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Nicola Formichetti

ニコラ・フォルミケッティ

日本 1977 現在

イタリア系日本人のクリエイティブディレクター・デザイナー・スタイリスト(国際活動)。

Nicola Formichettiについて

クリエイティブディレクター/デザイナー/スタイリスト。イタリア系日本人として国際的に活動し、主要拠点をニューヨーク/ロサンゼルスに置く。 1977年に東京で生まれ、ローマのインターナショナルスクールSt. Stephen's Schoolで学んだ後、若年期にロンドンへ渡って建築を学ぶために入学したがファッションの現場に転じてキャリアを開始。 編集者としてDazed + ConfusedやVogue Hommes Japanなどで頭角を現し、2009年以降はレディー・ガガのファッションディレクター/スタイリストとして国際的注目を集め、2010年の「ミートドレス」など象徴的ルックに関与。 2010年にMUGLERのクリエイティブディレクターに就任(2010–2013)、2013年にDieselの初代アーティスティックディレクターに就任(2013–2017)、並行して自身のストリートウェアブランドNICOPANDAを立ち上げるなど多面的に活動。 近年はデジタルファッションやビューティ領域にも進出し、SYKYのアーティスティックディレクター就任や、2025年にM·A·C Cosmeticsのグローバルクリエイティブディレクターに就任するなど領域を拡張。 ポップカルチャー、デジタル表現、ストリートとハイファッションを横断する視覚重視の演出が特徴。

キャリアタイムライン

Nicola Formichettiとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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Mugler クリエイティブ・ディレクター 2010 - 2013
NICOPANDA デザイナー 2011 - 継続中または終了年不明
DIESEL アーティスティック・ディレクター 2013 - 2017

経歴

ローマのインターナショナルスクールSt. Stephen's Schoolで寄宿教育を受けた後、進学を機にロンドンへ渡り建築を学ぶために入学したが、在学中にロンドンのファッション現場へ進出して編集・スタイリングの道へ転じた。正式なファッション学位は確認できない。
ロンドンでのブティック勤務を出発点に雑誌編集へ移行し、Dazed + Confusedでファッションエディターを務めたのちクリエイティブディレクターに昇格。V、V Man、AnOtherなどでも活動し、Vogue Hommes Japanの編集役職を含む編集/ディレクション業務で名を上げる。 2009年にレディー・ガガのスタイリング/ファッションディレクションを本格化させ、ミュージックビデオやツアー、レッドカーペットの演出を長年担当。2010年のムーブメントとなった“ミートドレス”への関与はその象徴的実例。 2010年にMUGLERのクリエイティブディレクターに就任してコレクション制作を主導(2010–2013)、2013年にDieselの初代アーティスティックディレクターに就任してブランド再編やデジタル中心のコミュニティ施策(#DIESELREBOOTなど)を推進、在任期間は概ね2013–2017。並行して自身のブランドNICOPANDAを立ち上げ、2011年のソーホーポップアップなどで展開。 近年はデジタルファッションやビューティ領域へ活動を拡張し、SYKYのアーティスティックディレクター就任(2024)やHaus of Gaga/Haus Labsとの継続的な協働を経て、2025年にM·A·C Cosmeticsのグローバルクリエイティブディレクターに就任。受賞歴として2010年のIsabella Blow Award(Fashion Creator)受賞がある。

DIESELとの関わり

2013 - 2017

アーティスティック・ディレクター

Dieselにおけるアーティスティック・ディレクターとして、2013年春に新設ポジションで就任してから2017年末までブランド全体のクリエイティブ戦略(プロダクト、コミュニケーション、マーケティング、店舗空間を含む)を横断的に監督した。既存のクリエイティブ体制と協働しつつ、ディーゼルのアーカイブとデニムのヘリテージを掘り起こしてモダンに再編集することを中心に活動した。具体的には、アーカイブを基に45点で構成したカプセル「#DIESELTRIBUTE」の企画・発表、Tumblrを起点に世界中のクリエイターやファンを巻き込む参加型プログラム「#DIESELREBOOT」の導入、短尺映像やモバイル撮影を多用したデジタル中心のキャンペーン運用を導入した。プロダクト表現ではJOGG JEANSを題材にしたダンス映像やAzealia Banksを音源に起用した映像キャンペーンなどで機能性とカルチャーを結びつけ、イネス&ヴィノードらによるビジュアル制作や非伝統的キャスティング(“モダンな反逆者”の採用)でブランドの見え方を刷新した。ヴェネツィアでのデビューショーや東京での大型イベント、ガレリア・ラファイエットでの展示を含むポップアップやアーカイブ展示を併走させてブランドの物語化を推進し、契約満了に伴い2017年12月に離任した。

在任期

2013年4月にRenzo Rossoが新設したアーティスティック・ディレクターに任命され、Muglerからの移行後にブランドの総合的な表現を託される形で役割を開始した。就任時はCEO交代など経営体制の変動と並行する移行期で、既存のデザインチームと共同しながらデジタル中心のキャンペーンやアーカイブ活用を進めた。契約満了により2017年12月に離任した。

