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🇧🇪 ベルギーのブランド

ベルギーを拠点に生まれたブランドを一覧で確認できます。

ベルギーの概要

情報のあるブランド数
47件
ブランド数の多い創業年代
2000年代
最も多い主領域
アパレル・洋服

創業年代の分布

ベルギーに紐づくブランドの創業年代別の数です。

2020年代

7件

2010年代

10件

2000年代

11件

1990年代

7件

1980年代

6件

主領域

この国のブランドに多い主領域の分布です。どのような種別を主に扱うブランドであるかの件数が列挙されています。

アパレル・洋服

34件

アクセサリー

4件

アイウェア

3件

バッグ・カバン

3件

フットウェア

1件

ベルギーのファッションの歴史・流れ・特徴について

ベルギーのファッションは、ブリュッセル、アントワープ、ブルージュなどの都市が持つ繊維やレースの歴史、アントワープ王立芸術アカデミーを中心とする教育、1980年代以降の前衛的なデザイナーの登場が重なって発展してきました。大きな産業都市としての量よりも、個人の表現、コンセプト、素材へのまなざし、既存の服飾ルールを問い直す姿勢が、ベルギー発ブランドを見るうえで重要な手がかりになります。

レースと繊維産業の背景

ベルギーでは、近世からレースやリネン、毛織物などの繊維産業が都市の経済や工芸と深く結びついてきました。ブリュッセル、ブルージュ、メヘレンなどはレースの産地として知られ、アントワープも16世紀半ばから18世紀半ばにかけてレースの生産と流通で重要な役割を担いました。現代のベルギーファッションをそのまま伝統工芸の延長として見ることはできませんが、素材や手仕事を批評的に扱う感覚の背景として、この長い繊維文化は見逃せません。

1960年代から1970年代

1963年にはアントワープ王立芸術アカデミーにファッション部門が設立され、Mary PrijotやMarthe Van Leemputのもとで本格的な服飾教育へ発展しました。当初はパリのモードを参照する面もありましたが、学生の個性や造形力を重視する教育環境が少しずつ整っていきます。まだ国際的なファッション都市としてのアントワープが広く知られていたわけではなく、次の世代のデザイナーが外へ出ていくための土台が作られた時期です。

1980年代とAntwerp Six

1980年代には、アントワープ王立芸術アカデミー出身のDirk Bikkembergs、Ann Demeulemeester、Walter Van Beirendonck、Dries Van Noten、Dirk Van Saene、Marina YeeがAntwerp Sixとして国際的に注目されます。1986年にロンドンのBritish Designer Showでそれぞれのコレクションを発表したことは、アントワープをファッション地図に載せた象徴的な出来事です。彼らは正式なブランド集団というより、商業的な常識に距離を置きながら、個々の強い表現でベルギーファッションの見え方を変えた世代でした。

1990年代

1990年代には、Antwerp Sixの影響に加えて、Martin MargielaやRaf Simons、Veronique Branquinho、A.F. Vandevorstなど、ベルギーに関わるデザイナーの存在感が広がりました。解体、匿名性、身体との距離、ユースカルチャー、ジェンダーに固定されない感覚などが、パリやミラノとは異なるベルギーらしい視点として受け止められます。アントワープは大規模な産業の中心というより、教育、店舗、写真、スタイリング、音楽、アートが近い距離で交差する場所として見られるようになりました。

2000年代

2000年代には、アントワープのModeNatieやMoMu(アントワープ・ファッション美術館)を通じて、ベルギーファッションを保存し、展示し、批評する環境が整っていきました。Dries Van Notenのように独自の色彩やテキスタイル感覚を長く育てるブランド、Maison Margielaのようにパリを拠点にしながらベルギー的な問いを持ち続けるブランド、若手デザイナーの発表の場が併存します。ベルギー発の服は、目立つロゴや分かりやすい華やかさよりも、構造、余白、違和感、着る人との関係で評価される場面が増えました。

2010年代

2010年代は、卒業生や周辺のクリエイターが国際ブランドのクリエイティブディレクション、メンズウェア、写真、スタイリング、アート寄りの表現へ広がった時期です。Raf Simonsは自身のブランドに加えてJil Sander、Dior、Calvin Kleinなどで活動し、ベルギー出身デザイナーの視点がグローバルなメゾンにも影響を与えました。一方で、独立性の強い小規模ブランドや、ジェンダー、サステナビリティ、クラフトを自分たちの速度で扱う動きも見えやすくなります。

2020年代

2020年代は、アーカイブの再評価、再販、アップサイクル、少量生産、教育機関や美術館による文脈づくりがより重要になっています。Antwerp Sixの国際的な突破から時間が経ったことで、ベルギーファッションは一つの様式ではなく、実験性、職人的な緻密さ、独立した態度、日常着への批評が重なる複数の流れとして見直されています。新しいブランドを見るときも、派手さより考え方の強さがどこにあるかが手がかりになります。

現在の見方

現在のベルギーのファッションブランドは、前衛的なデザイナーズブランド、メンズウェア、日常着、バッグ、ジュエリー、サステナブルブランド、アートや教育に近い活動まで幅広く存在しています。同じベルギー発でも、アントワープのアカデミックで実験的な系譜、ブリュッセルの多文化性、レースやテキスタイルに関わる歴史、国際メゾンで活動するデザイナーでは背景が大きく異なります。創業年代や分野別に見ることで、素材、コンセプト、独立性、批評性が重なるベルギーらしさがつかみやすくなります。

ベルギーを主領域で見る

この国のブランドを、主に扱う分野ごとのまとまりから確認できます。

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ベルギーを年代で見る

創業年代ごとに、この国のブランドの広がりを眺められます。

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