2017 - 現在
デザイナー
Lili Raduは、2017年にPatrick LöweとVeeCollectiveを共同創業したデザイナーであり、ブランドの立ち上げから現在まで、バッグのデザインと商品コンセプトの中核を担う創業者。前身となる同名ブランドLili Raduで培った、日常生活に適した機能性とファッション性を両立させる考え方を出発点に、VeeCollectiveではより軽量で、多用途かつ現代的なバッグへと方向性を再編集した。特に、仕事、旅行、ジム、買い物など複数の生活場面に対応する「毎日使うバッグ」という位置づけを、ブランドの主要な設計思想として形にした点が大きい。代表的なVee Toteを中心に、収納力、携帯性、耐久性を備えた実用的なフォルムと、ミニマルな外観を結びつけ、従来のハンドバッグに求められてきた装飾性とは異なる価値を提示した。素材面でも、再生ナイロンや再生ポリエステル、ヴィーガン素材などを取り入れ、機能性とサステナビリティを両立させるブランド方針を共同で推進。VeeCollectiveは特定のクリエイティブディレクター交代によって変化したブランドではなく、Lili RaduとPatrick Löweが継続的にデザインと事業の方向を定める創業者主導型の体制にある。Lili Raduの役割は、個別商品のデザインにとどまらず、軽さ、実用性、素材配慮、日常性をブランド全体のプロダクト言語として定着させることにある。
在任期
2017年、Lili RaduはPatrick LöweとともにベルリンでVeeCollectiveを立ち上げ、現在まで創業者兼デザイナーとして関与。前身ブランドLili Raduで培ったバッグ設計の経験を、新ブランドでは軽量性、多機能性、再生素材を軸とする新たなカテゴリーへ展開した。2023年の旧法人からVee Collective GmbHへの統合は、デザイナー交代ではなくブランドと事業基盤の整理にあたる。2024年以降も、創業者2名を中心とする体制のまま、サステナビリティ強化と米国を含む国際展開を進める時期に位置づく。
影響
Lili Raduは、VeeCollectiveを単なるバッグブランドではなく、日常の移動や複数の用途に対応する機能的なライフスタイルバッグのブランドとして形づくった。軽量で収納力のある設計とミニマルな外観を結びつけ、仕事用と普段使い、旅行用とファッションアイテムの境界を横断する商品群を確立。さらに、再生素材やヴィーガン素材の採用、供給網や包装の改善といった方針をプロダクトの価値に組み込み、ブランドの成長をデザイン面だけでなく持続可能性の面からも支えた。