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ユニ・アン

Yuni Ahn

韓国出身のファッションデザイナー。ラグジュアリーメゾンを経て活動するクリエイティブ・ディレクター

ユニ・アンについて

韓国出身のファッションデザイナー、クリエイティブ・ディレクター。欧州のラグジュアリーメゾンで経験を重ね、とりわけフィービー・ファイロ体制下のCelineでデザインディレクターを務めた経歴を持つ。2018年末にはMaison Kitsuné初の外部クリエイティブ・ディレクターに就任し、音楽やカフェを含む独立系ライフスタイルブランドに、ラグジュアリー由来の精度と現代的なファッション性を導入した。機能性、都市性、ジェンダーレス、着用性を重視する設計を軸に、テーラリングとストリートの要素を組み合わせ、ブランドのプレッピーな印象をよりグローバルで都会的な方向へ更新。鮮やかな色彩やレインボー、ホログラム、70年代的な素材感を取り入れながら、象徴的なフォックスモチーフも記号の反復ではなく、モノグラムやカモフラージュとして再解釈した。Maison Kitsunéではパリ・ファッションウィークの公式カレンダーに初参加し、ファッションブランドとしての存在感を押し上げた点でも重要な役割を担った。短い在任期間ながら、音楽発のブランドに本格的なファッションの章を開いた人物

キャリアタイムライン

ユニ・アンとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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ブランド / 役職
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CELINE デザイン・ディレクター 2017 - 2018
Maison Kitsuné クリエイティブ・ディレクター 2018.12 - 2020.01

経歴

Central Saint Martinsで学んだ後、Stella McCartney、Chloé、Miu Miuなどのデザイン現場で経験を重ねた。服飾教育を基礎に、ラグジュアリーウェアとアクセサリー、プレコレクション、既製服の設計領域を横断してキャリアを形成
Central Saint Martinsで学んだ後、Stella McCartney、Chloé、Miu Miuでデザイン経験を積み、ラグジュアリーウェアを中心にアクセサリーやプレコレクション、既製服の設計にも携わった。その後、フィービー・ファイロ体制下のCelineでデザインディレクターを務め、バッグ、ジュエリー、サングラス、プレコレクション、RTWなど複数カテゴリーの開発を担当。ラグジュアリーの精度と実用性を両立させるデザイン経験を背景に、2018年12月、Maison Kitsuné初の外部クリエイティブ・ディレクターに就任した。2019年には同ブランドとして初めてパリ・ファッションウィークの公式カレンダーに参加し、FW19では「HOUSE KITSUNÉ」を掲げて、テーラリング、ストリート、ジェンダーレスな要素を組み合わせた都市的なワードローブを提示。鮮やかな色彩やレインボー、ホログラム、70年代的なモワレ、再解釈したフォックスモチーフによって、ブランドの見え方をプレッピーな日常着からグローバルなファッションへ拡張した。2020年1月、約3シーズンでMaison Kitsunéを退任

Maison Kitsunéとの関わり

2018.12 - 2020.01
クリエイティブ・ディレクター
2018年12月、ユニ・アンはMaison Kitsuné初の外部クリエイティブ・ディレクターとして就任し、創業者ジルダ・ロアエックと黒木理也が築いた音楽、パリと東京の文化的往来、プレッピーとストリートの混交を、より明確なファッションの言語へ再編集した。ラグジュアリーメゾンで培ったデザイン経験を背景に、ブランドの歴史やフォックスの記号性を引き継ぎながら、functional、urban、genderless、wearableを軸とする現代的なワードローブへ展開。テーラリングとストリートを組み合わせ、鮮やかなオレンジやイエロー、パステルストライプ、レインボーニット、ホログラム、70年代的なモワレなどを取り入れ、従来の軽やかで親しみやすい日常着に色彩とファッション性を加えた。フォックスは単純なマスコットとして前面に出すだけでなく、Kモノグラムを狐耳のように変形させたり、柄やディテールに潜ませたりすることで再解釈。シルバーのペンダント、アイウェア、シューズなど服飾雑貨も広げ、ブランドの世界観を全身のスタイリングへ拡張した。さらに、Boiler RoomやKiddy Smileとの協働を通じてクラブカルチャーとの接続を取り戻し、音楽を起点とするブランドの出自を現代的に更新。2019年にはMaison Kitsunéとして初めてパリ・ファッションウィークの公式カレンダーに参加し、音楽レーベルやフォックスロゴの印象が先行していたブランドを、都市的で国際的なファッションブランドとして見せる転機を担った。

在任期

2018年12月から2020年1月まで、約3シーズンにわたりクリエイティブ・ディレクターを務めた。創業者デュオが長く担ってきたブランド運営に、初めて外部のファッション専門人材を迎えた移行期にあたり、Maison Kitsunéが音楽・カフェ・ファッションを束ねるライフスタイルブランドから、RTWを軸とする本格的なファッション事業へ踏み込む時期と重なる。退任後はスタジオを基盤とする運用へ移行し、外部デザイナーを単独の長期体制ではなく、内部チームやゲストデザイナーと組み合わせる流れにつながった。

影響

ユニ・アンの在任期は、Maison Kitsunéの見え方を「Parisian preppy」から、より都市的で国際的な「global urban」へ広げた転換期。初のパリ・ファッションウィーク公式参加によって、音楽レーベルやフォックスロゴを背景に持つブランドへ、コレクションブランドとしての業界的な可視性を加えた。機能性、ジェンダーレス、着用性を重視した服づくりに加え、色彩、アクセサリー、クラブカルチャーとの連携を通じて、創業者が築いた文化的基盤を壊さずにファッションの章を強化した点が主な影響。

CELINEとの関わり

2017 - 2018
デザイン・ディレクター
2017年から2018年にかけて、フィービー・ファイロ体制下のCELINEでデザイン・ディレクターを務めた人物。ブランド全体のクリエイティブ・ディレクションを単独で担う立場ではなく、ラグジュアリー商品の設計とコレクション開発を支えるデザイン責任者として、バッグ、ジュエリー、サングラスなどのアクセサリーに加え、プレコレクションやレディ・トゥ・ウェアにも関与した。CELINEが持つ端正で抑制の効いた美学を、複数の商品カテゴリーへ落とし込む実務領域を担当し、アクセサリーの造形や素材感、日常性と洗練のバランスを整える役割を担った時期にあたる。後にMaison Kitsunéでクリエイティブ・ディレクターを務める際には、このCELINEで培ったラグジュアリーの精度や商品開発の経験を、より都市的で機能的なライフスタイルウェアへ応用する基盤となった。CELINEにおける在任期間は短いものの、アクセサリーからウェアまで広い商品領域を横断し、ブランドのデザイン運営を支えたポジションとして位置づけられる。