19世紀から戦前
19世紀のロンドンでは、紳士服の仕立て文化が発展し、サヴィル・ロウ周辺はビスポークテーラリングの象徴的な場所として知られるようになりました。軍服、乗馬服、カントリーウェア、ツイード、レインコートなど、英国の気候や階級社会、屋外活動と結びついた服も重要な背景です。華やかな装飾よりも、用途、素材、仕立て、長く着ることを重視する感覚は、後の英国ブランドにも受け継がれていきます。
イギリスのファッションブランド一覧です。ブランド概要、創業年、カテゴリを掲載しています。
イギリスの概要
ブランド概要、創業年、カテゴリを一覧で掲載しています。
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GOOD SQUISH(グッド・スクイッシュ)は、2021年にBillie-Jo Croninがロンドンで立ち上げ、Phoenix-Bluと共同で運営する...
GRACE COLLECTION(グレイス・コレクション)は、GLENROYAL(グレンロイヤル)が2018年に発表した女性向けライン。1979...
ガビッチ・クラシック(Gabicci Classic)は、1973年にJack SofierとAlex Pyserがロンドンで創設した英国ブランドGabicc...
ガビッチ・ヴィンテージは、1973年にジャック・ソフィア(Jack Sofier)とアレックス・パイザー(Alex Pyser)がロンド...
Galliano Genes(ガリアーノ・ジーンズ)は、ジョン・ガリアーノが自身の名義で1991年に立ち上げた英国(ロンドン)発の...
Galliano's Girl(ガリアーノズ・ガール)は、デザイナーのジョン・ガリアーノが1991年に発表したディフュージョンライ...
Gentle Fullness(ジェントル・フルネス)は、Story mfg.のプロジェクトとして2022年春夏にデビューした、サステナブル...
ジョージ・コックス(George Cox)は、1906年に英国ノーザンプトンシャー州ウェリングボローでジョージ・ジェームス・コ...
ジョージア・ケンボール(Georgia Kemball / ジョージア ケンボール)は、2017年にジョージア本人が立ち上げたロンドン...
Gieves & Hawkes(ギーブス・アンド・ホークス)は、1771年にホークスがロンドンで創業した歴史を起源とする英国のメン...
グレン・プリンス(グレン・プリンス)は、1990年にマーク・ラヴェルと父ポール・ラヴェルが英国サマセットで設立した家...
Gloverall Renewed(グローバーオール・リニュード)は、英国のアウターウエアブランドGloverallが2025年に開始したリメ...
ジムフレックス(Gymphlex)は英国レスターで1906年に始まったスポーツウェアブランド。そのサブラインとして2011年にス...
HAWKINS AUTHENTIC(ホーキンス・オーセンティック)は、英国発祥のシューズブランドHAWKINS(ホーキンス)から展開され...
HAWKINS PREMIUM(ホーキンス・プレミアム)は、英国発祥のシューズブランドG.T.HAWKINSを親ブランドとするプレミアムラ...
HELEN MOORE(ヘレン・ムーア)は、1982年に英国デヴォンでヘレン・ムーアとスタンリー・ムーア夫妻が始めたファミリー...
HENRY LONDON(ヘンリー・ロンドン)は、2015年に英国ロンドンでPeers Hardyが立ち上げた時計ブランド。ロンドン・ノッ...
HI-TEC HTS74(ハイテック・エイチティーエス74)は、HI-TECのプレミアムスニーカー/ライフスタイルラインとして2017年...
HIGHLAND 2000(ハイランド・トゥーサウザンド)は、2000年に英国ノッティンガムシャーで始動したニットウェアメーカー...
HIGHLAND TWEEDS(ハイランド・ツイード)は、1972年に英国で設立されたウール製品ブランド。ヨークシャーを拠点とする...
HOUSE 99(ハウス・ナインティナイン)は、2018年にデビッド・ベッカムがL’Oréal Luxeと共同で立ち上げた英国発のメンズ...
