ファッションの職種

サーキュラーデザイン担当

Circular Design Specialist

サーキュラーデザイン担当は、修理、分解、再利用、リサイクルを前提に、販売後も資源を循環させやすい商品を設計します。

この職種について

通常のファッションデザイナーが近接職種でも、販売時の見た目だけでなく、使用後や修理後まで設計対象にすることまで見るのはサーキュラーデザイン担当です。実務上の判断はサーキュラー設計案、素材・付属基準、修理想定、分解メモとして可視化されます。サーキュラーデザイン担当の日常業務は、素材、付属、縫製、分解性、修理しやすさ、回収後の活用を考えて設計することです。

主な仕事内容

  1. 01

    循環設計の設計

    サーキュラーデザイン担当では、素材、付属、縫製、分解性、修理しやすさ、回収後の活用を考えて設計することを主な仕事とし、サーキュラー設計案、素材・付属基準、修理想定、分解メモを関係者が使える成果物にする。

  2. 02

    循環設計案の確認

    サーキュラー設計案、素材・付属基準、修理想定、分解メモの整合性、期限、修理可能性、素材分別、耐久性を確認し、分解困難、修理不可、耐久不足を早めに修正する。

  3. 03

    デザイン・リペアとの連携

    デザイナー、素材担当、リペア担当、生産管理、品質管理、リユース事業者と修理性、分解性、素材構成を合わせ、長く使える循環型の商品までの責任範囲を明確にする。

  4. 04

    修理可能性、素材分別、耐久性の改善

    修理可能性、素材分別、耐久性を確認し、縫製、付属、素材選定の改善を次の循環設計へ反映する。

必要なスキル

修理可能性、素材分別、耐久性の読み解き

サーキュラーデザイン担当では修理可能性、素材分別、耐久性を読み、構造採用、素材変更、修理想定を具体的に説明する力が必要です。

サーキュラーデザインと製品構造の理解

サーキュラーデザインと製品構造を理解し、循環設計案の実現可能性や品質差を判断します。

デザイン・リペア調整力

デザイナー、素材担当、リペア担当、生産管理、品質管理、リユース事業者に伝わる言葉で、条件、期限、確認責任を整理する力です。

分解・修理を前提とした設計

接着、縫製、付属の構造を見直し、修理や素材分別がしやすい組立て方法を選ぶ力。

目指し方

デザイナー、素材開発、リペア、サステナビリティ推進の経験で得た工程理解は、サーキュラーデザイン担当への転職で土台になります。修理しやすい構造や分解設計を採用した作品では、素材・付属の選択理由と使用後の扱いまで示します。循環設計、素材分別、修理構造、耐久性、回収モデルを理解すると、周辺部署への確認が具体的になります。実績の説明では修理しやすい仕様、再利用素材、分解設計の事例について、条件、対応、結果の順で整理します。

資格・経験

  • サーキュラーデザイン担当の実務経験

    推奨

    サーキュラーデザイン担当では、デザイナー、素材開発、リペア、サステナビリティ推進の経験で得たサーキュラーデザインと製品構造と修理可能性、素材分別、耐久性の扱いを説明できる経験が評価されやすいです。

  • 制作実績・ポートフォリオ

    あると役立つ

    サーキュラー設計案、素材・付属基準、修理想定、分解メモ、改善前後、関係者との調整内容をまとめると、販売時の見た目だけでなく、使用後や修理後まで設計対象にすることを担える根拠になります。

  • 循環設計の理解

    推奨

    修理、分解、単一素材化、回収後の扱いを理解していると、見た目だけでない循環型の商品企画へつなげやすいです。

主な職場

ブランド企画部

ブランド企画部では、サーキュラーデザイン担当として素材、付属、縫製、分解性、修理しやすさ、回収後の活用を考えて設計することや修理性、分解性、素材構成を担当します。

サステナビリティ部

サステナビリティ部では、サーキュラーデザイン担当として素材、付属、縫製、分解性、修理しやすさ、回収後の活用を考えて設計することや修理性、分解性、素材構成を担当します。

リペア事業者

リペア事業者では、サーキュラーデザイン担当として素材、付属、縫製、分解性、修理しやすさ、回収後の活用を考えて設計することや修理性、分解性、素材構成を担当します。

働き方

ブランド企画部、サステナビリティ部、リペア事業者、素材開発部門で、企画会議だけでなく修理工房や解体サンプルを確認します。新商品企画、素材切替、リペアサービス設計、回収企画時は、デザイナー、素材担当、リペア担当、生産管理、品質管理、リユース事業者との調整が集中します。

キャリア

チームを持つ場合は、サーキュラー設計案、素材・付属基準を誰が作っても一定品質にする運用設計が必要です。現場路線では修理前提設計、単一素材化、リサイクル設計が評価の中心になります。サーキュラーデザイン担当の経験は、サステナブルデザイン責任者、商品企画、循環型事業開発へつながります。

関連する職種とキャリア

関連職種、隣接職種、次のキャリア候補と、それぞれの違いを掲載しています。

関連職種

業務上の関わりが深く、あわせて知っておきたい職種です。

サステナブル素材担当

サステナビリティ・リユース

循環型商品では、再利用しやすい素材選び、分解しやすいデザイン、単一素材化を組み合わせる必要がある。素材の環境根拠と供給条件を確認する職能と、修理・分解・再資源化を前提に構造を決める職能は同じ商品持続性を別側面から高める。

この職種との違い

サーキュラーデザイン担当は製品の構造、耐久性、修理・分解・回収後の扱いを設計する。サステナブル素材担当は素材由来、認証、環境影響、品質、価格、量産供給を比較し、採用根拠を整える。

隣接職種

業務領域や必要なスキルが近く、経験を活かしやすい職種です。

ファッションデザイナー

デザイン・クリエイティブ

どちらも衣服の素材、形、構造、縫製仕様を設計して試作・製品化する。通常の衣服デザインに、長期使用、リペア、リユース、素材分別、リサイクルを評価条件として加える場面で継続的に連携する。

この職種との違い

ファッションデザイナーは顧客、コンセプト、造形、色、素材、量産仕様を統合して商品価値を設計する。サーキュラーデザイン担当は販売後も見据え、耐久性、修理容易性、分解性、単一素材化、回収後の再利用可能性を設計条件にする。

リペア担当

サステナビリティ・リユース

環境省は循環型モデルに、分解しやすいデザインや単一素材の商品開発と、リペアサービスの拡充を併記している。設計段階で修理可能な構造を決め、使用後にリペア担当が実物を直し、故障点を設計へ戻す工程で接続する。

この職種との違い

サーキュラーデザイン担当は新商品の素材・付属・縫製構造へ修理性と分解性を織り込む。リペア担当は使用済み製品の損傷を診断し、縫製・補修・部品交換によって機能と使用期間を回復する。

参考情報

ページ内容の確認に使用した公開情報です。

  1. 長く着る、修理する、再使用・循環させる行動が整理され、循環を前提に衣服を設計する考え方の背景を確認できる。