19世紀とオートクチュールの成立
19世紀後半のパリでは、宮廷や上流層の装いを背景に、注文服を専門的な創造産業として扱う流れが強まりました。シャルル・フレデリック・ウォルトは1858年にパリでクチュールメゾンを開き、1868年には後のフランス・オートクチュール制度につながる職業組織の基礎が作られます。デザイナー名、アトリエ、顧客ごとの仕立てが結びつき、パリをファッションの中心として見せる土台になりました。
フランスのファッションブランド一覧です。ブランド概要、創業年、カテゴリを掲載しています。
フランスの概要
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マリ・クレール・フードは、フランスの女性誌『marie claire』が2020年に展開した料理特化の特別刊(ホースシリーズ)。...
Marie Claire Idées(マリ・クレール・イデーズ)は、フランスのGroupe Marie Claireの雑誌で、1991年に創設された。 デ...
マリー・クレール・メゾンは、フランスで1967年に創刊されたインテリア&デコレーションのライフスタイル媒体。 現実の...
マリ・クレール・レスピレーションは、フランスのGroupe Marie Claireが2020年に立ち上げた『マリ・クレール』のウェル...
マリーン・セル(Marine Serre)は、フランスのデザイナー、マリーン・セルが2017年に創設したブランド。使用済みの素材...
メガネアンドミー(Megane and Me)は、デザイナー塚越清香が2013年にパリでデビューしたアイウェアブランド。メガネ(...
Mes Demoiselles(メドモワゼル)は、2006年にAnita Radovanovicがパリのル・マレ地区(45 rue Charlot)のアトリエから...
メタ・カンパニア・コレクティブは、2020年にジョン・ストラッスバーグとハイコ・ケイナトが創設したパリ発のブランド。...
MICHEL VIVIEN(ミシェル・ヴィヴィアン)は、フランス人シューズデザイナーのミシェル・ヴィヴィアンが1998年に立ち上...
MIKLI STUDIO(ミクリ・スタジオ)は、フランスのアイウェアデザイナーAlain Mikliが2005年に立ち上げたサブブランド兼...
Mikli par Mikli(ミクリ・パー・ミクリ)は、フランス発のアイウェア・サブブランド。デザイナーAlain Mikli(本名Alai...
Miklivision(ミクリヴィジョン)は、フランスの眼鏡デザイナーAlain Mikli(アラン・ミクリ)によるプロジェクト/ライ...
Mini Me by Jacquemus(ミニ・ミー・バイ・ジャックムス)は、フランス発のキッズ向けカプセルライン。親ブランドJacque...
Miss Dior(ミス・ディオール)は、フランスのメゾンDIORが1947年に発表したフレグランス名で、創設者クリスチャン・デ...
Modern Vintage(モダン・ヴィンテージ/ソニア・リキエル)は、フランス・パリ発のSonia Rykielのサブライン。2000年に...
モンクレール(Moncler、フランス発祥)のコラボレーションとして、2020年にデザイナーのリック・オウエンスとの取り組...
Moncler Enfant(モンクレール・アンファン)は、1952年にフランスのモネスティエ=ド=クレルモンで誕生したMonclerが...
Moncler Lunettes(モンクレール・ルネット)は、1952年にフランスで創業したMonclerが2013年に立ち上げたアイウェアラ...
モンクレール×ポルドは、Moncler Geniusの文脈でPoldo Dog Coutureと組んだ犬用ミニコレクション。2019年11月に発売され...
N(エヌ)は、フランスのバッグブランドHervé Chapelier(エルベ・シャプリエ)が1985年に発表したナイロンのカバ(舟型...
ニコラ・アンドレア・タラリス(Nicolas Andreas Taralis)は、2004年にパリ(フランス)で自身の名を冠したコレクショ...
ニナ・ニナ・リッチ(NINA NINA RICCI)は、フランスのメゾン「ニナ リッチ」のコンテンポラリーラインとして2017SSシー...
