2001 - 現在
デザイナー
山岸稔明は、2001年の創業以来YELLOWS PLUSのデザイナーとしてブランドの中核を担い、現在もクリエイティブディレクターとして全体の方向性を主導する人物。デザイナーの交代によってブランドを引き継いだのではなく、自ら立ち上げたブランドの思想と造形を長期にわたり更新してきた。創業当初は機能性を前面に出した方向へ進んだものの、2002年にコンセプトを修正し、2003年のリスタートを通じて、肩の張らないクラシックを基盤とする現在の輪郭を形成。レザーテンプルやスマートなメタルテンプルなどの試みを通じて、クラシックを単なる復古ではなく、現代の生活に適した必然的な形として再編集した。福井の眼鏡産地に根ざした職人仕事や日本製の精度を設計思想に組み込み、1mm、1度の差異まで意識したプロダクトづくりを継続。2021年以降の公式コレクションでも、BACK TO BASIC、CITY LIGHTS、DETAILS、EXPANDとテーマを変化させながら、上質の様式美と長く使える造形を一貫して発展させている。流行を直接追うのではなく、時代性を取り込みながら次世代に渡せるクラシックを構築することが、山岸のYELLOWS PLUSにおける主要な役割
在任期
2001年にYELLOWS PLUSを立ち上げて以来、山岸稔明はブランドの創業者兼デザイナーとして継続的に在任。創業初期には機能性寄りの方向性を試みたが、2002年のコンセプト修正と2003年のリスタートを経て、クラシックを軸とするブランドへ移行した。2004年の香港展示会を転機に海外からの反応も得て、以後は福井の生産背景と国際的な審美性を結びつけながら活動。2021年以降も公式コレクションでCreative Directorとしてクレジットされ、交代ではなく同一人物による継続的な発展の期間
影響
山岸稔明は、YELLOWS PLUSを流行性や過剰な装飾に依存しない、上質で控えめなクラシックを基盤とするアイウェアブランドへ定着させた。創業初期の方向転換によってブランドの核を明確にし、レザーテンプルなどの素材・構造上の試みを通じてクラシックの再解釈を提示。福井の職人技と日本製の精度をブランド価値に結びつけ、長期使用を前提とした造形と品質の評価を形成した。近年は基本、都市、ディテール、拡張をテーマに展開しながら、根本の美意識を保ったまま表現領域を広げている