在任期
イラリア・イカルディ
Ilaria Icardi
イタリア出身のデザイナー/デザイン・ディレクター。ウィメンズウェアとジュエリーを専門領域とする国際派クリエイター
- 国籍
- イタリア
- 更新
-
最終更新日: 2026.07.17
イラリア・イカルディについて
イラリア・イカルディは、イタリア・ヴァレンツァ出身のファッションデザイナー、デザイン・ディレクター。レディ・トゥ・ウェアを中心に、構築的な仕立て、端正なシルエット、素材の質感を生かした現代的なワードローブを手がけてきた。ミラノでファッションデザインを学んだ後、エトロ、ヒューゴ ボス、イヴ・サンローラン、セリーヌで経験を積み、複数のラグジュアリーメゾンでデザイン実務とブランド構築に携わる。とりわけ、フィービー・ファイロ期のセリーヌを含む国際的なデザイン環境で培った知見は、その後の服づくりに大きく反映されている。2013年頃からヴィクトリア・ベッカムのデザイン・ディレクター、ヘッド・ウィメンズウェア・デザイナーとして活動し、ドレスを起点としたブランドを、より幅広い現代女性向けのワードローブへ発展させる役割を担った。フィットや構造を重視しながら、日常性とラグジュアリーを両立させるデザインでブランドの中核を支えた人物。2021年頃の退任後は、自身のジュエリーブランドを立ち上げ、ボッテガ・ヴェネタやプラダへと活動の場を広げ、ウィメンズウェアとアクセサリーの双方で専門性を深めている。
キャリアタイムライン
イラリア・イカルディとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。
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ブランド / 役職
08
2008
09
2009
10
2010
11
2011
12
2012
13
2013
14
2014
15
2015
16
2016
17
2017
18
2018
19
2019
20
2020
21
2021
22
2022
23
2023
24
2024
25
2025
26
2026
経歴
ミラノでファッションデザインを学び、ウィメンズウェアの設計、素材、パターン、ブランドのデザイン実務を修得。エトロ、ヒューゴ ボス、イヴ・サンローラン、セリーヌでの経験を通じ、ラグジュアリーファッションの制作環境とコレクション開発を学んだ。
ミラノでファッションデザインを学んだ後、エトロ、ヒューゴ ボス、イヴ・サンローラン、セリーヌでキャリアを重ね、ラグジュアリーメゾンにおけるウィメンズウェアの設計とコレクション開発を経験した。2013年頃にヴィクトリア・ベッカムへ加わり、デザイン・ディレクターおよびヘッド・ウィメンズウェア・デザイナーとして、ブランドの服づくりを実務面から支えた。当時のブランドはドレスを中心に展開していたが、イカルディは構築的なテーラリング、クリーンなシルエット、着用性を備えたアイテムを通じて、より幅広い現代女性向けのワードローブへと表現を広げる役割を担った。ブランド全体のデザインに関与した主要なクリエイティブ人材として、フィットや素材、実用性のバランスを整え、ヴィクトリア・ベッカムのラグジュアリー・ブランドとしての成熟を支えた。2021年頃の退任後は、2020年末に立ち上げた自身のジュエリーブランドにも注力し、その後はボッテガ・ヴェネタを経て、プラダのウィメンズRTWデザイン・ディレクターへと活動領域を広げた。服飾とジュエリーの両分野で、洗練された構造性と現代的な実用性を追求するキャリア
Pradaとの関わり
2024.04 - 現在
デザイン・ディレクター
Pradaにおいて、2024年4月からウィメンズ・レディ・トゥ・ウェアのデザイン・ディレクターを担う実務責任者。ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズが共同クリエイティブ・ディレクターとしてブランド全体の創造方針を担う体制の下、イラリア・イカルディはPrada全体の最終的なクリエイティブ責任者ではなく、女性服のデザイン開発を担う中核メンバーとして位置づく。Célineでフィービー・ファイロのもとデザイン・ディレクターを務め、Victoria BeckhamやBottega Venetaでもウィメンズウェアの実務を経験した経歴を背景に、Pradaの既存コードをシーズンごとの商品設計へつなぐ役割を担う立場。ナイロンやテーラリング、ユニフォーム性、身体とプロポーションのずらしといったPradaの蓄積を踏まえながら、ミウッチャとラフによる共同クリエイションを、シルエット、素材、アイテム構成、フィッティングなどの具体的な服づくりへ落とし込む接点となる。就任後の公開情報では、彼女単独の名義によるコレクションやブランド全体の方向転換が前面に打ち出されているわけではないが、PradaのウィメンズRTWを継続的に運用するデザイン体制の一員として、共同ディレクションを支える役割が明確になっている。
2024年4月、PradaのウィメンズRTWデザイン・ディレクターに就任。ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズによる共同クリエイティブ体制と、Prada Groupのデザイン部門再編が進む時期に加わった。役割はブランド全体のクリエイティブ・ディレクターではなく、ウィメンズ・レディ・トゥ・ウェアのデザイン開発を担う専門職として整理される。2026年7月現在も在任中。
Bottega Venetaとの関わり
2022.03 - 2024.04
デザイン・ディレクター
