学校卒業後、複数のラグジュアリーハウスや若手デザイナーの現場で経験を積み、ファッションデザインとクリエイティブディレクションに携わった。詳細な在籍先や担当領域は広く公開されていないが、既存のメゾンと新進デザイナー双方の制作環境を経験したクリエイティブ人材としてMaison Kitsunéのゲストデザイナー・シリーズに参加した。2021年秋冬シーズンには、
Lucas Sponchiadoとの共同体制でゲスト・アーティスティック・ディレクターを務め、同ブランドのコレクションを再解釈。
音楽性、夜のパリ、都市を移動する身体感覚を手がかりに、
Maison Kitsunéの
フレンチとジャパニーズの交差、日常着としての軽やかさ、プレッピーや
ストリートの要素を新しいシルエットとムードへつなげた。共同での起用は、Maison Kitsunéが一人の常駐デザイナーに長期的な主導権を集約するのではなく、内部スタジオと外部クリエイターの協働によってシーズンごとに表現を更新していた時期を象徴するもの。Oriane Leclercqはその過渡期において、ブランドの既存コードを保ちながら、より動きがあり、夜の文化や音楽との接続を感じさせる方向へ広げた役割を担った。長期的な就任歴や現在の活動については公開情報が限られている。