19世紀から戦前
19世紀のロンドンでは、紳士服の仕立て文化が発展し、サヴィル・ロウ周辺はビスポークテーラリングの象徴的な場所として知られるようになりました。軍服、乗馬服、カントリーウェア、ツイード、レインコートなど、英国の気候や階級社会、屋外活動と結びついた服も重要な背景です。華やかな装飾よりも、用途、素材、仕立て、長く着ることを重視する感覚は、後の英国ブランドにも受け継がれていきます。
イギリスのファッションブランド一覧です。ブランド概要、創業年、カテゴリを掲載しています。
イギリスの概要
ブランド概要、創業年、カテゴリを一覧で掲載しています。
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CHILLWORK(チルワーク・バイ・クイトランニング)は、ネクタイやネクタイピン、ハンカチ、カフスなどの服飾小物を中心...
COLE BUXTON(コール・バクストン)は、2014年にCole BuxtonとJonny Wilsonがロンドンで始めた英国発のメンズスポーツウ...
CONTEMPORARY COLLECTION(コンテンポラリー・コレクション)は、1979年創業のスコットランド発レザーグッズブランドGLE...
CRAIG GREEN CORE COLLECTION(クレイグ・グリーン・コア・コレクション)は、英国ロンドン発のメンズブランドCraig Gre...
CROWN JAZZ(クラウン・ジャズ)は、英国ノーサンプトンの靴メーカーCROWN/Crown Northamptonが展開するJAZZライン。ブ...
Cambridge Satchel(ケンブリッジ・サッチェル)は、2008年にイギリス・ケンブリッジでジュリー・ディーンとフリーダ・...
Capsule Eleven(カプセル・イレブン)は、2020年にロンドンでデザイナー兼創業者ナタリー・ベンメイヤーが立ち上げた英...
カルロタ・バレラ(Carlota Barrera)は、2018年にロンドンで設立されたメンズウェア中心のファッションブランド。スペ...
チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイは、スコットランド生まれでロンドンを拠点とするデザイナーCharles Jeffreyが201...
Charlie Constantinou(チャーリー・コンスタンティノウ)は、英国・ロンドンで2022年に設立された、英国系キプロス人デ...
Chinti & Parker(チンティ・アンド・パーカー)は、2009年にロンドンでAnna SinghとRachael Woodが設立した英国のウィ...
チョポヴァ・ロウェナは、セントラル・セント・マーチンズ出身のEmma ChopovaとLaura Lowenaが2017年にロンドンで設立し...
クリストファー・ケインは、2006年にクリストファー・ケインとタミー・ケイン姉弟がロンドンで立ち上げた英国のファッシ...
クリストファー・ネメス(Christopher Nemeth)は、1959年に英国バーミンガムで生まれたクリストファー・ルイス・ネメス...
Clarks Originals(クラークス・オリジナルズ)は、英国のシューズブランドClarksが1994年に立ち上げたスピンオフライン...
Classic Collection(クラシック・コレクション)は、英国ノーサンプトンのフットウェアブランド、Crown Northamptonが2...
コール・バクストン・ゴルフは、英国ブランドCole Buxtonから派生したゴルフラインで、2025年に始動した。公式サイトで...
Completedworks(コンプリーテッドワークス)は、2013年にアナ・ジュスベリーと兄マーク・ジュスベリーがロンドンで立ち...
CONNECT KINLOCH(コネクト・キンロック)は、1868年にスコットランド・エディンバラで創設されたKINLOCH ANDERSONから...
ロンドンを拠点にするファッションブランド。アップサイクル素材やアメリカーナの要素を取り入れた、現代的で表情豊かな...
CRAIG GREEN(クレイグ・グリーン)は、ロンドン出身のデザイナー、クレイグ・グリーンが2012年に設立した英国のメンズ...
Creed(クリード)は、1760年にジェームズ・ヘンリー・クリードがロンドンで創設した英国発祥のフレグランスメゾン。も...
Crockett & Jones(クロケット・アンド・ジョーンズ)は、1879年に英国ノーサンプトンでJames CrockettとCharles Jones...
Cutler and Gross(カトラー・アンド・グロス)は、1969年に英国ロンドンで眼鏡士のグラハム・カトラー(Graham Cutler...
デイジードール・バイ・マリークヮントは、ロンドン発のファッション・ビューティブランド「MARY QUANT」のセカンドブラ...
DAISY LONDON(デイジー・ロンドン)は、2009年にロンドンでRuth Bewseyが共同創業した英国のジュエリーブランド。日常...
デビッド・ベッカム・アイウェアは、英国人デビッド・ベッカムのeponymousブランドから派生したアイウェアラインで、Saf...
DEMELLIER LONDON(デメリエー・ロンドン)は、スペイン出身のミレイア・リュシア=リンドが2010年にロンドンで設立した...
