を継承し、次世代を担うプロテジェとして注目を集めた。2019年にはピエール・カルダンのアーティスティック・ディレクターに任命され、2020年には同ブランドのための新コレクションを発表。師の美学を忠実に踏まえながら、現代的な素材感と若い感性を加えた提案を示した。カルダンの死去後はブランドの主導権を継承せず、自身のスタジオとショップを立ち上げて独立。パリを拠点に、衣服、モデル制作、空間、飲食を横断する活動へ展開する若手クリエイター。

フランス・パリを拠点とするデザイナー/アーティスティック・ディレクター。ピエール・カルダンの後継世代を担うクリエイター

2020.12.30 - 現在
アーティスティック・ディレクター ロドリゴ・バジリカティ=カルダンについて
ロドリゴ・バジリカティ=カルダンについて

Pierre Cardin会長兼アーティスティック・ディレクター。ファッション、舞台芸術、家具・オブジェを横断するイタリア出身のクリエイター

ロドリゴ・バジリカティ=カルダンは、イタリア出身のデザイナー、舞台芸術プロデューサー、ピアニストであり、Pierre Cardinの会長兼アーティスティック・ディレクターを務める人物。創業者ピエール・カルダンの甥であり、長年にわたりその活動を支えてきた協働者でもある。パドヴァ大学で学んだ土木工学を基盤に、音楽、舞台、家具、オブジェ、ファッションを横断する創作活動を展開。1999年からはイタリアにおけるPierre Cardinグループ各社を率い、ブランド運営と文化事業の両面に関わってきた。2020年に会長、続いてアーティスティック・ディレクターに就任し、ピエール・カルダンが築いた幾何学性、未来感、宇宙的なイメージを現代的に再編集。アーカイブの再解釈に加え、再生素材やデッドストック、宇宙関連機関との協業、若手デザイナー育成を通じて、ブランドをファッション単体ではなく、技術、環境、教育、舞台芸術を含む総合的な創造領域へと展開している。

Pierre Cardin会長兼アーティスティック・ディレクター。ファッション、舞台芸術、家具・オブジェを横断するイタリア出身のクリエイター

デザイナータイムライン

Pierre Cardinに関わったデザイナーを年単位で横に並べています。

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ピエール・カルダン デザイナー 1950 - 2020
ピエール・カルダン
アンドレ・オリヴィエ アーティスティック・ディレクター 1951 - 1993
アンドレ・オリヴィエ
ピエール・クルティアル アーティスティック・ディレクター 2019 - 2020
ピエール・クルティアル
ロドリゴ・バジリカティ=カルダン アーティスティック・ディレクター 2020.12.30 - 現在(推定)
ロドリゴ・バジリカティ=カルダン

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2026.08.16

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