2019 - 継続中または終了時期不明
クリエイティブ・ディレクター
Xacusのウィメンズラインを担うクリエイティブ・ディレクターとして、メンズシャツを原点に持つブランドを女性向けへ再構成する役割を担った人物。Xacusは2010年に女性ラインを立ち上げており、2019年時点ではその成長を受けて、少なくとも2シーズンにわたりAlessia Xoccatoへスタイルを託す段階に入っていた。そこで求められたのは、ブランドの核である仕立ての精度、素材への目配り、清潔感のある輪郭を保ちながら、女性服としての柔らかさと軽さを加えること。ブラウス、シャツドレス、トップ、パンツまで含む構成を、日常に溶け込むトータルルックへまとめ、シャツメーカーの文法をそのまま女性のワードローブへ翻訳した。彼女の役割は、既存のメンズ由来の記号をなぞることではなく、Xacusらしい端正さを前提に、女性の身体に沿う可動性やレイヤリングのしやすさ、季節をまたいで使える実用性を織り込むことにあった。ウィメンズを補助的な派生ではなく、ブランドの印象を更新する独立したラインとして見せる位置づけを担い、単独の強いデザインピースよりも、日常のなかで機能する一式としてXacusの世界観を広げた。男性向けの堅牢なシャツ文化に、女性のためのしなやかな解釈を重ねた点に、この関係の核がある。
在任期
Xacusが2010年に女性ラインを始めたあと、その提案を次の段階へ進める局面でAlessia Xoccatoが少なくとも2シーズン担当した。2019年時点では、メンズシャツ由来のブランド基盤を保ちながら、女性向けコレクションを独立した存在として育てる移行期にあり、彼女はその整理役を担った位置づけになる。創業家のシャツブランドが女性市場を本格的に広げていく流れの中で、役割と時期が重なった関係だった。
影響
女性ラインは chemisier、トップ、パンツを含む構成で好結果を示し、Xacusにとってウィメンズが補助線ではなく成長領域として見える状態を後押しした。シャツ中心のブランドに、日常で使いやすい女性服の文法を重ねたことで、提案の幅が広がった。女性向けラインの独立性を強め、ブランド全体の見え方を更新した関係といえる。