デザインワークス(デザインワークス)は、1995年にロンドンでスタートしたセレクトショップ。エレガンスを崩す大人服を...
DETERMINED(ディターミンド)は、2023年に英国バーミンガムでナオミ・マリアが立ち上げたストリートウェアブランド。T...
DMY Studios(ディーエムワイ・ステュディオス)は、2018年にDemi Mae Yipが立ち上げたイギリスのアイウェア/ジュエリ...
DOWER AND HALL(ダワー・アンド・ホール)は、1990年にDan DowerとDiane Hall夫妻がロンドンで立ち上げた英国のジュエ...
DUKE & DEXTER(デューク・アンド・デクスター)は、2015年にArchie Hewlettがロンドンで立ち上げた英国発のフットウェ...
デイヴィッド・ベッカム(David Beckham)は、英国出身のデビッド・ベッカムの名を冠した男性向けフレグランスブランド...
ディア・フランシス(Dear Frances)は、ジェーン・フランシス(Creative Director)と夫スコット・オコナーによって201...
Defiance Fresh(ディファイアンス・フレッシュ)は、英国発のLaceezeから派生したLaceeze Defianceのスポーツギア・ケ...
デレク・ローズは、1926年にジャック・ルイス・ローズがロンドンで始めた英国のファミリーブランド。睡眠着、ルームウェ...
Diamond Collection by Fulton(ダイヤモンド・コレクション・バイ・フルトン)は、1956年にアーノルド・フルトンがロン...
Dilara Findikoglu(ディララ・フィンディコグル)は、トルコ・イスタンブール出身のデザイナー、ディララ・フィンディ...
Dover Street Market(ドーバー・ストリート・マーケット)は、コム・デ・ギャルソンの川久保玲とアドリアン・ジョフィ...
Dr. Martens(ドクターマーチン)は、1960年4月1日に英国ウォラストンで、ドイツ発のエアクッションソール技術をR. Grig...
Dr. Martens Made in England(ドクターマーチン・メイド・イン・イングランド)は、英国ノーサンプトンシャー州ウォラ...
Duckworth Prestex(ダックワース・プレステックス)は、英国ボルトンの時計商家の系譜を受け継ぎ、ニール・ダックワー...
Duffy Jewellery(ダフィー・ジュエリー)は、ロンドンのジュエリーデザイナーDuffyが2011年ごろに始動した英国発のファ...
DURESTA for MATTHEW WILLIAMSON(デュレスタ・フォー・マシュー・ウィリアムソン)は、英国の老舗ソファメーカーDurest...
イーエイト・バイ・ミースタは、フットウェアブランドMiistaのディフュージョンライン。英国ロンドン(イーストロンドン...
ELEY KISHIMOTO(イーリー・キシモト)は、1992年に英国・ロンドンでマーク・イーリーと岸本若子が設立したファッション...
ELIZABETH PARKER(エリザベス・パーカー)は、1995年にイギリス・ノーサンプトンシャーでMichael Crossが創設したメン...
Edward Green(エドワード・グリーン)は、1890年にエドワード・グリーンが英国イングランドのノーサンプトンで創業した...
Endless Joy(エンドレス・ジョイ)は、2019年にスティーヴィー・アンダーソンとアレクサンドラ・アンダーソンが英国で...
FIFI LAPIN(フィフィ・ラパン)は、2007年にロンドンでブログとして活動を始めたファッション・イラストレーション/キ...
フォックス・アンブレラズは、1868年にトーマス・フォックスがロンドンで創業した英国の老舗アンブレラブランド。長傘、...
フェン・チェン・ワンは、中国出身でロンドンを拠点とするデザイナー、Feng Chen Wangが2015年に設立した同名ブランド。...
FRED PERRY(フレッド・ペリー)は、英国テニス選手フレッド・ペリーがオーストリア出身のフットボール選手ティビー・ウ...
Frederik Willems Ltd.(フレデリック・ウィレムス)は、デザイナーのフレデリック・ウィレムスにより法人登記された英...
フレスコボール・カリオカは、2013年にHarry BrantlyとMax Leeseが立ち上げたロンドン発のライフスタイルブランド。リオ...
ロンドン発の女性向けランジェリーとスイムウェアのブランド。デッドストック素材を活かした遊び心あるアイテムが特徴。
フルトン(Fulton)は、1956年にロンドン・ホワイトチャペルで発明家・技術者アーノルド・フルトンが創業した英国の傘ブ...
G.H.Hurt & Son(ジーエイチ・ハート・アンド・サン)は、1912年にジョージ・ヘンリー・ハートが英国ノッティンガムで創...
G.T.HAWKINS(ジー・ティー・ホーキンス)は、1850年に英国ノーサンプトンでジョージ・トーマス・ホーキンスが創業した...
GEOgraphics(ジオグラフィックス)は、ロンドンを拠点とするGEOのサブレーベルで、2019年に発表されたグラフィック志向...
