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ポール・サリッジ

Paul Surridge

イギリス

英国出身のファッションデザイナー・クリエイティブディレクター。メンズウェアを主軸に国際的に活動

ポール・サリッジについて

英国出身のファッションデザイナー、クリエイティブ・ディレクター。メンズウェアを基軸にコレクションの設計とブランドクリエイティブの統括を行い、ロンドン、ニューヨーク、ミラノでの実務経験を持つ。ロンドンのCentral Saint Martinsで学び、カルバン・クラインやバーバリー、ジル・サンダーといったメゾンでのキャリアを経たのち、2011年から2014年にかけてZ Zegnaのクリエイティブディレクターを務め、アクネ・スタジオズのメンズコレクションでコンサルタントを務めた。2017年5月にロベルト・カヴァッリのクリエイティブ・ディレクターに就任しウィメンズのコレクションを発表、2019年に退任した。その後はブランドコンサルティングや限定コラボレーションを中心に活動し、コルネリアーニなどのプロジェクトに携わる。テーラリングの精度と素材表現を重視する作風。

キャリアタイムライン

ポール・サリッジとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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ブランド / 役職
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Z Zegna クリエイティブ・ディレクター 2011 - 2014
Roberto Cavalli クリエイティブ・ディレクター 2017 - 2019

経歴

ロンドンのCentral Saint Martins(Central Saint Martins College of Art and Design)でファッションを学び卒業。卒業後はカルバン・クラインやバーバリーなどでメンズウェアの実務に携わった。
1990年代にカルバン・クラインでキャリアを開始し、その後2003年から2007年はクリストファー・ベイリーの下でバーバリーに所属した。2007年にラフ・シモンズのもとジル・サンダーのメンズ部門デザインディレクターに就任し、2011年にはZ Zegnaのクリエイティブディレクターに抜擢され2014年まで在任した。以降はアクネ・スタジオズのメンズコレクションコンサルタントを務め、2017年5月にロベルト・カヴァッリのクリエイティブ・ディレクターに就任、2018年春夏コレクション(発表は2017年9月)でデビューしたが、2019年3月に退任した。退任後はブランドコンサルティングやカプセルコレクションを中心に活動し、2022年からコルネリアーニの『Corneliani Circle』プロジェクトを手掛けたほか、ロロ・ピアーナとの協働報道や、2025年にプラダに加わるとの報道も出ている(報道ベース)。

Roberto Cavalliとの関わり

2017 - 2019

クリエイティブ・ディレクター

ロベルト・カヴァリにおけるクリエイティブ・ディレクター。2017年5月10日に就任し、グループ全ブランドと全クリエイティブ機能の統括を任された。前任のピーター・ダンダスの退任後に迎えられ、創業以来のアニマルプリントや夜のグラマラスなコードを継承しつつ、それらを現代のワードローブへ翻訳する役割を担った。セントラル・セント・マーティンズでの教育とカルバン・クライン、バーバリー、ジル・サンダー、Z Zegnaでの経験を背景に、素材感とテーラリングを重視した表現を持ち込んだ。ミラノでの2018年春夏(SS18)で本格デビューを行い、コレクションではアニマル柄の簡素化や色調の抑制、身体に沿うシルエットと着用性を軸にした“現代的な官能性”を提示した。ウィメンズに加えメンズやジャスト・カヴァリなどサブラインの横断的な整備、さらに店舗デザインやブランドパッケージの見直しといったブランド体験の再設計にも関与したが、2019年3月25日に離任を表明し、短期間でのリブランディング期を主導して退任した。

在任期

就任は2017年5月10日、離任は2019年3月25日という約22か月の在任期間。ピーター・ダンダスの後任として迎えられ、所有者側による再編や収益改善の圧力下でブランドの方向性を再設定する任務を与えられた。就任後すぐに2018年春夏コレクションで本格的にクリエイティブ方針を示し、ウィメンズ/メンズ/サブラインを横断するデザイン体制の再構築とブランド表現の整理を短期集中で進めたのち、2019年3月に離任を表明して任期を終えた。

影響

在任中の代表的な変化は、カヴァリの象徴であるアニマルプリントやバロック的な過剰さを残しつつ、プリントの簡素化や色味の抑制、日常性を意識したワードローブ提案へトーンを移した点に集約される。またメンズ再整備やサブブランドの横断的管理、店舗・パッケージの刷新を通じてブランド体験を再設計する動きを進めた。一方で在任期間は短く、経営再編や所有権移動といった外部要因の影響下での試行にとどまった側面もある。

Z Zegnaとの関わり

2011 - 2014

クリエイティブ・ディレクター

ポール・サリッジはZ Zegnaのクリエイティブ・ディレクターとして2011年5月に就任し、若年層寄りのメンズコレクション全般のクリエイティブを統括した。在任期はアル Alessandro Sartori の期を受け継ぐ形で始まり、サルトリアルなテーラリング技術を土台に残しつつも、服のフォーマリティを解体してより日常的・アウトドア寄りの解釈へと再編集する方向性を打ち出した。コレクションでは立体的なテクスチャや刺繍、プリズム的ディテールなどを採り入れ、表面に奥行きを与える素材表現を強めることで“デフォーマル”なメンズ像を提示した。また組織面ではZegna Sportの要素を取り込む動きが進み、Zegna Sport出身のデザイナーと協働して機能性やスポーティなルックを導入しラインの幅を拡張した。ショーやプレゼンテーションでは着用イメージを重視する演出を行い、Pitti Uomoでのリローンチを含む発表を通じてブランドの若返りを図った。2014年に退任し、フランチェスコ・ムツィが後任に就いた。

在任期

2011年5月にZ Zegnaのクリエイティブ・ディレクターに就任し、約3年間在任した。就任はアル Alessandro Sartori の交代を受ける形で行われ、Jil Sanderなどでのメンズ経験を背景に若年層寄りのライン再定義を担った。在任中はブランドのリローンチやZegna Sportとの統合といった組織的な再編期に重なり、2014年に退任してフランチェスコ・ムツィへと引き継がれた。

影響

サリッジ在任期の主な影響は、Z Zegnaのデザイン重心をフォーマル一辺倒から“デフォーマル”かつ機能性を含む日常的なメンズワードローブへとシフトさせた点にある。立体的テクスチャや装飾の導入、スポーティ要素の組み込みによりプロダクトの表情と用途の幅が広がり、若年層やアクティブ層への訴求力が強まった。これらの変化はPitti Uomoでの発表などリローンチの文脈と、Zegna Sport統合やデザインチームの移行といった組織的な動きと併行して進んだ。

関連ブランド

関連する人物

Roberto Cavalli

2015 - 2016

ピーター・ダンダス

クリエイティブ・ディレクター

Peter Dundas

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