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河野 貴之

コウノ タカユキ

Takayuki Kono

日本 1985 現在

日本のファッションデザイナー。UNDECORATEDのデザイナーを務め、nōko Inc.を主宰する。

最終更新日: 2026.04.15

河野 貴之について

河野貴之は、日本のファッションデザイナー。2008年にgroundfloorへ入り、yoshiokuboと前身のUNDECORATED MANを手がける久保嘉男のもとで企画・生産アシスタントを務め、少人数体制の現場で生産、営業、出荷まで一連の工程を経験した。2016年秋冬からUNDECORATED MANのデザイナーを引き継ぎ、2018年のブランド名変更後もUNDECORATEDを率いている。素材の持ち味を生かし、飾りを抑えたクリーンな服づくりを軸に、メンズとウィメンズの両コレクションを展開してきた。近年はライフスタイル提案型の『とUNDECORATED』も展開し、陶芸家やガラス作家、ヴィンテージウォッチなど異分野との協業を重ねる。2023年10月にはnōko Inc.を設立し、服づくりに加えて、売り方や見せ方まで含めたデザインへ活動領域を広げている。

キャリアタイムライン

河野 貴之とブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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UNDECORATED MAN デザイナー 2016 - 2018
UNDECORATED デザイナー 2018 - 継続中または終了年不明

経歴

玉川大学で経営学を学び、卒業後は服飾の専門学校や留学を経ずに就職を選んだ。2008年にgroundfloorへ入社し、yoshiokuboで企画・生産アシスタントとして商品企画、生産、営業、出荷まで実務を一通り経験し、現場で服づくりの基礎を身につけた。
1985年埼玉県出身。2008年にgroundfloorへ入り、yoshiokuboと前身のUNDECORATED MANを手がける久保嘉男のもとで企画・生産アシスタントを務め、少人数の現場で生産、営業、出荷まで服が店頭に並ぶまでの工程を経験した。ブランドを引き継ぐ約3年前からは「yoshiokubo」と「UNDECORATED MAN」の企画にも本格的に参画し、デザイン提案を重ねている。2016年秋冬からUNDECORATED MANのデザイナーに就任し、2018年のブランド名変更後もUNDECORATEDを率いてきた。2021年の取材では、服そのものだけでなく、どう見せ、どう売るかまで含めてデザインする意識を語っている。2022年以降は『とUNDECORATED』を通じて陶芸家やガラス作家、ヴィンテージウォッチなど異分野との協業を広げ、2023年10月には自身の会社nōko Inc.を設立した。衣服づくりを起点に、制作、発信、流通までを横断する活動へと展開している。

UNDECORATEDとの関わり

2018 - 継続中または終了年不明

デザイナー

UNDECORATEDのデザイナーとして、前身UNDECORATED MANから続くものづくりを引き継ぎ、ブランド名の改称とともに体制を整えた人物。アシスタント時代から久保嘉男の下で全工程に関わり、企画提案と試作を重ねてきた経験を土台に、2018年秋冬以降は飾らないという名前の意味を、装飾を削ったミニマルさだけでなく、素材の選び方、縫製の精度、着たときの抜け感まで含む設計思想として再編集した。3年ほど前から yoshiokubo と UNDECORATED MAN の企画にも深く入り、継続して提案を重ねていたため、交代は断絶ではなく、積み上げた提案をブランドの名義に結び直す移行だった。メンズ起点の静かな佇まいは残しながら、シルエットやサイズ設計を見直し、女性が着たときのルーズさやユニセックスの振る舞いまで視野に入れてブランドの輪郭を広げた。さらに、生地を先に決めてから服を組み立てる発想で、素材の表情や肌当たり、日常での扱いやすさが前に出るように構成し、見た目の派手さより着たときの説得力で魅せる方向へ整理した。国内の生地屋や機屋の技術を背景に置きながら、良い素材を次世代へつなぐ橋渡し役としての役割も担い、静かな服の中に生産背景と思想が読めるUNDECORATEDへ育てた。2018年の改称時にはウィメンズを加え、サイズも0を追加することで、メンズブランドの延長ではない読み替えを行った。定番のシャツやジャケットでも、余白の取り方やラインの見え方を調整し、肩の力を抜いた着こなしの中にきちんとした構築性が残るようにしている。

在任期

2016年秋冬に前身を引き継いでから準備を重ね、2018年秋冬のブランド改称を節目にUNDECORATEDの現行体制を固めた。就任前から数シーズンにわたり企画提案を続けていたため、交代は急な刷新ではなく、現場で積み上げた方向性を正式なブランド名へつなぎ直す移行だった。2018年にはウィメンズとサイズ再編も加わり、ブランドの再出発を形にした。

影響

メンズ起点の静かな服づくりを、素材主導のユニセックスなブランドへ広げた影響が大きい。ウィメンズ追加とサイズ拡張で守備範囲を広げながら、素材の質感、国内生産、生地開発を前面に置くことで、見た目は抑制的でも思想の読めるブランド像を強めた。海外展開を視野に入れつつも、強さより素材価値を伝える姿勢を明確にした点が、UNDECORATEDの輪郭を決めている。

UNDECORATED MANとの関わり

2016 - 2018

デザイナー

UNDECORATED MANでは、久保嘉男からメンズラインの設計を受け継いだデザイナーとして、ブランドの核を保ちながら次の輪郭を与えた。2008年から久保の下で企画・生産アシスタントを務め、就任前の約3年はyoshiokuboとUNDECORATED MANの企画に深く入り込み、毎シーズン大量の提案を重ねていた流れの延長で、2016年秋冬からデザイナーに就任している。引き継いだのは名義だけではなく、ブランドが大切にしてきた「飾らない」価値観そのものだった。以後は、切り替えや装飾で見せる従来の表情をなぞるのではなく、素材の質感、パターンの精度、縫製の細部を前面に出し、着たときにだけ輪郭が立つ服へ組み替えた。その結果、見た目の強さよりも、着用者が内側で感じる素材の感動や完成度で選ばれるワードローブへと傾け、カジュアルとフォーマルをまたぐシルエットや、日常で長く着られる実用性を整えた。ブランドを素材のためにデザインされたワードローブへ再編集していった一方で、2018年以降の改称へつながる再編の起点も担った。

在任期

2016年秋冬シーズンにUNDECORATED MANのデザイナーへ就任した時期で、就任前から約3年は企画段階で久保嘉男に提案を重ねていた。2008年から久保のもとで企画・生産アシスタントを務めてきた流れを受け、外部招聘ではなく内部からの継承として移行した在任期であり、UNDECORATED MANからUNDECORATEDへ広がるブランド再編の起点になった。

影響

ブランドの重心を、切り替えの多いメンズ発想から、素材・パターン・縫製を核にした静かなワードローブへ移した点が大きい。2016年のデザイナー交代後はコンセプトが更新され、2018年の改称とウィメンズ導入へ続く再編の流れが形になった。UNDECORATED MANを、日常に根ざしたタイムレスなブランドとして再定義した転換期の担い手。

関連する人物

UNDECORATED MAN

2008 - 2016

久保 嘉男

デザイナー

クボ ヨシオ

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