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ロドリゴ・バジリカティ=カルダン

Rodrigo Basilicati-Cardin

Pierre Cardin会長兼アーティスティック・ディレクター。ファッション、舞台芸術、家具・オブジェを横断するイタリア出身のクリエイター

国籍
イタリア
生没年
1970 - 現在
主なブランド
更新

最終更新日: 2026.07.17

ロドリゴ・バジリカティ=カルダンについて

ロドリゴ・バジリカティ=カルダンは、イタリア出身のデザイナー、舞台芸術プロデューサー、ピアニストであり、Pierre Cardinの会長兼アーティスティック・ディレクターを務める人物。創業者ピエール・カルダンの甥であり、長年にわたりその活動を支えてきた協働者でもある。パドヴァ大学で学んだ土木工学を基盤に、音楽、舞台、家具、オブジェ、ファッションを横断する創作活動を展開。1999年からはイタリアにおけるPierre Cardinグループ各社を率い、ブランド運営と文化事業の両面に関わってきた。2020年に会長、続いてアーティスティック・ディレクターに就任し、ピエール・カルダンが築いた幾何学性、未来感、宇宙的なイメージを現代的に再編集。アーカイブの再解釈に加え、再生素材やデッドストック、宇宙関連機関との協業、若手デザイナー育成を通じて、ブランドをファッション単体ではなく、技術、環境、教育、舞台芸術を含む総合的な創造領域へと展開している。

キャリアタイムライン

ロドリゴ・バジリカティ=カルダンとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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Pierre Cardin アーティスティック・ディレクター 2020.12.30 - 現在

経歴

パドヴァ大学で土木工学を学び、ブダペストのFranz Liszt Academyでピアノを修めた。工学的な構造感覚と音楽的な表現力を背景に、コンサート・ピアニストとしての活動に加え、家具やオブジェ、舞台芸術の制作にも領域を広げている。
1999年からイタリア拠点のPierre Cardinグループ各社を率い、ブランド運営に加えて舞台芸術の制作、家具やオブジェのデザインに携わってきた。創業者ピエール・カルダンの親族として、長年にわたりその創作と事業を支える協働者の役割を担い、2020年10月29日にグループ会長、同年12月30日にアーティスティック・ディレクターへ就任。ピエール・カルダンの死後は、幾何学的な造形、未来感、宇宙を想起させるイメージを継承しながら、アーカイブの再解釈と現代的な素材開発を軸にブランドを再構築している。2022年のCOSMOCORPS 3022を起点に新たな時代を打ち出し、2023年には長く途絶えていたパリ・ファッション・ウィークへの本格復帰を実現。再生素材やデッドストック、宇宙開発関連企業との協業、訓練服やクチュールへの技術応用、若手デザイナー賞の創設などを通じ、ファッションを環境、科学、教育、舞台芸術と接続する総合的な活動へと展開している。

Pierre Cardinとの関わり

2020.12.30 - 現在
アーティスティック・ディレクター
ピエール・カルダン死去直後の2020年12月30日、親族で長年の協働者でもあったロドリゴ・バジリカティ=カルダンが、Pierre Cardinのアーティスティック・ディレクターに就任。外部から招聘された後任デザイナーではなく、1999年以降グループ運営や舞台芸術、家具・オブジェ制作に関わってきた内部継承者として、創業者の死後にブランドの創作と事業の接続を担う立場に入った。ピエール・カルダンが築いた幾何学的な造形、宇宙やテクノロジーに結びつく未来志向、ファッションを家具・建築・舞台・産業へ広げる横断性を継承しながら、そのコードを現代のコレクションと社会的テーマへ再編集している点が特徴。2022年の「COSMOCORPS 3022」では新時代の始動を掲げ、アーカイブに根ざした宇宙的イメージを再提示。2023年には長く途絶えていた公式パリ・ファッション・ウィークでの発表を再起動し、過去の素材やデッドストックを活用しながら、シルエットや見せ方を現代向けに整理した。さらに、再生素材、低炭素化、宇宙産業との協業、宇宙施設向けウェアの研究、産業素材の端材を用いたクチュール、若手デザイナー育成へ活動領域を拡張。創業者が新しい未来の服を発明したのに対し、ロドリゴはその未来像をアーカイブ、環境配慮、教育、科学技術との連携によって再起動する役割を担う。Pierre Cardinを過去のスペースエイジ・ブランドとして保存するのではなく、創業者の美学を現在のコレクションと文化活動へ接続する継承期のアーティスティック・ディレクター

在任期

2020年10月29日にグループ会長へ就任し、同年12月30日にアーティスティック・ディレクターとなった、創業者の死後における親族・内部継承の中心人物。ピエール・カルダン晩年の創作体制から死後の移行期を引き継ぎ、外部デザイナーによる全面的な交代ではなく、ブランドの歴史と事業構造を理解する近親者が継承する形で新体制を構築。2022年以降に新たなコレクションや協業を打ち出し、2023年にはパリ・ファッション・ウィークへの復帰を通じて、長期的な再始動の局面へ移行

影響

ピエール・カルダンの幾何学性、宇宙性、実験精神を維持しながら、それらをアーカイブ再解釈、環境配慮、宇宙産業との連携、若手育成へ接続した点が主な影響。2022年の「COSMOCORPS 3022」や2023年のパリ・ファッション・ウィーク復帰によって、長くライセンス展開の印象が強かったブランドを、コレクションと創造活動の場として再提示。創業者の過去を反復するのではなく、未来志向という中核を現代の素材、技術、教育、サステナビリティの文脈に置き換える再起動を進めた