HUNTER Original Rain Boots(ハンター・オリジナル・レインブーツ)は、1856年にスコットランドでノース・ブリティッシ...
HUNTER PLAY™ Collection(ハンター・プレイ・コレクション)は、1856年にスコットランドで創業した英国フットウェアブ...
HUNTER Refined(ハンター・リファインド)は、英国発のフットウェアブランドHUNTERが展開する「Refined(リファインド...
ハケット・ヘリテージは、1983年にジェレミー・ハケットがロンドンのキングス・ロードで始めたHackettのブランド群に属...
ハケット・スポーツ(ハケット・スポーツ)は、1983年にジェレミー・ハケットがロンドンのKing’s Roadで始めた英国ブラ...
ヘッケルス(Haeckels)は、2012年に英国ケント州マルゲートでドム・ブリッジスが立ち上げたスキンケア/フレグランスブ...
Hand Stitch Collection(ハンド・ステッチ・コレクション)は、英国ノーサンプトンのシューズメーカーCROWNが2021年に...
Hand Welted Collection(ハンド・ウェルテッド・コレクション)は、英国ノーサンプトンの靴メーカー、Crown Northampto...
ハーレー・オブ・スコットランドは、スコットランド北東部ピーターヘッドで1929年にピーター・ハーレー・ブッチャン(Pe...
ハリス・ツイード(Harris Tweed)は、スコットランドのアウターヘブリディーズ諸島で織られる手織りツイード生地の商標...
ハットン・ラブズは、2019年にジャック・キャノンとジョー・ゲルブがロンドンで設立した英国のジュエリーブランド。ロン...
Hawkins Comfort(ホーキンス・コンフォート)は、イギリス発祥のシューズブランドHawkins(ホーキンス)から派生したコ...
HAWKINS SPORT grace garden(ホーキンス・スポーツ・グレースガーデン)は、1850年にジョージ・トーマス・ホーキンスが...
Heaven Can Wait(ヘブン・キャン・ウェイト)は、英国ロンドンを拠点とし、モデル出身のFelix Spooner(フェリックス・...
ヘレナ・マンツァーノは、デザイナーHelena Manzanoの名を冠したロンドン拠点のウィメンズウェアレーベル。2014年にロン...
ヒリヤー・バートリーは、2015年に英国ロンドンでデザイナーのルエラ・バートリーとアクセサリーデザイナーのケイティ・...
ヒリヤー・ロンドンは、ロンドンを拠点とするアクセサリーデザイナー、ケイティ・ヒリヤーが2010年に創設した英国のジュ...
ハウス・オブ・サニーは、2011年にデザイナー兼創業者のサニー・ウィリアムズがロンドン・ハックニーで設立した英国のフ...
INSIGNIA LINE(インシグニア・ライン)は、英国発のAchilles(アキレス)が展開するTシャツ中心の派生コレクション。Ac...
J&M Davidson(ジェイ・アンド・エム・デヴィッドソン)は、写真家のジョン・デヴィッドソンとテキスタイルデザイナーの...
J.J. Mercer(ジェイジェイマーサー)はイギリス発のカジュアルファッションブランド。2011年春夏シーズンよりコレクシ...
ジャミーソンズ(Jamieson’s of Shetland)は、スコットランドのシェットランド諸島を拠点に1893年にロバート・ジャミー...
John Partridge(ジョン・パートリッジ)/John Partridge & Coは、英国スタッフォードシャー発のカントリーウェアブラ...
ジョゼフ・オム(JOSEPH HOMME)は、英国ロンドン発のファッションブランド「JOSEPH」のメンズライン。2002年にメンズラ...
JOSEPH SPORT(ジョセフ・スポーツ)は、ロンドン発のラグジュアリーファッションブランドJOSEPHの傘下で展開されるライ...
JS by John Smedley(ジェーエス・バイ・ジョン・スメドレー)は、英国ダービーシャーに拠点を置く老舗ニットブランドJo...
JW Anderson(ジェイ・ダブリュー・アンダーソン)は、北アイルランド出身のデザイナー、ジョナサン・アンダーソンが200...