ジーフォース(GFORCE)は、Gymphlex Ltdにより2008年に立ち上げられた、イングランド・レスター拠点のマルチスポーツ向...
イギリスのファッションは、ロンドンを中心とするデザイナー文化、サヴィル・ロウに代表されるテーラリング、王室や階級文化、音楽と若者文化、アートスクール、クラフト、ストリートの感覚が重なって発展してきました。伝統的な仕立てや素材を尊重しながら、それを皮肉、反骨、実験性で更新してきた点が、イギリス発ブランドを見るうえで重要な手がかりになります。
19世紀のロンドンでは、紳士服の仕立て文化が発展し、サヴィル・ロウ周辺はビスポークテーラリングの象徴的な場所として知られるようになりました。軍服、乗馬服、カントリーウェア、ツイード、レインコートなど、英国の気候や階級社会、屋外活動と結びついた服も重要な背景です。華やかな装飾よりも、用途、素材、仕立て、長く着ることを重視する感覚は、後の英国ブランドにも受け継がれていきます。
第二次世界大戦後のイギリスでは、配給や実用衣料の経験を経て、日常の服と産業の立て直しが課題になりました。一方で、ロンドンのテーラーや百貨店、メーカー、若者のサブカルチャーは少しずつ新しい装いを作り始めます。1950年代にはテディボーイのように、エドワード朝風の仕立てを若者が独自に着崩す動きも現れ、英国らしい伝統と反抗の組み合わせが見え始めました。
1960年代のロンドンは、スウィンギング・ロンドン、キングス・ロード、カーナビー・ストリート、モッズ、ポップミュージックなどを通じて、国際的な若者文化の中心のひとつになりました。メアリー・クワントはミニスカートをめぐる時代の象徴的存在で、短い裾丈やジャージー素材、タイツ、量産しやすいシンプルな形を通じて、若い女性の装いを大きく変えました。服は上流層だけのものではなく、街の空気や音楽と結びつくものとして見られるようになります。
1970年代には、パンクがロンドンのファッションを強く印象づけました。ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレン周辺の服は、Tシャツ、ボンデージ、タータン、破れや安全ピンなどを通じて、既存の美意識や社会規範への反発を可視化しました。1980年代にはニュー・ロマンティックやクラブカルチャー、アートスクール出身のデザイナーが存在感を増し、1984年にはロンドン・ファッション・ウィークが始まります。
1990年代は、ロンドンのファッションがより実験的で物語性の強いものとして国際的に注目された時代です。セントラル・セント・マーチンズなどの学校、若手支援、雑誌、クラブ、音楽シーンが結びつき、アレキサンダー・マックイーンやジョン・ガリアーノ、フセイン・チャラヤンらに代表される強い表現が見られました。伝統的な美しさだけでなく、身体、歴史、階級、ジェンダー、演出まで含めて服を考える姿勢が英国ファッションの特徴の一部になっていきます。
2000年代には、ロンドンの若手デザイナー支援、ハイストリート、ラグジュアリー、デジタル発信が並行して広がりました。バーバリーのようなヘリテージブランドはアーカイブを現代的に読み替え、若手ブランドはテーラリング、プリント、ニット、ストリート、クラフトを自由に組み合わせます。英国のファッションは、伝統あるメゾンだけでなく、学校やショールーム、セレクトショップ、メディアが新人を押し出す仕組みとしても見られるようになりました。
2010年代は、SNS、EC、ジェンダーを固定しない表現、サステナビリティ、多様な背景を持つデザイナーの可視化が重要になりました。ロンドン・ファッション・ウィークは国際的な発信の場であり続け、同時に若手や独立系ブランドが強い個性を示す場でもあります。英国のユーモア、反骨精神、クラフト、音楽やアートとの近さは、デジタル時代にもブランドの伝わり方を形づくっています。
2020年代は、環境負荷、再販、アップサイクル、地域生産、職人技の継承、インクルーシブな表現がより身近なテーマになっています。歴史あるテーラリングやヘリテージブランドも、若い世代に向けて素材や流通、発信方法を見直しています。一方で、ロンドンの独立系ブランドは、個人の背景やコミュニティ、社会的なメッセージを服に重ねることで、英国ファッションの実験性を更新し続けています。
現在のイギリスのファッションブランドは、テーラリング、ヘリテージ、ラグジュアリー、ストリート、パンクやクラブカルチャーの系譜、ニット、バッグ、ジュエリー、サステナブルブランドまで幅広く存在しています。同じイギリス発でも、サヴィル・ロウに連なる仕立て、ロンドンの若手デザイナー、英国各地の素材やクラフト、音楽やサブカルチャーに近いブランドでは背景が大きく異なります。創業年代やカテゴリ別に見ることで、伝統と反骨が共存するイギリス発ブランドの特徴がつかみやすくなります。