2015 - 継続中または終了時期不明
アーティスティック・ディレクター
2015年春夏の立ち上げ期からAURALEEのアーティスティック・ディレクターを担う創設者で、ブランドの方向性を素材研究から発信の場づくりまで一体で統括する立場。生地問屋由来の出自を踏まえながら、流行の強さで見せるのではなく、原料選定、糸、織り、染め、加工を起点に服を立ち上げる方法を固めた。毎シーズンの出発点をテーマよりも手触りや質感に置き、完成した生地に合わせてシルエットやディテールを調整することで、素材の個性がそのまま服の輪郭になる設計へと再編集している。色の振れ幅は穏やかでも、生成の工程は緻密で、国内外の織り手や生産背景と対話しながら、理想の原料や風合いを探す姿勢を継続してきた。さらに、直営店の開設やパリでのコレクション発表へつながる発信まで含め、AURALEEの世界観を日常に溶け込む実用品としても、静かな美意識を伝えるブランド表現としても成立させてきた。
在任期
2015年春夏にAURALEEを始動して以来、継続してアーティスティック・ディレクターを担う。立ち上げ初期は素材とシルエットの研究を軸にブランド像を固め、直営店の開設やパリでの発表を通じて発信の幅を広げた。創設から現在まで、ブランドの核をつくる役割が一貫している。
影響
AURALEEを、素材研究とオリジナル生地開発を中心に据えるブランドとして定着させた。穏やかな色調、端正なシルエット、長く着られるワードローブという美点を明確にし、2017年の直営店、2019年のパリ発表へつながるブランドの見せ方も強めた。結果として、AURALEEの輪郭は、静かな佇まいの中に精度と説得力を宿す方向へ磨かれた。