2013 - 継続中または終了時期不明
クリエイティブ・ディレクター
VADAの創業者兼クリエイティブ・ディレクターとして、2013年の立ち上げからブランドの核になる造形と言語を組み立ててきた人物。オースティンのスタジオを起点に、ジュエリー、アンティークの遺物、カスタム、のちのアイウェアまでを同じ編集感覚で束ね、単品の装身具ではなく、神話性と記号性をもつ世界観へ整えた。参照元は古代美術、モダンダンス、ネオクラシシズム、ニューウェーブと幅広く、その異なる文脈を金属、石、シルエット、金具のディテールに落とし込むことで、VADAらしい神秘性、ロマンス、ノスタルジーを保っている。素材選定ではリサイクルメタルやコンフリクトフリー素材を重視し、米国内と日本の職人仕事をつなぐことで、見た目だけでなく制作倫理までブランド設計の一部にしている。さらに、受注生産と小ロット制作で密度を保ちながら、選抜された取扱店へ広がる流通の見せ方も整え、二人の女性による少人数体制の中でブランドの声をぶらさない役割を担った。VADA Eyesではセルロースアセテート、手仕事の金具、チェーン留めを組み合わせ、眼鏡をジュエリーの延長として再解釈した。母方祖母の名を冠したブランド名や、家族に受け継がれたジュエリーへの感覚も取り込み、個人的な記憶をブランドの物語へ翻訳している。
在任期
2013年の創業時からVADAを率いる在任期で、創業者兼クリエイティブ・ディレクターとして現在まで継続している。初期はジュエリーとヴィンテージ、カスタムを核に据え、少人数のオースティン拠点で制作と世界観の両方を整えた。2020年にはアイウェアへ領域を広げ、ブランドの成長を同じ設計思想のままつないでいる。
影響
VADAをジュエリー中心のブランドから、眼鏡を含む広いアクセサリーブランドへ押し広げた点が大きい。2020年のVADA Eyesで、神話や古典を思わせる造形をアイウェアへ接続し、素材感や装飾の密度まで一貫した美学を打ち出した。小ロット生産と責任ある素材調達も、ブランドの信頼感と独自性を支える軸になっている。