James Purdey & Sons(ジェームズ・パーディー・アンド・サンズ)は、1814年にジェームズ・パーディーがロンドンで創業...
JIMMY CHOO(ジミー・チュウ)は、1996年にロンドンで靴職人ジミー・チュウとタマラ・メロンが創設した英国発のラグジュ...
Jimmy Choo Bridal(ジミー・チュー・ブライダル)は、英国ロンドンに拠点を持つラグジュアリーブランドJimmy Chooのブ...
Jimmy Choo Couture(ジミー・チュウ・クチュール)は、2006年に創業者ジミー・チュウがロンドンで立ち上げた高級クチュ...
ジミー・チュウ アイウェアは、1996年にロンドンで創設されたラグジュアリーアクセサリーハウス、Jimmy Chooのアイウェ...
John Galliano(ジョン・ガリアーノ)は、1994年に事業基盤が再編され商業的に立ち上げられた英国出身のファッションブ...
ジョン・ガリアーノ・オム(ジョン・ガリアーノ・オム)は、ブランド John Galliano のメンズライン。母体の John Galli...
John Galliano Kids(ジョン・ガリアーノ・キッズ)は、デザイナーJohn Gallianoに由来する子供服ライン。発祥はイギリ...
John Lewis + Matthew Williamson(ジョン・ルイス+マシュー・ウィリアムソン)は、英国の百貨店 John Lewis & Partner...
ジョン・リッチモンド(John Richmond)は、英国のデザイナー、ジョン・リッチモンドが1987年にロンドンで始動したファ...
ジョン・リッチモンド・キッズは、英国人デザイナーJohn Richmondの名を冠したキッズライン。ブランド本体は1987年にロ...
JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)は1784年に英イングランド・ダービーシャーのLea Millsで創業したニットウェアブラ...
JORDANLUCA(ジョーダンルカ)は、Jordan Bowen(ジョーダン・ボウエン)とLuca Marchetto(ルカ・マルケット)が2018年...
ジョシュア・エリス(Joshua Ellis)は、1767年にイングランド・ヨークシャーでエリス家が創業した英国のテキスタイルブ...
Katharine E Hamnett Jeans(キャサリン・イー・ハムネット・ジーンズ)は、英国のデザイナーKatharine Hamnettによるデ...
KENT & CURWEN(ケント・アンド・カーウェン)は、1926年に英国ロンドンでEric KentとDorothy Curwenが創設した英国のフ...
KIKO KOSTADINOV WOMENSWEAR(キコ・コスタディノフ・ウィメンズウェア)は、ロンドン拠点のデザイナー、キコ・コスタデ...
キンロック・アンダーソン(Kinloch Anderson)は、1868年にスコットランド・エディンバラでウィリアム・アンダーソンが...
カフェネオ(Kafeneo)は、英国レスターのセレクトショップ「The Business Fashion(TBF)」店内に設けられたコンセプト...
Karrimor SF(カリマー・エスエフ)は、イギリス・エクスター発のタクティカル/ロードキャリアブランド。1998年にKarri...
Katharine Hamnett(キャサリン・ハムネット)は、デザイナーのキャサリン・ハムネットが1979年に英国で設立したファッ...
キコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)は、ブルガリア出身のデザイナー、キコ・コスタディノフが2016年にロンドンで...
