szu

リリ・ラドゥ

Lili Radu

ドイツ出身、ベルリン発のバッグブランドを手がけるデザイナー兼起業家。VEE COLLECTIVE共同創業者

国籍
ドイツ
生没年
1981 - 現在
主なブランド
更新

最終更新日: 2026.07.19

リリ・ラドゥについて

ドイツ・フランクフルト生まれのデザイナー、アクセサリー起業家。ミラノとベルリンを拠点に、日常の実用性と洗練を両立させたバッグの設計に取り組んできた人物。コミュニケーション分野とマーケティングの経験を経て、2010年代初頭に自身の名を冠したバッグブランドをベルリンで立ち上げ、ノートパソコンを収納できる機能的でファッション性のあるバッグという発想を形にした。2012年にはApple向けの限定コレクションを手がけ、続いてSony向けの製品も制作。2017年には夫のPatrick LöweとともにVEE COLLECTIVEを共同創業し、より軽量で多機能、環境負荷の低いバッグへと表現の軸を広げた。リサイクル素材やヴィーガン素材を取り入れながら、旅行、仕事、ジム、買い物など幅広い日常に対応するバッグを提案し、機能性を隠さずデザインの魅力として成立させる点に特徴がある。近年はPatrick Löweと共同でブランドの国際展開と事業運営を担い、ベルリン発のブランドを米国市場へ拡張。ニューヨークを新たな活動拠点とし、サステナビリティとグローバルな流通基盤の強化を進める創業者兼デザインリーダーとして活動する。

キャリアタイムライン

リリ・ラドゥとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

左右にスクロールして確認

ブランド / 役職
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
LILI RADU デザイナー 2011 - 2016頃(推定)
VeeCollective デザイナー 2017 - 現在(推定)

経歴

ウィーン大学でコミュニケーション分野を学び、マーケティング業務を経験。その後、ミラノのSDA BocconiでFashion, Experience & Design Managementの修士課程に進み、ファッション事業とデザインマネジメントを修めた。バッグブランドの構想を具体化したのも同課程での学びを通じてのこと。
コミュニケーション分野を学んだ後、マーケティング業務に携わり、ミラノのSDA Bocconiでファッション、体験、デザインマネジメントを専攻。2010年代初頭にベルリンで自身の名を冠したブランドLili Raduを立ち上げ、実用性とファッション性を兼ね備えたバッグの開発を開始した。ノートパソコンを収納でき、仕事の場でも持ちやすいバッグへの問題意識を出発点に、日常の持ち物を機能的かつ洗練されたプロダクトへ変換するデザインを展開。2012年にはApple向けの限定コレクションを制作し、数か月後にはSony向けのバッグも手がけ、企業との協業を通じて活動領域を広げた。2017年、夫のPatrick LöweとともにVEE COLLECTIVEをベルリンで共同創業。従来のレザー中心のバッグから、軽量性、多機能性、耐久性、環境配慮を重視した素材と設計へと方向性を発展させ、代表的なトートバッグを軸にブランドを成長させた。Lili Raduはデザインと商品コンセプトの中核を担い、Patrick Löweと共同で事業拡大、流通、海外展開を推進。近年はニューヨークへ活動拠点を広げ、米国の主要百貨店や専門店への展開、リサイクル素材やヴィーガン素材の採用、サステナビリティ方針の強化に取り組む。

VeeCollectiveとの関わり

2017 - 現在
デザイナー
Lili Raduは、2017年にPatrick LöweとVeeCollectiveを共同創業したデザイナーであり、ブランドの立ち上げから現在まで、バッグのデザインと商品コンセプトの中核を担う創業者。前身となる同名ブランドLili Raduで培った、日常生活に適した機能性とファッション性を両立させる考え方を出発点に、VeeCollectiveではより軽量で、多用途かつ現代的なバッグへと方向性を再編集した。特に、仕事、旅行、ジム、買い物など複数の生活場面に対応する「毎日使うバッグ」という位置づけを、ブランドの主要な設計思想として形にした点が大きい。代表的なVee Toteを中心に、収納力、携帯性、耐久性を備えた実用的なフォルムと、ミニマルな外観を結びつけ、従来のハンドバッグに求められてきた装飾性とは異なる価値を提示した。素材面でも、再生ナイロンや再生ポリエステル、ヴィーガン素材などを取り入れ、機能性とサステナビリティを両立させるブランド方針を共同で推進。VeeCollectiveは特定のクリエイティブディレクター交代によって変化したブランドではなく、Lili RaduとPatrick Löweが継続的にデザインと事業の方向を定める創業者主導型の体制にある。Lili Raduの役割は、個別商品のデザインにとどまらず、軽さ、実用性、素材配慮、日常性をブランド全体のプロダクト言語として定着させることにある。

