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ジルダ・ロアエック

Gildas Loaëc

Maison Kitsuné共同創業者・アーティスティックディレクター。音楽、ファッション、カルチャーを横断するブランド設計者

国籍
フランス
生没年
1973 - 現在
主なブランド
更新

最終更新日: 2026.07.17

ジルダ・ロアエックについて

フランス・ブルターニュ出身、パリを拠点に活動するMaison Kitsunéの共同創業者・アーティスティックディレクター。音楽、ファッション、カルチャーを横断する企画と編集を軸に、ブランド全体の世界観やコミュニティを設計してきた人物。学生時代からレイブ、フライヤー、ファンジンに関わり、1995年にはパリでレコードショップStreet Soundsを開業。そこで音楽家やクリエイターとのネットワークを築き、Daft Punk周辺を含む音楽シーンとの接点を深めた。2002年、黒木理也とともにMaison Kitsunéの前身となるブランドと音楽レーベルを立ち上げ、音楽と服を並列に扱う独自の事業形態を形成。服そのものの構造設計よりも、音楽の流通、イベント、アーティストとの協働、店舗やカフェを含む体験設計に強みを持つ。Maison Kitsunéを音楽レーベルからファッション、Café Kitsuné、ショップ、コラボレーションへ広がるライフスタイルブランドへ導き、パリと東京の文化的な往来をブランドの核として定着させた。華やかなロゴやアイテムだけでなく、DJイベントやコンピレーション、空間演出までを一つの物語として束ねる編集力が特徴。文化事業を設計し、異なる領域の人や価値観をつなぐプロデューサーとして、現在もMaison Kitsunéの方向性とArt de Vivreの思想を支える存在

キャリアタイムライン

ジルダ・ロアエックとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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Maison Kitsuné アーティスティック・ディレクター 2002 - 2018.12

経歴

学生時代からレイブの企画やフライヤー、ファンジン制作に関わり、音楽とサブカルチャーの現場で活動を開始。1995年、パリにレコードショップStreet Soundsを開業し、そこでMasaya KurokiやDaft Punkらと接点を持ったことが、その後の音楽ビジネスとブランド形成の出発点となった。2002年、黒木理也とともにMaison Kitsunéの前身となるブランドと音楽レーベルを創設。当初は音楽を中心に展開しながら、2000年代半ば以降は衣服を加え、音楽とファッションを行き来する独立系の文化ブランドへと発展させた。ロアエックは服の設計を主担当とする黒木と役割を分担し、アーティストの発掘、イベントやショーの演出、音楽プログラム、ブランドの発信、コミュニティ形成を担ってきた。2013年にはCafé Kitsunéを始動させ、ブランドをファッションと音楽だけでなく、飲食、空間、ホスピタリティを含むライフスタイル事業へ拡張。Pittiでのショーやアーティストを巻き込んだ演出にも見られるように、衣服単体ではなく音楽や映像、場の体験を組み合わせてブランドを提示する方法を確立した。現在もMaison Kitsunéの共同創業者として、パリと東京を結ぶ文化的な世界観、音楽とファッションを横断する事業構造、Art de Vivreの方向性を支える中心人物

Maison Kitsunéとの関わり

2002 - 2018.12
アーティスティック・ディレクター
ジルダ・ロアエックは、Maison Kitsunéの立ち上げから2018年12月まで、共同創業者としてブランド全体のアーティスティック・ディレクションを担った人物。2018年末に初の外部クリエイティブ・ディレクターとしてユニ・アンを迎えるまで、マサヤ・クロキとともに創業者主導のブランド運営を支えた。ロアエックの担当領域は、服のシルエットや製品設計を主導するデザイナーというより、音楽、ファッション、ショップ、イベント、カフェを横断するブランドの文化設計と発信。1990年代から続くレコード店運営や音楽業界での経験を背景に、Maison Kitsunéを単なるアパレルブランドではなく、パリと東京を結ぶライフスタイル・プラットフォームとして形成した。創業当初に音楽レーベルとして始まった活動を、2000年代半ば以降の服づくり、2013年のCafé Kitsuné、DJイベント、コンピレーション、アーティストとの協業へと広げ、音楽とファッションを別々の事業ではなく一体の体験として編集した点が中核的な役割となる。ブランドのパリジャンな洗練、ストリート感、プレッピーな日常性、日本との文化的接続も、ロアエックが担った編集・場づくり・コミュニティ形成によって継続的に可視化された。2018年12月のユニ・アン就任後は、外部デザイナーがファッションラインの前面に立つ体制へ移行したが、創業期から築かれた音楽と服、都市と日常を横断するMaison Kitsunéの骨格は、ロアエックの在任期に定着したもの