イギリスのファッションは、ロンドンを中心とするデザイナー文化、サヴィル・ロウに代表されるテーラリング、王室や階級文化、音楽と若者文化、アートスクール、クラフト、ストリートの感覚が重なって発展してきました。伝統的な仕立てや素材を尊重しながら、それを皮肉、反骨、実験性で更新してきた点が、イギリス発ブランドを見るうえで重要な手がかりになります。
19世紀のロンドンでは、紳士服の仕立て文化が発展し、サヴィル・ロウ周辺はビスポークテーラリングの象徴的な場所として知られるようになりました。軍服、乗馬服、カントリーウェア、ツイード、レインコートなど、英国の気候や階級社会、屋外活動と結びついた服も重要な背景です。華やかな装飾よりも、用途、素材、仕立て、長く着ることを重視する感覚は、後の英国ブランドにも受け継がれていきます。
第二次世界大戦後のイギリスでは、配給や実用衣料の経験を経て、日常の服と産業の立て直しが課題になりました。一方で、ロンドンのテーラーや百貨店、メーカー、若者のサブカルチャーは少しずつ新しい装いを作り始めます。1950年代にはテディボーイのように、エドワード朝風の仕立てを若者が独自に着崩す動きも現れ、英国らしい伝統と反抗の組み合わせが見え始めました。
1960年代のロンドンは、スウィンギング・ロンドン、キングス・ロード、カーナビー・ストリート、モッズ、ポップミュージックなどを通じて、国際的な若者文化の中心のひとつになりました。メアリー・クワントはミニスカートをめぐる時代の象徴的存在で、短い裾丈やジャージー素材、タイツ、量産しやすいシンプルな形を通じて、若い女性の装いを大きく変えました。服は上流層だけのものではなく、街の空気や音楽と結びつくものとして見られるようになります。
1970年代には、パンクがロンドンのファッションを強く印象づけました。ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレン周辺の服は、Tシャツ、ボンデージ、タータン、破れや安全ピンなどを通じて、既存の美意識や社会規範への反発を可視化しました。1980年代にはニュー・ロマンティックやクラブカルチャー、アートスクール出身のデザイナーが存在感を増し、1984年にはロンドン・ファッション・ウィークが始まります。
1990年代は、ロンドンのファッションがより実験的で物語性の強いものとして国際的に注目された時代です。セントラル・セント・マーチンズなどの学校、若手支援、雑誌、クラブ、音楽シーンが結びつき、アレキサンダー・マックイーンやジョン・ガリアーノ、フセイン・チャラヤンらに代表される強い表現が見られました。伝統的な美しさだけでなく、身体、歴史、階級、ジェンダー、演出まで含めて服を考える姿勢が英国ファッションの特徴の一部になっていきます。
2000年代には、ロンドンの若手デザイナー支援、ハイストリート、ラグジュアリー、デジタル発信が並行して広がりました。バーバリーのようなヘリテージブランドはアーカイブを現代的に読み替え、若手ブランドはテーラリング、プリント、ニット、ストリート、クラフトを自由に組み合わせます。英国のファッションは、伝統あるメゾンだけでなく、学校やショールーム、セレクトショップ、メディアが新人を押し出す仕組みとしても見られるようになりました。
2010年代は、SNS、EC、ジェンダーを固定しない表現、サステナビリティ、多様な背景を持つデザイナーの可視化が重要になりました。ロンドン・ファッション・ウィークは国際的な発信の場であり続け、同時に若手や独立系ブランドが強い個性を示す場でもあります。英国のユーモア、反骨精神、クラフト、音楽やアートとの近さは、デジタル時代にもブランドの伝わり方を形づくっています。
2020年代は、環境負荷、再販、アップサイクル、地域生産、職人技の継承、インクルーシブな表現がより身近なテーマになっています。歴史あるテーラリングやヘリテージブランドも、若い世代に向けて素材や流通、発信方法を見直しています。一方で、ロンドンの独立系ブランドは、個人の背景やコミュニティ、社会的なメッセージを服に重ねることで、英国ファッションの実験性を更新し続けています。
現在のイギリスのファッションブランドは、テーラリング、ヘリテージ、ラグジュアリー、ストリート、パンクやクラブカルチャーの系譜、ニット、バッグ、ジュエリー、サステナブルブランドまで幅広く存在しています。同じイギリス発でも、サヴィル・ロウに連なる仕立て、ロンドンの若手デザイナー、英国各地の素材やクラフト、音楽やサブカルチャーに近いブランドでは背景が大きく異なります。創業年代やカテゴリ別に見ることで、伝統と反骨が共存するイギリス発ブランドの特徴がつかみやすくなります。