在任期

2017年、Lili RaduはPatrick LöweとともにベルリンでVeeCollectiveを立ち上げ、現在まで創業者兼デザイナーとして関与。前身ブランドLili Raduで培ったバッグ設計の経験を、新ブランドでは軽量性、多機能性、再生素材を軸とする新たなカテゴリーへ展開した。2023年の旧法人からVee Collective GmbHへの統合は、デザイナー交代ではなくブランドと事業基盤の整理にあたる。2024年以降も、創業者2名を中心とする体制のまま、サステナビリティ強化と米国を含む国際展開を進める時期に位置づく。

影響

Lili Raduは、VeeCollectiveを単なるバッグブランドではなく、日常の移動や複数の用途に対応する機能的なライフスタイルバッグのブランドとして形づくった。軽量で収納力のある設計とミニマルな外観を結びつけ、仕事用と普段使い、旅行用とファッションアイテムの境界を横断する商品群を確立。さらに、再生素材やヴィーガン素材の採用、供給網や包装の改善といった方針をプロダクトの価値に組み込み、ブランドの成長をデザイン面だけでなく持続可能性の面からも支えた。

LILI RADUとの関わり

2011 - 終了時期不明
デザイナー
Lili Raduは、2011年にベルリンで立ち上げた同名ブランドLILI RADUの創業者兼デザイナー。ノートパソコンを持ち運べる実用性と、服装に調和する洗練された外観を両立したバッグが少ないという問題意識を出発点に、日常の仕事や移動に対応するアクセサリーの設計に取り組んだ。ブランドでは、機能性を単なる付加価値ではなくデザインの中心に据え、収納力、携帯性、素材感、価格のバランスを重視。クラシックなハンドバッグの形式を基盤としながら、現代の都市生活に必要な実用性を加え、ファッション性と使いやすさを同時に成立させる方向へ再編集した。2012年にはApple向けの限定コレクションを手がけ、その数か月後にはSony向けのバッグも制作し、テクノロジー機器と日常の装いを接続するブランドの特性を示した。LILI RADUで培った、軽さや機能を備えたバッグを洗練されたプロダクトとして見せる姿勢は、その後のVEE COLLECTIVEにもつながる要素となった。LILI RADUにおける在任終了時期は明示されていないが、2017年に新ブランドを立ち上げた後は、より軽量で多機能、サステナブルなバッグの提案へと活動の軸を広げている。

在任期

2011年にベルリンでブランドを創業し、創業者兼デザイナーとして初期の製品開発とブランドの方向性を担った。ノートパソコンを含む日用品を持ち運べる実用性と、都市生活に適した洗練された外観の両立を軸に、LILI RADUの基礎を形成。2012年のAppleおよびSony向け限定コレクションを経て認知を広げた。終了時期は公表情報から特定できないが、2017年にVEE COLLECTIVEを共同創業した後は、活動の重点が新ブランドへ移行したと位置づけられる。

影響

LILI RADUにおいて、バッグをファッション性だけでなく、仕事や移動を支える日用品として捉える設計思想を確立。ノートパソコン対応や収納性を備えたバッグを洗練されたアクセサリーとして提示し、機能性と外観の両立をブランドの特徴にした。AppleやSonyとの限定コレクションは、テクノロジー機器とファッションを結びつけるブランドの可能性を示す代表的な展開となり、後のVEE COLLECTIVEに続く軽量・実用志向の基盤を形成した。