NINA&JULES(ニナ・エ・ジュール)は、フランス人夫婦セルジュ&ダニエル・コルベイが2008年に立ち上げたスターリングシ...
ナルシソ・ロドリゲス・フォーハー(for her)は、原産地フランスで2003年にファッションデザイナーのナルシソ・ロドリ...
Nasaseasons(ナサシーズンズ)は、2014年にパリの若者たちの集団から始まった、刺繍入りキャップを中心に展開するスト...
ニナ・リッチ(Nina Ricci)は、マリア“ニナ”・リッチと息子ロベールが1932年にパリで創設したフランスのメゾン。パリの...
ヌール・ハムール(Nour Hammour)は2013年、ヌール・ハムールとエリン・ウェブがパリで立ち上げたラグジュアリーアウタ...
OAMC(ルーク・メイヤーとアルノー・フェーが2013年に共同で立ち上げ、パリでデザインされるメンズウェアレーベル)のプ...
オルファクティヴ・ストゥディオ(OLFACTIVE STUDIO)は、2011年9月にパリでローンチしたフレグランスブランド。創設者...
Odile Lançon(オディール・ランコン)は、フランス人デザイナーのオディール・ランコン(1949年生まれ)が1984年に設立...
オフィシーヌ・ジェネラル(Officine Générale)は2012年にピエール・マエオが立ち上げた、パリ(サン=ジェルマン=デ...
OLYMPIA LE-TAN(オリンピア・ル・タン)は、2009年にオリンピア・ル・タンとグレゴリー・ベルナールがフランス・パリで...
パルファム・ジバンシイ(PARFUMS GIVENCHY)は、1957年にユベール・ド・ジバンシィがフランスで設立した香水・化粧品ブ...
ポール・アンド・ジョー・パリは、1995年にパリのデザイナー、ソフィー・メシャリーが立ち上げたフランスのファッション...
PETIT BATEAU(プチ・バトー)は、1893年にピエール・バルトンがフランス・トロワで創業した衣料ブランド。ベビー・キッ...
1989年にパリで創業したジュエリーブランド。彫刻的なメタル使いのリング、ブレスレット、ピアスで知られる。
PIERRE HARDY PLANET(ピエール・アルディ・プラネット)は、フランス発のラグジュアリーフットウェア&アクセサリーブ...
ポンデシャロン(PONT DE CHALONS)は、パリから150km南東のセーヌ川に面した町トロワのニットファクトリー「BONNETERIE...
PP(ピー・ピー)Hervé Chapelier(エルベ・シャプリエ)は、フランス・パリで1976年にエルベ・シャプリエが創設したバ...
PRINCESSE tam.tam(プリンセス・タム・タム)は、1985年にルミア・ヒリジーとシャーマ・ヒリジー姉妹がパリのRue Bréa...
パンテール・ドゥ・カルティエは、フランスのカルティエが展開するパンサー由来のコレクション。1983年に時計として登場...
Paraboot Pro(パラブーツ・プロ)は、フランスのRichard‑Pontvert社が展開するプロフェッショナル向けシューズライン。...
Parfums Paco Rabanne(パルファム・パコ・ラバンヌ)は、デザイナーPaco Rabanneと香水メーカーPuigの協業によりフラン...
パリ・サンジェルマンFC(パリ・サンジェルマン)は、フランスのパリを本拠地にするプロサッカークラブ。1970年にパリFC...
パシャ・ドゥ・カルティエは、1847年にパリで創業したカルティエのサブラインで、1985年に登場した時計コレクションを起...
ソフィー・メシャリーが手がけるフランスのファッションブランド。フレンチカジュアルを軸に、花柄や遊び心あるディテー...
ポール&ジョー アール・ドゥ・ラ・ターブルは、パリを拠点にしたフランスのメゾンPAUL & JOEが展開するテーブルウェア...
ポール&ジョー・ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)は、フランス・パリ生まれのデザイナー ソフィー・メシャリーが提案するコ...
