ファッションの職種

OEM・ODM生産管理

OEM/ODM Production Management

受託生産で、仕様、見積、サンプル、工場、量産、納期を管理する職種。

この職種について

OEM・ODM生産管理は、取引先ブランドから受託した商品を、仕様確定から納品まで進行する職種です。OEMでは依頼仕様を正確に量産し、ODMでは企画提案や素材提案を含む場合があります。自社ブランドの生産管理よりも、取引先、営業、工場の三者間調整が多い点が特徴です。

主な仕事内容

  1. 01

    取引先仕様確認

    依頼内容、品質基準、納期、価格条件を確認し、工場へ伝える前に不明点を潰す。

  2. 02

    サンプル・見積管理

    サンプル作成、見積取得、修正内容を管理し、取引先の判断を支える。

  3. 03

    工場選定・配分

    商品特性、納期、価格に合わせて適切な生産背景を選ぶ。

  4. 04

    納期報告・調整

    進捗や遅延リスクを取引先へ共有し、必要な調整案を出す。

必要なスキル

三者間調整力

取引先、営業、工場の意見を整理し、実行可能な条件へまとめる力。

見積理解

工賃、素材、副資材、ロス、物流を踏まえた見積を読み解く力。

リスク管理

仕様変更、資材遅れ、不良、納期遅延を早期に発見して対処する力。

目指し方

目指すには、OEM企業、商社、アパレル生産管理で、サンプル依頼、見積、仕様確認、工場連絡を経験するのが近道です。縫製、素材、原価、納期、品質基準に加え、取引先への報告や交渉を行うためのコミュニケーション力が必要です。海外工場を扱う場合は英語や中国語、貿易の基礎も補助になります。取引先の希望、企画意図、工場条件のずれを早期に見つけて調整できると、案件の主担当として信頼されます。

資格・経験

  • OEM・ODM生産経験

    推奨

    受託生産で取引先と工場を調整した経験。

  • 語学・貿易知識

    あると役立つ

    海外工場や輸入納品を扱う場合に役立つ基礎。

主な職場

OEM・ODM企業

複数ブランドの受託生産を、仕様から納品まで進行する。

繊維商社の生産部門

素材調達と海外生産を組み合わせ、取引先へ商品を供給する。

働き方

OEM・ODM会社、繊維商社、メーカーの受託生産部門で働きます。営業、企画、工場、検品所と連携し、取引先ごとの仕様や納期条件を細かく管理します。取引先と工場の間で情報の解像度をそろえ、認識違いを早い段階でつぶしていきます。

キャリア

経験を積むと生産管理責任者、OEM営業、商品開発、海外生産拠点管理へ広がります。企画提案力が強い人はODMプランナーや企画営業へ進むこともあります。顧客と工場の双方を理解した経験は、受託生産の営業や企画提案にも展開しやすい資産です。

関連する職種とキャリア

関連職種、隣接職種、次のキャリア候補と、それぞれの違いを掲載しています。

関連職種

業務上の関わりが深く、あわせて知っておきたい職種です。

生産管理

生産管理・調達

どちらも仕様、サンプル、工場、生産計画、原価、品質、納期をつなぎ、商品条件を量産・納品へ落とし込む。QCDを統合して進行する職務の核が近い。

この職種との違い

生産管理は自社ブランドの商品計画に沿う社内外調整が中心。OEM・ODM生産管理は外部顧客の要望、提案・商談、受注条件を受けて工場と量産を組み立てる。

隣接職種

業務領域や必要なスキルが近く、経験を活かしやすい職種です。

OEM・ODM営業

営業・卸

顧客への企画提案・受注から仕様確定、工場発注、原価、生産日程、納品までが一つのOEM・ODM案件として連続し、営業と生産管理が密接に受け渡す。

この職種との違い

OEM・ODM営業は顧客開拓、提案、商談、受注、売上責任が中心。OEM・ODM生産管理は仕様、サンプル、工場、原価、品質、納期を管理して受注内容を製品化する。

商品開発

生産管理・調達

顧客・企画の要求を仕様、素材、サンプル、原価、製造条件へ変換し、量産可能な商品として成立させる工程で連続する。

この職種との違い

OEM・ODM生産管理は外部顧客と工場の間で案件全体のQCDと納品を統括する。商品開発は商品仕様、素材、試作、フィット、原価を詰め、商品化・量産準備を成立させる。