影響

クリエイティブ面での主な影響は、コレクションとコミュニケーションの間に通奏低音的な一貫性(fil rouge)を導入した点と、デジタル参加型の表現手法を定着させた点にある。#DIESELTRIBUTEや#DIESELREBOOTを軸にアーカイブを再解釈し、ソーシャルと短尺映像を活用したキャンペーンや大型イベントで若年層の注目を喚起してブランドの物語化を強めた。

NICOPANDAとの関わり

2011 - 継続中または終了年不明

デザイナー

創業者兼デザイナーとしてNICOPANDAのクリエイティブ全体を統括。個人のニックネーム「Nico Panda」をブランド名に転換し、自身のビジュアルとポップカルチャー志向を核にしたジェンダーレスなストリートウェアとアクセサリーを中心にブランド表現を形成。コレクションのテーマ設定、シルエット設計、プリントやアクセサリー(リング、スマホスキン等)のプロダクト企画、ビジュアルディレクション、ポップアップ空間の演出、リテールや外部ブランドとのカプセルコラボ監修まで幅広く関与。2011年のニューヨーク・トライベッカでのポップアップでラインを初披露し、その後香港・北京・東京でのポップアップ展開や小売連携を経て段階的に事業化。公式表記上は2015年のローンチ記載も見られるため、初期の導入から公式ローンチに至るまで段階的な立ち上げ・再編の経緯を持つ。セレブリティの着用やSNSでのビジュアル拡散を活用し、ハイコンセプトな演出と商業的なコラボレーションを接続するブランドポジショニングを築く。

在任期

2011年にニューヨーク・トライベッカでのポップアップでNICOPANDAを初披露したことが確認され、その後のポップアップや小売展開を通じてブランドを育成。ブランド公式では2015年をローンチ年とする記述も存在するため、初期の2011年の導入と2015年以降の正式展開が並存する形での在任・関与の継続という整理が適切。現在も創業者として関与している記述が中心となる。

影響

NICOPANDAを通じて示された主な影響は、ジェンダーレスでポップなストリート志向を明確化した点と、ポップアップや小売コラボを媒介に若年層/SNS世代への浸透を図った点にある。限定カプセルやリテール提携(アーバンアウトフィッターズ等)といった商業展開により、ニコラの舞台的・演出的な美学をプロダクト領域へ転換し、ブランド認知と国際的露出を拡大する役割を果たした。

Muglerとの関わり

2010 - 2013

クリエイティブ・ディレクター

Muglerのクリエイティブ・ディレクターとして2010年9月に就任し、メンズとウィメンズ両部門のクリエイティブ統括を担当。ブランドの彫刻的なシルエットや劇場性といった伝統的コードを受け継ぎつつ、ビジュアル表現とコミュニケーションを現代化する方向でポジショニングを刷新した。就任後は既存の制作体制に若手デザイナーを据えて協働する体制を採り、コレクション構築とショー演出、ブランドイメージの再編を横断的に監督した。コレクションでは構築的なウエストラインや鋭いテーラリングを保持しながらポップカルチャー的モチーフや映像・音楽との連動を取り入れ、メンズラインの本格導入といった商品領域の拡張も進めた。ショー演出ではレディー・ガガらセレブリティを起用するなど話題性を重視し、デジタル世代へ向けた可視化を強めた点が特徴。2013年4月にクリエイティブ面での協働終了が発表され、その後のブランド戦略移行期を経て次の体制へバトンタッチした。

在任期

2010年9月にクリエイティブ・ディレクターとして就任し、メンズとウィメンズ双方のコレクション制作とブランドコミュニケーションを横断的に監督。就任直後から2011年にかけて複数シーズンのコレクションを発表し、メンズライン導入やショー演出の刷新を進めた。2013年4月に退任が発表され、在任期間は約2年半におよんだ。

影響

在任期間中はセレブリティ起用とソーシャル/ビジュアル重視のコミュニケーションでブランドの注目度と若年層からの関心を回復させ、メンズコレクションの定着など商品レンジの拡大に寄与した。一方でコレクションに対する評価は賛否両論であったと報じられ、商業的な勢いの回復と編集的批評の分離が並存する時期となった。退任は双方合意の形で伝えられた。

関連ブランド

関連する人物

DIESEL

2020 - 継続中または終了年不明

グレン・マーティンス

クリエイティブ・ディレクター

Glenn Martens

2010 - 2012

ブルーノ・コラン

アーティスティック・ディレクター

Bruno Collin

1993 - 2009

ウィルバート・ダス

クリエイティブ・ディレクター

Wilbert Das

1978 - 1985

アドリアーノ・ゴールドシュミット

デザイナー

Adriano Goldschmied

Mugler

2017 - 2025

ケイシー・キャドウォラダー

クリエイティブ・ディレクター

Casey Cadwallader

Diesel Black Gold

2012 - 継続中または終了年不明

アンドレアス・メルボスタッド

クリエイティブ・ディレクター

Andreas Melbostad

2009 - 2012

ソフィア・ココサラキ

クリエイティブ・ディレクター

Sophia Kokosalaki

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