ポール&ジョー・アイウェア(Paul & Joe Eyewear)は、パリ発のフランスのファッションブランド「ポール&ジョー」のア...
ポール&ジョー オム(Paul & Joe Homme)は、Sophie Mechalyが1995年に立ち上げたポール&ジョーのメンズライン。公式...
ポール・アンド・ジョー・シスター(PAUL & JOE SISTER)は、フランスのデザイナー ソフィー・メシャリー(Sophie Mecha...
OAMCのPEACEMAKERラインとして知られる、ミリタリーやワークの要素を取り入れたコンテンポラリーなファッションライン。
Peachoo + Krejberg(ピーチョー・クレイバーグ)は、2004年にデザイナーのピーチョー・ダトワニ(Peachoo Datwani)と...
Peggy Huynh Kinh(ペギー・フイン・キン)は、フランス・パリを拠点にデザイナーのペギー・フイン・キンが1996年に創設...
Perfect Moment(パーフェクト・モーメント)は、1984年にフランス・シャモニーの山岳地帯で始まった、ハイパフォーマン...
フィリップ・モデル・パリ(フィリップ・モデル)は1978年にパリで誕生したブランド。メンズ/ウィメンズのスニーカーを...
Pierre Balmain(ピエール・バルマン)は、フランス発祥で、歴史あるメゾンBalmainが2011年に立ち上げたディフュージョ...
ピエール・カルダン(Pierre Cardin、ピエール・カルダン)は、デザイナーのピエール・カルダンが1950年にフランスで立...
ピエール・カルダン・エヴォリューションは、フランス・パリを拠点に1991年に設立された企業(事業体)。Safiloとのライ...
ピエール・カルダンのライセンスによるアイウェアライン。フレンチシックなメガネやサングラスを展開する。
ピエール・カルダン・ヘリテージ(Héritage)は、ピエール・カルダンが1950年にパリで創設したクチュール・メゾンの「ア...
ピエール・カルダン・セレクション(Pierre Cardin Selection)は、ピエール・カルダンが1950年にパリで創設したメゾンP...
PIERRE COURTIAL(ピエール・クルティアル)は、フランス人デザイナーのピエール・クルティアルが2021年にパリで立ち上...
PIERRE HARDY(ピエール・アルディ)は、フランス・パリ出身のデザイナー、ピエール・アルディが1999年に設立したアクセ...
ピエール・ルイ・マシア(Pierre-Louis Mascia)は、フランス・トゥールーズ出身のイラストレーター、ピエール=ルイ・...
ポエム・ボヘミアン(Poème Bohémien)は、ニコロ・チェスキ・ベリーニ(Nicolo Ceschi Berrini)が2005年にパリで立ち...
プラダ パラドックス(Prada Paradoxe/プラダ パラドックス)は、PRADA(プラダ)傘下のレディース向けオーデパルファ...
プルミエール・ドゥ・カルティエは、フランス・パリ発のカルティエが展開するアイウェアコレクション。1983年に始まった...
RANCÉ(ランセ)は、フランス南部グラースで1795年に調香師フランソワ・ランセが香料研究所を設立したことに始まるメゾ...
REGENERATION(リジェネレーション)は、フランス発のマリーン・セル(Marine Serre)によるアップサイクルのプロセス/...
ロシャス(Rochas/ロシャス)は、マルセル・ロシャが1925年にパリで設立したフランスのメゾン。クチュールやレディ・ト...
Rabanne Beauty(ラバンヌ・ビューティー)は、フランス発祥のメゾンRabanne(創業者パコ・ラバンヌ)が2023年に立ち上...
Rue Rancé(リュー・ランセ)は、RANCÉが展開するオードトワレ中心のフレグランスコレクション。2003年にグラースの「ラ...
Rykiel Enfant(リキエル・アンファン)は、フランス・パリ発の子供服ライン。1983年にナタリー・リキエルが自身の妊娠...
