19世紀から戦前
19世紀のロンドンでは、紳士服の仕立て文化が発展し、サヴィル・ロウ周辺はビスポークテーラリングの象徴的な場所として知られるようになりました。軍服、乗馬服、カントリーウェア、ツイード、レインコートなど、英国の気候や階級社会、屋外活動と結びついた服も重要な背景です。華やかな装飾よりも、用途、素材、仕立て、長く着ることを重視する感覚は、後の英国ブランドにも受け継がれていきます。
イギリスのファッションブランド一覧です。ブランド概要、創業年、カテゴリを掲載しています。
イギリスの概要
ブランド概要、創業年、カテゴリを一覧で掲載しています。
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John Galliano Kids(ジョン・ガリアーノ・キッズ)は、デザイナーJohn Gallianoに由来する子供服ライン。発祥はイギリ...
John Lewis + Matthew Williamson(ジョン・ルイス+マシュー・ウィリアムソン)は、英国の百貨店 John Lewis & Partner...
ジョン・リッチモンド(John Richmond)は、英国のデザイナー、ジョン・リッチモンドが1987年にロンドンで始動したファ...
ジョン・リッチモンド・キッズは、英国人デザイナーJohn Richmondの名を冠したキッズライン。ブランド本体は1987年にロ...
ジョン・スコット(John Scott/ジョン・スコット)は、スコットランドのタータン織元Lochcarron of Scotland(ロキャロ...
JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)は1784年に英イングランド・ダービーシャーのLea Millsで創業したニットウェアブラ...
JORDANLUCA(ジョーダンルカ)は、Jordan Bowen(ジョーダン・ボウエン)とLuca Marchetto(ルカ・マルケット)が2018年...
ジョシュア・エリス(Joshua Ellis)は、1767年にイングランド・ヨークシャーでエリス家が創業した英国のテキスタイルブ...
KANGOL FIELD(カンゴール・フィールド)は、英国発の老舗ブランドKangolから2006年にスタートしたアウトドアカジュアル...
KANGOL JEANS(カンゴール・ジーンズ)は、英国発のKANGOLから派生したジーンズカジュアルライン。日本のライセンシーで...
KANGOL SPORT(カンゴール・スポーツ)は、Jacques Spreiregenが1918年に始めた帽子事業を起点とする英国発のKANGOLから...
Katharine E Hamnett Jeans(キャサリン・イー・ハムネット・ジーンズ)は、英国のデザイナーKatharine Hamnettによるデ...
KATIE LOXTON(ケイティ・ロクストン)は、2014年にケイティ・ロクストンと夫のジェフ・ロクストンが英国で立ち上げたフ...
KD Essentials(ケーディー・エッセンシャルズ)は、英国・ロンドンを拠点とするKarl Donoghue(カール・ドノヒュー)の...
KD Knitwear(ケーディー・ニットウェア)は、英国・ロンドンを基盤とするKarl Donoghue(カール・ドノヒュー)が2021年...
KD Signature(ケーディー・シグネチャー)は、英国発のKarl Donoghue(カール・ドノヒュー)に属するシグネチャーライ...
KD2 Concept(ケーディーツー・コンセプト)は、英国ロンドンを拠点とするデザイナー、カール・ドノヒューのブランド「K...
KENT & CURWEN(ケント・アンド・カーウェン)は、1926年に英国ロンドンでEric KentとDorothy Curwenが創設した英国のフ...
KIKO KOSTADINOV WOMENSWEAR(キコ・コスタディノフ・ウィメンズウェア)は、ロンドン拠点のデザイナー、キコ・コスタデ...
キンロック・アンダーソン(Kinloch Anderson)は、1868年にスコットランド・エディンバラでウィリアム・アンダーソンが...
カフェネオ(Kafeneo)は、英国レスターのセレクトショップ「The Business Fashion(TBF)」店内に設けられたコンセプト...
KARL DONOGHUE(カール・ドノヒュー)は、英国ロンドンを拠点に、デザイナー兼クリエイティブディレクターのカール・ド...
Karrimor SF(カリマー・エスエフ)は、イギリス・エクスター発のタクティカル/ロードキャリアブランド。1998年にKarri...
Katharine Hamnett(キャサリン・ハムネット)は、デザイナーのキャサリン・ハムネットが1979年に英国で設立したファッ...
キコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)は、ブルガリア出身のデザイナー、キコ・コスタディノフが2016年にロンドンで...
King & Tuckfield(キング・アンド・タックフィールド)は、2016年にロンドンでクリエイティブディレクターのStacey Woo...
キンロック・バイ・キンロック・アンダーソンは、1868年にウィリアム・アンダーソンがスコットランドのエディンバラで創...
Kirk & Kirk(カーク&カーク)は、2013年に英国で設立されたアイウェアブランド。共同創業者ジェイソン・カークとカレ...
Kurt Geiger London(カートガイガー・ロンドン)は1963年にイギリス(ロンドン)で始まったフットウェア&アクセサリー...
カイダン・エディションズ(Kwaidan Editions)は、2017年に夫婦デザイナーのフン・ラ(Hung La)とレア・ディッキリー...
