szu

セシリー・バンセン

Cecilie Bahnsen

デンマーク・コペンハーゲンを拠点に活動する、Cecilie Bahnsen創業者兼クリエイティブ・ディレクター。クチュールと日常着を接続するファッションデザイナー

国籍
デンマーク
主なブランド
更新

最終更新日: 2026.07.17

セシリー・バンセンについて

セシリー・バンセンは、デンマークのコペンハーゲンを拠点に活動するファッションデザイナーであり、同名ブランドの創業者兼クリエイティブ・ディレクター。クチュールとレディ・トゥ・ウェアの交差点に立ち、フランスのファインファッションに根ざした手仕事やロマンティックな装飾を、スカンジナビアのミニマリズム、軽やかさ、実用性と結びつけてきた。ブランドを象徴するのは、構築的なボリューム、パフスリーブ、ペプラム、リボン、ラッフル、スモッキング、キルティング、透けるレイヤーなどを用いた彫刻的なシルエット。白やアイボリーを基調とするエーテリアルなドレスで広く知られる一方、甘さだけに寄らない黒や深い色、陰影のある素材使いによって、女性らしさに強さと複雑さを加えている。衣服を特別な場だけのものにせず、Tシャツやデニム、スニーカーと組み合わせて日常に着られるものとして設計する姿勢が特徴で、華やかさと動きやすさを両立した日常のクチュールを提示してきた。2015年のブランド創業後は、アップサイクルのEncore、バッグ、ニットウェア、ブライダル、メイド・トゥ・オーダーへ領域を広げ、ASICSやThe North Faceとの協業では、フェミニンな装飾とスポーツ・アウトドアの機能性を接続。2025年の10周年にはアーカイブを再構成したHana-biを発表し、創業以来の美学を更新し続ける存在。

キャリアタイムライン

セシリー・バンセンとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

左右にスクロールして確認

ブランド / 役職
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
Cecilie Bahnsen クリエイティブ・ディレクター 2015 - 現在

経歴

デンマークのDanish Design Schoolで学び、在学中からAnja Vang Kragのアシスタントとして、ロイヤル・デンマーク劇場のオペラ衣装やChristian Diorのフリーランス案件に携わった。卒業後はJohn Gallianoでインターンを経験し、プリントデザイナー兼ファーストライン・アシスタントとして実務に参加。2010年にロンドンのRoyal College of Artでウィメンズウェアデザインの修士課程を学び、2011年からErdemでデザインアシスタントを務めた。
2015年、ロンドンとパリで培ったロマンスやディテールの感覚をデンマークのミニマリズムと結びつけ、コペンハーゲンで同名ブランドを創業。初期は10着ほどのドレスから始まり、Dover Street Marketによる買い付けを足がかりに、日常に着られるクチュールという独自の位置づけを築いた。2016年にはデンマークの主要デザイン賞を受賞し、2017年にはLVMH Prizeのファイナリストに選出。同年にコペンハーゲン・ファッション・ウィークで本格的なランウェイを発表し、国際的な注目を集めた。2020年にはパリ・ファッション・ウィークへデジタル形式で参加し、2022年秋冬には公式スケジュールで初のライブショーを開催。以降は、Encoreによるアーカイブ素材のアップサイクル、Chacoliとのバッグ、ASICSとのスニーカー、The North Faceとの機能的なカプセル、ブライダル、メイド・トゥ・オーダー、ニットウェアへと活動領域を拡張した。2024年以降はドレス中心の構成からデニムやセパレーツを含む総合的なワードローブへ展開し、2025年の10周年にはコペンハーゲンでHana-biを発表。アーカイブを白とシルバーで再構成し、ブランドの歩みを新たな形へ更新した。創業以来、本人が一貫してFounder and Creative Directorを務め、国際ブランドとしての成長とデザインの方向性を主導。

Cecilie Bahnsenとの関わり

2015 - 現在
クリエイティブ・ディレクター
Cecilie Bahnsenは、2015年にコペンハーゲンで同名ブランドを創業して以来、創業者兼クリエイティブ・ディレクターとしてデザインとブランド運営の中心を担う人物。前任者から引き継いだのではなく、John Galliano、Erdem、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで培ったロマンス、装飾、テキスタイルへの理解を、デンマークのミニマリズムや実用性と結びつけ、自身のブランドの基礎を築いた。初期は少数のドレスから出発し、パフスリーブ、ペプラム、リボン、ラッフル、スモッキング、キルティング、透け感のあるレイヤーなどを用いて、クチュールの手仕事と日常着の機能性を併せ持つ独自の服づくりを定着させた。甘さや少女性を前面に出しながらも、構築的なボリューム、黒や深い色の導入、アシンメトリーな構成によって、単純なロマンティックウェアにとどまらない陰影と強度を加えている。彼女の在任期においてブランドは、ドレス中心の小規模なレーベルから、バッグ、スニーカー、アウトドアウェア、デニム、ニット、ブライダル、メイド・トゥ・オーダーまでを含むワードローブへ拡張。Encoreによるアーカイブ素材の再利用や、Chacoli、ASICS、The North Faceとの協業では、ブランドのフェミニンな意匠を機能性、移動性、耐久性の領域へ翻訳した。2022年にはパリ・ファッション・ウィークで初のライブショーを行い、2025年の10周年にはアーカイブを白とシルバーの新たな形へ再構成。Cecilie Bahnsenは、ブランド固有のロマンティックなコードを守りながら、それを日常、身体の動き、クラフト、サステナビリティ、より広い商品構成へ継続的に再編集してきた存在