2022年3月、マシュー・ブレイジーが新たなアーティスティック・ディレクターとして始動した時期に、イラリア・イカルディはボッテガ・ヴェネタのプレタポルテ部門におけるデザイン・ディレクターに就任した。ブランド全体のクリエイティブ・ディレクターではなく、ウィメンズの既製服を中心に、コレクションの方向性を具体的なデザインへ落とし込む実務責任者として位置づけられる。就任時点で、イカルディはエトロ、ヒューゴ・ボス、イヴ・サンローラン、セリーヌ、ヴィクトリア・ベッカムでウィメンズウェアの設計と開発に携わっており、素材研究、レディ・トゥ・ウェアのライン構築、複数カテゴリーを横断したデザイン管理の経験をボッテガ・ヴェネタに持ち込んだ。特に、セリーヌでフィービー・ファイロと協働し、構造と実用性を両立させる現代的なワードローブ設計を経験していた点は、ブレイジーの新体制を支える専門性として接続する。在任中は、ボッテガ・ヴェネタ固有のクラフツマンシップや洗練された日常性を前提に、ウィメンズ・プレタポルテの企画、シルエット、素材、商品構成をスタジオレベルで推進する役割を担ったと整理できる。一方、公開情報からは、特定のコレクションや代表作をイカルディ個人の成果として切り分けられるだけの資料は確認できず、ブランドの美学を単独で刷新した人物というより、ブレイジーの初期体制におけるウィメンズウェアのデザイン実務を担った人物として捉えるのが妥当
在任期
2022年3月から2024年4月まで、マシュー・ブレイジーの就任に伴って拡充されたボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ体制に参加。就任時の報道では、イカルディはプレタポルテのデザイン・ディレクターとされ、ブレイジーの新体制におけるウィメンズウェアの実務責任を担った。ブランドの方向性を決める単独のアーティスティック・ディレクターではなく、長年のラグジュアリー・ウィメンズウェア経験を生かしてコレクション開発を支える立場であり、2024年4月までの移行期を構成するデザイン人材の一人だった
Ilaria Icardiとの関わり
2020 - 現在
デザイナー
Ilaria Icardiでは、自身の名を冠したジュエリーブランドの創業者兼デザイナーとして、ブランドの立ち上げとクリエイティブの方向づけを担う。Victoria Beckhamでウィメンズウェアのデザイン責任者を務めた後、2020年末に独自ブランドを始動。既存メゾンのデザイン組織に所属する立場から、自身の名前と美意識を軸にしたブランド運営へ移行した点に、この関係の特徴がある。ブランドの具体的なコレクション構成やデザイン上の代表作については公開情報が限られるものの、本人がブランド名そのものとなり、ジュエリーを中心とする創作活動を主導する創業者デザイナーとして位置づけられる。
在任期
2020年末、自身の名を冠したジュエリーブランドとして始動。Victoria Beckhamでのデザインディレクター経験を経て、既存ブランドのチーム内で服づくりを担う立場から、自らのブランドを直接率いる立場へ移行した。在任終了時期は設定されておらず、2020年以降の継続的な活動として整理される。
Victoria Beckhamとの関わり
2013 - 2021
デザイン・ディレクター
Ilaria Icardiは、Victoria Beckham本人がクリエイティブ・ディレクターとしてブランドの方向性を統括する体制のもと、2013年頃から2021年頃まで服づくりの中核を担ったデザイン・ディレクター。資料によってはヘッド・ウィメンズウェア・デザイナーとも位置づけられるが、いずれもレディ・トゥ・ウェア全体に深く関わる実務上の主要デザイン責任者という点で共通する。就任時のブランドは、身体に沿う構築的なドレスと洗練されたフィットを強みとしていた一方、単一のドレス・イメージから現代女性のためのより広いワードローブへ展開する段階に入っていた。Icardiは、Victoria Beckhamが築いたクリーンでフェミニンなシルエット、精度の高いフィット、都会的なラグジュアリー感を引き継ぎながら、トップス、ボトムス、テーラリング、ニットなどを含むウィメンズウェアの構成を拡張。ドレスを中心としたブランドの核を保ちつつ、日常の着用場面に対応する実用性や、素材と構造による立体感を加え、より総合的なコレクションへと再編集した。Victoria本人の個人的な美意識をブランド固有のデザイン言語として継続させながら、シーズンごとの服の設計と開発を担う存在として、ブランドが著名人の名前を冠したレーベルから、継続的な商品設計を持つデザインハウスへ移行する過程を支えた。2021年頃の退任は、ライン統合や価格帯の見直し、新しいデザインチームとアトリエの整備が進む再編期と重なり、Icardiの在任は初期のドレス中心の方向性を、より幅広いラグジュアリー・ワードローブへ接続した時期として位置づけられる
在任期
2013年頃にVictoria Beckhamへ加わり、2021年頃まで約7年間にわたり服づくりの実務を担った時期。Victoria本人のクリエイティブ主導を支えるデザイン責任者として、ブランドがドレス中心の初期像からフル・ウィメンズウェアへ広がる移行期に在籍した。退任時期は、2ラインの統合、価格帯の再設定、新しいデザインチームとアトリエの導入が進んだ組織再編と重なり、単純な後任交代というより、ブランド運営とデザイン体制を同時に組み替える転換点にあたる
影響
Icardiの主な影響は、Victoria Beckhamの象徴だった構築的なドレスと洗練されたフィットを維持しながら、ブランドの商品構成をより広い現代女性向けワードローブへ拡張した点にある。服の背後にいるクリエイティブ・ブレーンとして、クリーンなシルエット、構造的な仕立て、実用性を備えたラグジュアリーという方向性を強め、ブランドを単一カテゴリーのドレス・レーベルから総合的なウィメンズウェアブランドへ移行させる過程に寄与した
CELINEとの関わり
2008 - 2013
デザイン・ディレクター
関連情報
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