ラジャン・バイ・エージェント・プロヴォケイターは、英国ランジェリーブランドAgent Provocateurのディフュージョンラ...
LAURA ANDRASCHKO(ローラ・アンドラシュコ)は、2021年にロンドンで設立された同名ファッションブランド。デザイナーの...
ローラ・アシュレイは、1953年にローラ・アシュレイとバーナード・アシュレイ夫妻がロンドンで始めた英国発のライフスタ...
LEVELS BY LYLE & SCOTTは、英国のLyle & Scottが150周年(2024年)を起点に開始した年次コラボレーション/ディフュー...
リリー・ガブリエラ(Lily Gabriella)は、2015年にロンドンで設立された英国のファインジュエリーブランド。デザイナー...
LINTON(リントン)は、1912年にウィリアム・リントンがイングランド北部カーライルで創業した英国のテキスタイルメーカ...
ロンドン・トラディションは、2001年に東ロンドンでマムン・チョードリーとロブ・ヒューソンが創業した英国のアウターウ...
LONDON UNDERCOVER(ロンドン・アンダーカバー)は、英国ロンドンを拠点とする傘ブランド。デザイナーのジェイミー・マ...
LOVENESS LEE(ラブネスリー)は2017年に英国ロンドンでスタートしたコンテンポラリージュエリーブランド。ファウンダー...
LABRUM(ラブラム・ロンドン)は2014年にフォダイ・ダンブヤがロンドンで構想した、英国系のメンズウェアブランド。西ア...
Laird Hatters(レアード・ハッターズ)は、2009年にロンドンでAlexとZofia Torun-Shaw夫妻が創設した英国の帽子ブラン...
LAURENCE J. SMITH(ローレンス・ジェイ・スミス)は、スコットランド北部のシェットランド諸島にルーツを持つニットウ...
Le Monde Beryl(ルモンドベリル)は、Lily Atherton HanburyとKatya Shyfrinによって2016年にロンドンで設立されたシュ...
レザースミス・オブ・ロンドン(Leathersmith of London)は、1839年にイギリスで始まったレザー工芸ブランド。英国のク...
Lewis Leathers(ルイス・レザーズ)は、1892年にロンドンで創業した英国のモーターサイクル向けクロージングブランド。...
リアム・ホッジス(Liam Hodges/リアム・ホッジス)は、英国・ロンドンを拠点にデザイナーのリアム・ホッジスが2013年...
Liberty Fabrics(リバティ・ファブリックス)は、1875年にアーサー・ラセンビー・リバティがロンドンで創業したリバテ...
リンダ・ファロー(Linda Farrow)は1970年にロンドンで設立された、創設者リンダ・ファローによるラグジュアリーアイウ...
Litta Glitta(リッタ・グリッタ)は、2016年にイギリスで誕生した、母親向けの育児アイテムブランドです。ベビーカーフ...
リバプールFCは、1892年にジョン・ホールディングがリバプールで創設したイングランドのプロサッカークラブ。アンフィー...
リバプールFCアカデミーは、イングランドのカークビーに拠点を置くリバプールFCの育成組織。1998年に創設され、U9からU2...
リバプールFC財団(LFC Foundation)は、リバプール(イングランド)に登録事務所を置くリバプールFCの公式チャリティと...
リバプールFCウィメン(LFC Women)は、イングランド・マージーサイド州リバプールを本拠地とするプロの女子サッカーク...
Lochcarron of Scotland(ロキャロン・オブ・スコットランド)は、1947年にJohn Morris Buchanがスコットランド・ボーダ...
London Denim(ロンドン・デニム)は、2001年にサイモン・キングが創設した英国発のデニム/ストリートウェアブランド。...
ルナ・デル・ピナル(Luna Del Pinal)は、2017年にガブリエラ・ルナとコリーナ・デル・ピナルがロンドンで立ち上げたレ...
ライル・アンド・スコット(Lyle & Scott)は、1874年にスコットランドのホウィックでウィリアム・ライルとウォルター・...
MACALASTAIR(マカラスター)は、1981年にアラステア・マッキノンがスコットランドのグラスゴーで創設したニットウェア...
MACKINTOSH(マッキントッシュ)は1824年にスコットランドで始まったアウターウェアブランド。化学者チャールズ・マッキ...
MACKINTOSH 0001(マッキントッシュ・ゼロゼロゼロワン)は、英国のアウターウェアブランドMACKINTOSHが2017年秋冬シー...
MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ・ロンドン)は、英国を代表するアウターウェアブランド「MACKINTOSH」から派生し...
MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュ・フィロソフィー)は、英国の老舗アウターウェアブランド「MACKINTOSH」のセ...
メイゾン・ベンガルは、イギリスで2004年にシーナ・デイ(Sheenagh Day)が設立したフェアトレードのブランド。バングラ...
マーガレット・ハウエル(Margaret Howell)は、1970年に英国でデザイナー本人のマーガレット・ハウエルが立ち上げたブ...
