繊維・生地知識
糸、織り、編み、染色加工、機能素材の特徴を理解する力。
ファッションの職種
Material Developer
企画に合う生地や素材を開発し、風合い、機能、品質、価格を調整する職種。
素材開発は、ブランドの企画に合わせて生地、糸、副資材、加工を開発する職種です。見た目や風合いだけでなく、機能性、耐久性、品質、価格、納期、環境配慮まで確認します。デザイナーが商品表現を考えるのに対し、素材開発は商品価値を支える材料そのものの選定と改良を担います。
01
商品企画やデザインの意図を聞き、風合い、機能、価格、納期の条件を整理する。
02
生地メーカーや商社へ依頼し、試織、試編、加工サンプルを確認する。
03
縮率、色落ち、ピリング、耐久性など必要な試験や品質条件を確認する。
04
希望単価と必要数量に合わせ、代替素材や生産背景を調整する。
糸、織り、編み、染色加工、機能素材の特徴を理解する力。
素材試験の意味を理解し、商品用途に合う判断をする力。
素材メーカーや商社と試作条件を具体的に詰める力。
目指すには、繊維、テキスタイル、化学、服飾素材の基礎を学び、素材商社、アパレル、生地メーカーで試作や提案に関わるのが現実的です。混率、織編組織、染色加工、機能素材、試験項目、原価の理解が必要です。企画意図を聞き取り、素材メーカーへ具体的に依頼できる調整力も磨きます。素材の魅力を機能、コスト、量産条件まで含めて提案できると、企画初期から相談される存在になれます。
素材選定、試作、品質確認に関わった実務経験。
繊維製品の品質や表示に関する学習は素材判断の補助になる。
ブランドの商品企画に合わせて生地や副資材を開発する。
複数ブランドへ素材提案や別注開発を行う。
アパレル本社、素材メーカー、商社、OEM企業で働き、デザイナー、商品企画、生産管理、品質管理と連携します。展示会、素材選定、試験、量産確認が多く、シーズン初期に業務が集中します。試験結果と手触りの両方を見ながら、企画意図に合う素材へ条件を絞り込みます。
経験を積むと素材企画責任者、商品開発、サステナビリティ担当、生産管理、テキスタイルディレクターへ進めます。専門性を活かして素材メーカー側の企画営業へ移る道もあります。素材から商品価値を作った実績は、企画初期に呼ばれる専門職としての立ち位置を強めます。
関連職種、隣接職種、次のキャリア候補と、それぞれの違いを掲載しています。
業務上の関わりが深く、あわせて知っておきたい職種です。
素材・テキスタイル
素材要件を糸・生地・加工へ具体化し、試作評価と量産条件まで往復して開発する点が近い。素材メーカーや工場との協働、品質・原価・納期を含む調整でも共通する。
素材開発は機能・風合い・環境配慮など商品側の要求から素材全般を設計する。テキスタイル開発は糸、織り・編み、染色、仕上げの仕様と試織・試編、量産条件へ重点を置く。
素材・テキスタイル
素材メーカーとの協業・交渉を通じ、品質、機能、価格、供給量を成立させる同じ素材基盤の職務であり、企業では素材開発・調達として一体運用される場合がある。
素材開発は新素材や既存素材の機能・風合いを設計し試作改善する。素材調達は供給元選定、条件交渉、発注、安定供給と代替確保を中心に担う。
業務領域や必要なスキルが近く、経験を活かしやすい職種です。
品質管理・法規
素材開発が機能・風合い・安全性の要求と試作品を提示し、繊維試験が染色堅ろう度、強度、機能性、化学・安全性を評価して改良判断へ戻す。
素材開発は要求定義、素材設計、メーカー協業と改良判断を担う。繊維試験は規格化された試験条件で性能を測定・判定し、客観的な結果を提供する。