在任期

2015年、コペンハーゲンで自身の名を冠したブランドを設立し、創業時から現在まで一貫してデザイン責任者を務める。前任者からの交代や外部デザイナーへの権限移行ではなく、本人のキャリア形成とブランドの成長が同じ時間軸で進んだ点が特徴。初期の少数のドレスによる立ち上げから、2017年の国際的評価、2022年のパリでの実地ショー、2025年の10周年を経て、2026年現在は複数のカテゴリーと協業を統括する体制へ移行

影響

Cecilie Bahnsenは、フランス的なクチュールの手仕事と北欧的な簡潔さを組み合わせ、「日常に着られるクチュール」というブランドの認識を確立した。ドレスに集中していた初期の世界観を、バッグ、スニーカー、アウター、ニット、ブライダル、メイド・トゥ・オーダーへ広げる一方、アップサイクルやアーカイブ再編集を製品とコレクションの方法論に組み込んだ点も大きい。結果として、装飾性の高いフェミニンウェアを特別な場だけの服にせず、動きやすさ、重ね着、日常性と結びつけるブランド基盤を形成

在任中のコラボレーション

この人物が関わった期間に確認できるブランド間コラボレーションです。

2026.05

Cecilie Bahnsen UNIQLO

UNIQLO初コラボ『Shapes of Poetry』。ウィメンズに加え初のガールズラインも含め、BahnsenのポエティックなシルエットをLifeWearとして展開する。

2026.04

Cecilie Bahnsen ASICS

ASICSコラボ次章として『GEL-QUANTUM 360 I』を発表。スリップオン構造と花形カットアウト、ソフトピンク/ブラックの2色で機能性と柔らかな造形を接続。

2026.01

Cecilie Bahnsen Alpha Industries

Cecilie BahnsenとのSS26掲載コラボ。Alphaの軍用アウターを、Cecilie Bahnsenの立体的なボリューム、フェミニンなシルエット、ドレス的な構造を通じて再解釈する企画として紹介されている。

2026.01

Cecilie Bahnsen Alpha Industries

Alpha Industriesとの初コラボ。MA-1とN-2Bの3ピース構成で、レーザーカットのフローラルや“living collage”的刺繍を施し、ミリタリー外套をロマンティックに再構築。

2025.10

Cecilie Bahnsen The North Face

The North Faceコラボ第2章。『Himalayan Parka』やキルティング・ダウンスカート、再構築Denali fleece、ロープバッグなど7点をブラウン系で展開。

2025.06

Cecilie Bahnsen PORTER

2025年5月30日発表、6月5日先行発売のCECILIE BAHNSEN×PORTER。PORTERの3つの代表的シルエットをフェミニンに再解釈し、キルティング刺繍やレーザーカット等で素材感を強調する。

2025.06

Cecilie Bahnsen PORTER

PORTERとの初コラボ。ミニボンサック、ショルダーバッグ、バックパックの3型をbonded nylonとオリジナルハードウェアで再構成し、キルティング刺繍やレーザーカットのフローラルを搭載。

2025.01

Cecilie Bahnsen ASICS

ASICS SportStyle公式が“sixth chapter”と明記するCecilie Bahnsenの展開。2025年春にGEL-KAYANO 20の第6章としてリリース/展開が報じられる。

2024.09

Cecilie Bahnsen ASICS

Hypebeastが“fourth sneaker collaboration”と表現するCecilie Bahnsen x ASICS。2024年9月頃にNYFW期間中でGEL-TERRAINを含むコラボを展開。

2024.02

Cecilie Bahnsen Diemme

FW24『The Bite』でDiemmeとの協業が登場。重めの短丈ブーツを手刺繍で仕上げ、コレクション全体の“強さ”と“ロマンス”の対比を補強。

2024.02

Cecilie Bahnsen ASICS

FW24ランウェイでASICSの『GEL-TERRAIN』トレーナーを初出。リップストップメッシュ、3Dフラワー、スピードレースなどを用い3色展開で提示。

2024.02

Cecilie Bahnsen MACKINTOSH

Mackintoshとの第4弾。FW24『The Bite』で外套が再登場し、新しいコラボ相手として明記。ダークで日常寄りのアウター文脈に落とし込む。

2024.01

Cecilie Bahnsen ASICS

Cecilie BahnsenのSS24で、GEL-QUANTUM系をアップサイクル/再解釈するモデルを披露。ASICSとの継続協業の中間章として展開された。

2023.11

Cecilie Bahnsen ASICS

ASICSコラボ第3章。GT-2160の第2リリースをピンクとブルー系の2色で再提示し、11/22のグローバル展開まで展開。

2023.07

Cecilie Bahnsen ASICS

ASICSコラボ第2章。GT-2160を用い、Mary Jane風の見え方を持つフットウェアとして提案し、Bahnsenの“日常のクチュール”をスポーツ文脈に重ねた。

2023.01

Cecilie Bahnsen ASICS

Cecilie Bahnsen x ASICSの初回コラボが2023年夏に発表/展開。以後、ASICSとの継続シリーズ化が進み、コラボの世界観が複数回にわたって反映。

2022.10

Cecilie Bahnsen ASICS

ASICS『GEL-QUANTUM 360 VIII』を再解釈した女性向けモデルを発表。“サンダル化”のような構成で再設計し、発売ウィンドウは8月14日まで。

2021.11

Cecilie Bahnsen CHACOLI

Chacoliとの初バッグコラボ。Bahnsenの初バッグライン『Encore』として、Mackintoshとの過去コラボ余り生地を活用した構造的トートを中心に展開。