ポール・サリッジは
Z Zegnaのクリエイティブ・ディレクターとして2011年5月に就任し、若年層寄りのメンズコレクション全般のクリエイティブを統括した。在任期はアル Alessandro Sartori の期を受け継ぐ形で始まり、サルトリアルな
テーラリング技術を土台に残しつつも、服のフォーマリティを解体してより日常的・
アウトドア寄りの解釈へと再編集する方向性を打ち出した。コレクションでは立体的なテクスチャや刺繍、
プリズム的
ディテールなどを採り入れ、表面に奥行きを与える素材表現を強めることで“デフォーマル”なメンズ像を提示した。また組織面では
Zegna Sportの要素を取り込む動きが進み、Zegna Sport出身のデザイナーと協働して機能性やスポーティなルックを導入しラインの幅を拡張した。ショーやプレゼンテーションでは着用イメージを重視する演出を行い、Pitti Uomoでのリローンチを含む発表を通じてブランドの若返りを図った。2014年に退任し、フランチェスコ・ムツィが後任に就いた。