ファッションの職種

海外営業

International Sales

海外営業は、海外バイヤーや代理店を開拓し、商談、価格交渉、受注、輸出条件の調整を通じて海外販路を広げます。

この職種について

実務上の判断は提案資料、見積、商談記録、受注表、出荷調整メモとして可視化されます。海外営業は国内卸営業と同じ案件に入ることがありますが、国内商習慣だけでなく、貿易条件、言語、時差、現地市場を考慮することが海外営業の決定範囲です。海外バイヤーや代理店に商品を提案し、価格、納期、支払、輸出入条件を詰めるのは、海外営業が担当する中核工程です。

主な仕事内容

  1. 01

    海外営業の設計

    海外営業では、海外バイヤーや代理店に商品を提案し、価格、納期、支払、輸出入条件を詰めることを主な仕事とし、提案資料、見積、商談記録、受注表、出荷調整メモを関係者が使える成果物にする。

  2. 02

    海外商談資料の確認

    提案資料、見積、商談記録、受注表、出荷調整メモの整合性、期限、受注額、継続率、粗利、納期遵守を確認し、契約認識違い、出荷遅延、回収リスクを早めに修正する。

  3. 03

    海外取引先との連携

    海外代理店、バイヤー、貿易担当、物流、MD、生産管理と価格、納期、支払条件、出荷条件を合わせ、海外販路の拡大と取引継続までの責任範囲を明確にする。

  4. 04

    受注額、継続率、粗利、納期遵守の改善

    受注額、継続率、粗利、納期遵守を確認し、提案商品、価格条件、取引手順の改善を次の海外営業へ反映する。

必要なスキル

受注額、継続率、粗利、納期遵守の読み解き

海外営業では受注額、継続率、粗利、納期遵守を読み、取引条件、受注可否、優先顧客を具体的に説明する力が必要です。

貿易条件とブランド提案の理解

貿易条件とブランド提案を理解し、海外商談資料の実現可能性や品質差を判断します。

海外取引先調整力

海外代理店、バイヤー、貿易担当、物流、MD、生産管理に伝わる言葉で、条件、期限、確認責任を整理する力です。

海外取引の交渉設計

言語や商習慣の違いを踏まえ、価格、支払、納期、独占条件を誤解なく合意へ導く力。

目指し方

卸営業や貿易事務で取引条件と輸出書類を扱い、英語で顧客対応した経験が海外営業への土台になります。実務経験が短くても、海外商談、受注獲得、継続取引、出荷トラブル対応の記録の前提と修正理由を話せれば評価材料になります。配属後に困らないためには、英語商談、貿易実務、価格交渉、現地小売、ブランド説明の理解が必要です。海外営業・輸出入取引の実績資料を裏づける具体例があると、配属後に任せられる範囲を伝えやすくなります。

資格・経験

  • 海外営業の実務経験

    推奨

    海外営業では、卸営業、貿易事務、海外事業部、店舗販売で英語対応を経験することで得た貿易条件とブランド提案と受注額、継続率、粗利、納期遵守の扱いを説明できる経験が評価されやすいです。

  • 海外営業・輸出入取引の実績資料

    あると役立つ

    提案資料、見積、商談記録、受注表、出荷調整メモ、改善前後、関係者との調整内容をまとめると、国内商習慣だけでなく、貿易条件、言語、時差、現地市場を考慮することを担える根拠になります。

主な職場

ブランド海外事業部

ブランド海外事業部では、海外営業として海外バイヤーや代理店に商品を提案し、価格、納期、支払、輸出入条件を詰めることや価格、納期、支払条件、出荷条件を担当します。

商社

商社では、海外営業として海外バイヤーや代理店に商品を提案し、価格、納期、支払、輸出入条件を詰めることや価格、納期、支払条件、出荷条件を担当します。

ショールーム

ショールームでは、海外営業として海外バイヤーや代理店に商品を提案し、価格、納期、支払、輸出入条件を詰めることや価格、納期、支払条件、出荷条件を担当します。

働き方

オンライン商談と受注管理が中心ですが、展示会、取引先訪問、海外出張が集中する時期もあります。オンライン商談とメール対応が多く、展示会や海外出張を伴うこともあります。海外代理店、バイヤー、貿易担当、物流、MD、生産管理との分担を明確にし、特に展示会、受注締切、出荷前、決済・通関書類確認時の遅れを防ぎます。海外営業の配属先は、主にブランド海外事業部、商社、ショールーム、メーカー営業部です。

キャリア

キャリアの幅は、提案資料、見積を自分の成果で終わらせず、組織の運用へ広げられるかで変わります。海外営業で得た経験は海外営業マネージャー、海外事業責任者、代理店開拓責任者にも応用できます。現場路線ではアジア市場、欧米卸、越境EC、貿易条件が評価の中心になります。

関連する職種とキャリア

関連職種、隣接職種、次のキャリア候補と、それぞれの違いを掲載しています。

関連職種

業務上の関わりが深く、あわせて知っておきたい職種です。

卸営業

営業・卸

どちらもブランド商品を小売事業者や代理店へ提案し、取引先開拓、条件交渉、受注、売上管理を担う。ファッション企業の公式採用情報でも国内小売への販売と海外卸先の開拓・営業が同一ホールセール職の責任として示される。

この職種との違い

卸営業は主に国内の百貨店、専門店、セレクトショップとの商習慣、掛率、納期、売場提案を扱う。海外営業は現地代理店や海外バイヤーとの商談に加え、言語、時差、決済、輸出入条件、現地市場を考慮する。

隣接職種

業務領域や必要なスキルが近く、経験を活かしやすい職種です。

貿易事務

物流・貿易

海外営業が海外顧客との商品提案、価格、数量、納期、決済条件をまとめ、貿易事務が営業部門と連携して契約・船積書類、通関、輸送、到着予定を管理する。同じ輸出入案件を商談から出荷まで継続して受け渡す。

この職種との違い

海外営業は販路開拓、顧客交渉、受注、売上と市場別戦略が中心。貿易事務は輸出入法規、契約・船積書類、通関、輸送、決済、納期管理を正確に進めることが中心。