2017 - 2025
クリエイティブ・ディレクター
クリエイティブ・ディレクターとして2017年12月にMugler(ミュグレー)に就任し、ブランドのアーカイブ言語と舞台的身体表現を統括した。前任のデイヴィッド・コマからバトンを受け取り、ティエリー・ミュグレー由来のボディコンシャスな美学やコルセット、カットアウトといったアーカイブコードを継承しつつ、それらを現代のパフォーマンスと結び付けて再解釈した。 在任中は構築的なテーラリングと透け感のあるパネルワークを軸に彫刻的なシルエットを提示し、ランウェイ演出、映像制作、アーティストのステージ衣装を横断することでブランドの視覚言語を拡張した。2023年にはH&Mとの協業を率いてアーカイブの限定リメイクとマス向けプロダクトを同時に提示する戦略を採り、ブランドの到達範囲を大幅に拡大した。デュア・リパやミーガン・ジー・スタリオンらのステージ衣装制作やミュージックビデオ監修を通じてポップカルチャーへの接続を深め、Muglerの“身体性”を現代へ再定義した。 ランウェイはパンデミック後に再開し、2023年の公演では多様なキャスティングとシネマティックな演出で注目を集めた。2025年春の退任・移行に至るまで、アーカイブの継承と現代的パフォーマンス表現の橋渡し役を務めた。
在任期
2017年12月にクリエイティブ・ディレクター就任が発表され、2018年以降に本格的なコレクション発表を開始した。就任期中には2020年のブランド所有権移行(クラランス→ロレアル)という企業的変化を経てコレクション運営とコラボ戦略を推進した。2023年のH&Mコラボでマス向け展開を行い、2025年3月末に退任、後任のミゲル・カストロ・フレイタスは2025年4月1日付で就任した。