MARGARET HOWELL idea(マーガレット・ハウエル アイデア)は、英国のファッションブランドMARGARET HOWELLから派生した...
MARY QUANT(マリー・クワント)は、1955年にロンドンのチェルシー・キングスロードで、デザイナーのマリー・クワントと...
MHL. UTILITY WEAR(エムエイチエル・ユーティリティウエア)は、英国のデザイナー、マーガレット・ハウエルが手がけるM...
イギリスのファッションは、ロンドンを中心とするデザイナー文化、サヴィル・ロウに代表されるテーラリング、王室や階級文化、音楽と若者文化、アートスクール、クラフト、ストリートの感覚が重なって発展してきました。伝統的な仕立てや素材を尊重しながら、それを皮肉、反骨、実験性で更新してきた点が、イギリス発ブランドを見るうえで重要な手がかりになります。
19世紀のロンドンでは、紳士服の仕立て文化が発展し、サヴィル・ロウ周辺はビスポークテーラリングの象徴的な場所として知られるようになりました。軍服、乗馬服、カントリーウェア、ツイード、レインコートなど、英国の気候や階級社会、屋外活動と結びついた服も重要な背景です。華やかな装飾よりも、用途、素材、仕立て、長く着ることを重視する感覚は、後の英国ブランドにも受け継がれていきます。
第二次世界大戦後のイギリスでは、配給や実用衣料の経験を経て、日常の服と産業の立て直しが課題になりました。一方で、ロンドンのテーラーや百貨店、メーカー、若者のサブカルチャーは少しずつ新しい装いを作り始めます。1950年代にはテディボーイのように、エドワード朝風の仕立てを若者が独自に着崩す動きも現れ、英国らしい伝統と反抗の組み合わせが見え始めました。
1960年代のロンドンは、スウィンギング・ロンドン、キングス・ロード、カーナビー・ストリート、モッズ、ポップミュージックなどを通じて、国際的な若者文化の中心のひとつになりました。メアリー・クワントはミニスカートをめぐる時代の象徴的存在で、短い裾丈やジャージー素材、タイツ、量産しやすいシンプルな形を通じて、若い女性の装いを大きく変えました。服は上流層だけのものではなく、街の空気や音楽と結びつくものとして見られるようになります。
1970年代には、パンクがロンドンのファッションを強く印象づけました。ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレン周辺の服は、Tシャツ、ボンデージ、タータン、破れや安全ピンなどを通じて、既存の美意識や社会規範への反発を可視化しました。1980年代にはニュー・ロマンティックやクラブカルチャー、アートスクール出身のデザイナーが存在感を増し、1984年にはロンドン・ファッション・ウィークが始まります。
1990年代は、ロンドンのファッションがより実験的で物語性の強いものとして国際的に注目された時代です。セントラル・セント・マーチンズなどの学校、若手支援、雑誌、クラブ、音楽シーンが結びつき、アレキサンダー・マックイーンやジョン・ガリアーノ、フセイン・チャラヤンらに代表される強い表現が見られました。伝統的な美しさだけでなく、身体、歴史、階級、ジェンダー、演出まで含めて服を考える姿勢が英国ファッションの特徴の一部になっていきます。
2000年代には、ロンドンの若手デザイナー支援、ハイストリート、ラグジュアリー、デジタル発信が並行して広がりました。バーバリーのようなヘリテージブランドはアーカイブを現代的に読み替え、若手ブランドはテーラリング、プリント、ニット、ストリート、クラフトを自由に組み合わせます。英国のファッションは、伝統あるメゾンだけでなく、学校やショールーム、セレクトショップ、メディアが新人を押し出す仕組みとしても見られるようになりました。
2010年代は、SNS、EC、ジェンダーを固定しない表現、サステナビリティ、多様な背景を持つデザイナーの可視化が重要になりました。ロンドン・ファッション・ウィークは国際的な発信の場であり続け、同時に若手や独立系ブランドが強い個性を示す場でもあります。英国のユーモア、反骨精神、クラフト、音楽やアートとの近さは、デジタル時代にもブランドの伝わり方を形づくっています。
2020年代は、環境負荷、再販、アップサイクル、地域生産、職人技の継承、インクルーシブな表現がより身近なテーマになっています。歴史あるテーラリングやヘリテージブランドも、若い世代に向けて素材や流通、発信方法を見直しています。一方で、ロンドンの独立系ブランドは、個人の背景やコミュニティ、社会的なメッセージを服に重ねることで、英国ファッションの実験性を更新し続けています。
現在のイギリスのファッションブランドは、テーラリング、ヘリテージ、ラグジュアリー、ストリート、パンクやクラブカルチャーの系譜、ニット、バッグ、ジュエリー、サステナブルブランドまで幅広く存在しています。同じイギリス発でも、サヴィル・ロウに連なる仕立て、ロンドンの若手デザイナー、英国各地の素材やクラフト、音楽やサブカルチャーに近いブランドでは背景が大きく異なります。創業年代やカテゴリ別に見ることで、伝統と反骨が共存するイギリス発ブランドの特徴がつかみやすくなります。