在任期

2002年の創業時から、2018年12月にユニ・アンが初の外部クリエイティブ・ディレクターとして就任するまでの創業者主導期。ロアエックはマサヤ・クロキと役割を分担し、クロキが服のデザインと製品面を担う一方、音楽、アーティスト、イベント、店舗、ブランド発信を横断して全体の方向性を形成した。音楽レーベルから服、カフェを含むライフスタイル事業へ展開した移行期にあたり、外部クリエイティブ体制へ移る直前までブランドの文化的基盤を支えた期間

影響

Maison Kitsunéを音楽レーベル発の服ブランドから、音楽、ファッション、カフェ、ショップ、イベントを束ねる国際的なライフスタイルブランドへ拡張したことが最大の影響。ロアエックは、DJやアーティストとの協業、コンピレーション、ショー演出、コミュニティ形成を通じて、衣服を単独で見せるのではなく、音楽と空間を含む体験として提示する方法を定着させた。パリと東京、クラブカルチャーと日常着を接続する編集力によって、Maison Kitsuné独自の文化的ポジションとArt de Vivreの骨格を形成した

在任中のコラボレーション

この人物が関わった期間に確認できるブランド間コラボレーションです。

2018.09

Maison Kitsuné BLUE BLUE

2018年、“Summer of Indigo”日本限定カプセル。シャツ/スウェット/Tシャツ等にフォックスパッチ特配色。

2017.12

Maison Kitsuné EASTPAK

2017年、“Camo Fox”モチーフのバックパック、トート、トロリー等5型をラインナップ。

2017.09

Maison Kitsuné PORTER

PORTERと2010年に75周年記念ボストンバッグ、2017年にはバッグ・スウェット等カプセル発表。

2015.09

Maison Kitsuné Reebok Classics

2015年9月、ヴァーシティジャケット等アパレル+Classic Leather Nylonモデルのカプセルコレクション。

2015.03

Maison Kitsuné Reebok Classics

2015年3月“Classic Leather” “Freestyle HI”コラボスニーカー。9月には“Baseball League”カプセルも展開。

2014.11

Maison Kitsuné Peter Jensen

2014年11月中旬発売、“Peter Jensen for Kitsuné”カプセル。70sムードのメンズ・ウィメンズウェアと小物。

2014.02

Maison Kitsuné AMBUSH

2014年、AMBUSHと東京店1周年記念でジャケットやフォックスファーキーアクセサリーなど展開。

2014.01

Maison Kitsuné New Era

Kitsuné×New Era(2014年1月)。19TWENTYを含むキャップ3型の新作を投入し、Maison Kitsuné側も再コラボを明言している。

2013.02

Maison Kitsuné PETIT BATEAU

2009年“Tシャツ新定番”で初タッグ。2013年は大人向けラインのアートディレクション&120周年記念カプセルを展開。

2013.02

Maison Kitsuné Oliver Peoples

2013年2月、東京店オープンに連動しアイウェア“Tokyo”“Paris”2モデルの限定カプセルを発売。

2013.01

Maison Kitsuné Aigle

2013年Aigleと“Festivalgoer kit”としてラバーブーツとレインポンチョのキットを展開。

2013.01

Maison Kitsuné New Era

Maison Kitsuné×New Era(2013年1月)。正面に3Dの“Parisien”を刺繍したスナップバックと5-panel capを、非常に限定的にリリース。

2012.07

Maison Kitsuné New Era

2012年から“Parisien”キャップや“New Era x Kitsuné Tee”など複数種キャップを定番的にカプセル展開。

2012.06

Maison Kitsuné New Era

Maison Kitsuné×New Eraの限定企画(2012年6月)。Kitsuné Teeと連動する“Parisien”キャップを用意し、Parisienキャップを2型展開。

2011.04

Maison Kitsuné J.M. Weston

2011年“East Hampton” マイクロコレクション(3型)。2015年2月にも公式で再コラボを実施。

2011.01

Maison Kitsuné LOOPWHEELER

2011年、日本のLOOPWHEELERと共同でスウェット/フーディ/パンツのトラックスーツ的セット発売。

2010.09

Maison Kitsuné MACKINTOSH

2010年FWからレインコートを再解釈した“VOYAGEUR”コレクション。2011年には一部モデルのウェブ販売も展開。

2007.08

Maison Kitsuné Pierre Hardy

Pierre Hardyとの「SERIE.02」(2007年)、および「SERIE 08」(2010年)の限定シューズ・デザートブーツを展開。