Rykiel Homme(リキエル・オム)は、ソニア・リキエル(Sonia Rykiel)が1990年に立ち上げたフランス発のメンズライン。...
S.T.デュポン(エス・ティー・デュポン)は、1872年にサイモン・ティソ・デュポンがフランス・パリでレザークラフトの工...
SAINT LAURENT RIVE GAUCHE(サン・ローラン・リヴ・ゴーシュ)は、イヴ・サンローランとピエール・ベルジェらが1966年...
フランスのファッションは、パリを中心に発展してきたオートクチュール、香水やレザーグッズを含むラグジュアリー文化、そしてプレタポルテの広がりが重なって形づくられてきました。装飾性や職人技だけでなく、時代ごとの身体観、都市生活、アート、産業の仕組みがブランドの表現に深く関わっている点が特徴です。
19世紀後半のパリでは、宮廷や上流層の装いを背景に、注文服を専門的な創造産業として扱う流れが強まりました。シャルル・フレデリック・ウォルトは1858年にパリでクチュールメゾンを開き、1868年には後のフランス・オートクチュール制度につながる職業組織の基礎が作られます。デザイナー名、アトリエ、顧客ごとの仕立てが結びつき、パリをファッションの中心として見せる土台になりました。
第二次世界大戦中は素材不足や制約によって多くのメゾンが影響を受けましたが、戦後のパリは再びクチュールの中心性を取り戻していきます。1945年には「Haute Couture」が法的に管理される呼称となり、1947年にはクリスチャン・ディオールの初コレクションがニュールックとして注目されました。細いウエスト、量感のあるスカート、手仕事を生かした構築的な服は、戦後のフランス・モードを象徴する出来事のひとつです。
1960年代には、オートクチュールの格式を保ちながら、若い世代や都市生活に向けた新しい服の考え方が広がりました。クレージュ、ピエール・カルダン、パコ・ラバンヌらは未来的なシルエットや素材感で時代の空気を映し、イヴ・サンローランは1966年に女性のためのスモーキングを発表し、同年に自身の名を冠したプレタポルテのブティックを開きました。フランスのファッションが、クチュールだけでなく現代的な生活の服へ広がった時期です。
1970年代には、クチュリエとファッションデザイナーによるプレタポルテの組織化が進み、1973年には関連する職業組織が設立されました。既製服でありながらデザイナーの表現やメゾンの方針を伝えるプレタポルテは、パリのモードをより多くの人に開く役割を持ちます。1980年代には、メゾンの国際展開や広告、ショーの演出が強まり、フランス発のブランドは文化とビジネスの両面で存在感を増していきました。
1990年代から2000年代にかけては、歴史あるメゾンの再解釈と、新しいデザイナーによる実験性が並行して進みました。アーカイブを現代のシルエットへ読み替える動き、ラグジュアリーグループによる国際的な展開、バッグ、靴、香水、ジュエリーまで含めたブランド体験の設計が重要になります。フランスのファッションは、服そのものだけでなく、メゾン全体の特徴や表現をどう継承し更新するかが問われる領域になりました。
2010年代以降は、SNSやECによってコレクションの伝わり方が変わり、パリ・ファッションウィークやオートクチュール・ウィークの発信力もデジタル上で広がりました。一方で、アトリエの手仕事、素材の選び方、サステナビリティ、ジェンダーを固定しない表現、若手デザイナー支援なども重要なテーマになっています。伝統を守るだけでなく、社会や生活の変化に応じて更新する姿勢が現在のフランスのブランドを見分ける手がかりです。
現在のフランスのファッションブランドは、オートクチュール、ラグジュアリー、プレタポルテ、ストリート、バッグ、ジュエリー、ライフスタイル領域まで幅広く存在しています。同じフランス発でも、歴史あるメゾン、若手デザイナー、職人性を打ち出すブランド、日常着に近いブランドでは背景が大きく異なります。創業年代や分野別に見ていくことで、パリを中心とするフランス・モードの厚みをつかみやすくなります。