19世紀から戦前
19世紀のロンドンでは、紳士服の仕立て文化が発展し、サヴィル・ロウ周辺はビスポークテーラリングの象徴的な場所として知られるようになりました。軍服、乗馬服、カントリーウェア、ツイード、レインコートなど、英国の気候や階級社会、屋外活動と結びついた服も重要な背景です。華やかな装飾よりも、用途、素材、仕立て、長く着ることを重視する感覚は、後の英国ブランドにも受け継がれていきます。
イギリスのファッションブランド一覧です。ブランド概要、創業年、カテゴリを掲載しています。
イギリスの概要
ブランド概要、創業年、カテゴリを一覧で掲載しています。
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MICHAEL LINNELL(マイケル・リンネル)は、Michael Linnellが1972年に創設した英国のメッセンジャーバッグブランド。ド...
エムジェイビー・マーク・ジャック・バートン(MJB)は、2015年にデザイナーMarc Jacques Burtonがロンドンで立ち上げた...
MKI MIYUKI ZOKU(エムケーアイ・ミユキ・ゾク)は、Vik Tailor(ヴィク・テイラー)が英国で2010年に立ち上げた現代的...
Mainline:RUS/Fr.CA/DE(メインライン・アールユーエス・エフアール・シーエー・ディーイー)は、2019年にロンドン拠点...
2014年に英国で始まったレディースシューズブランド。彫刻的なラインと快適な履き心地を両立したヒールやフラットを展開...
マニエール・ドゥ・ヴォワール(Manière De Voir/マニエール・ドゥ・ヴォワール)は、2013年にReece Wabaraがマンチェ...
マノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)は、1970年にロンドンのチェルシーで最初のブティックを買い取り設立された、マノロ...
マーカス・ルプファーは、ドイツ出身のデザイナー、マーカス・ルプファーが1998年末にロンドンで始めたファッションブラ...
マルケス・アルメイダ(Marques’Almeida)は、2011年にMarta MarquesとPaulo Almeidaがロンドンで立ち上げた英国のファ...
Martine Rose(マーティン・ローズ)は、デザイナーのMartine Roseが2007年に英国ロンドンで設立したブランド。シャツの...
Mary Katrantzou(メアリー・カトランズー)は、デザイナーのメアリー・カトランズーが2008年にロンドンで設立したブラ...
マーシャ・ポポヴァ(Masha Popova)は、2020年にロンドンでデザイナー本人が立ち上げたレディースウェアブランド。産業...
Matthew Williamson(マシュー・ウィリアムソン)は、デザイナーのマシュー・ウィリアムソンとビジネスパートナーのジョ...
Matthew Williamson for CB2(マシュー・ウィリアムソン・フォー・シービーツー)は、英国出身のデザイナー、マシュー・...
Matthew Williamson for Osborne & Little(マシュー・ウィリアムソン・フォー・オズボーン・アンド・リトル)は、イギ...
マクシミリアン・デイヴィス(Maximilian Davis)の名を冠する英国のファッションブランド「MAXIMILIAN」。デザイナー本...
マックキュー(McQ)は、リー・アレキサンダー・マックイーンが設立したアレキサンダー・マックイーンの、若年層向けデ...
アレキサンダー・マックイーン・アイウェア(McQueen Eyewear)は、1992年にロンドンでアレキサンダー・マックイーンに...
MHL.(エムエイチエル)バイ マーガレット・ハウエルは、マーガレット・ハウエルが2004年に立ち上げた英国のブランド(...
ミラー・ハリスは、調香師リン・ハリスによって2000年にロンドンで誕生した英国のメゾンフレグランス。モダンブリティッ...
モリー・ゴダード(Molly Goddard)は、デザイナー自身が手がける英国のファッションブランド。2014年にロンドンで立ち...
モニカ・ヴィナダー(Monica Vinader/モニカ・ヴィナダー)は、2008年にモニカ・ヴィナダーが英国で創業した同名のジュ...
ノーマ・ジュエリー(NORMA.)は、ロンドンを拠点にHarriet Williamsが手がけるジェンダーレスのジュエリーブランド。20...
Nails.INC(ネイルズ・インク)は、英国ロンドン拠点のネイルポリッシュ/ネイルサービスを展開するブランド。1999年にT...
Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)は、2011年にウクライナ出身のデザイナー、ナターシャ・ジンコがロンドンで立ち上...
ニール・バレット(Neil Barrett)は、1999年にデザイナーのニール・バレットが英国で立ち上げたファッションブランド。...
ネンシ・ドジョカ(Nensi Dojaka)は、デザイナーのNensi Dojakaが2019年に立ち上げたウィメンズファッションブランド。...
ロンドンを拠点にするメンズファッションブランド。スコットランドとジャマイカの背景を反映したクラフト感のある服作り...
Nigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン)は、英国人デザイナーのナイジェル・ケーボンが1969年に前身となるCricket Cloth...
Nigel Cabourn AUTHENTIC LINE(ナイジェル・ケーボン・オーセンティック・ライン)は、英国デザイナー Nigel Cabourn(...
Nigel Cabourn WOMAN(ナイジェル・ケーボン・ウーマン)は、英国デザイナーNigel Cabournが手掛けるウィメンズライン。...
No Vacancy Inn(ノー・バカンシー・イン)は、2015年にトレメイン・エモリー(Tremaine Emory)とアデ・オドゥンラミ(...
Norman Hartnell(ノーマン・ハートネル)は、1923年にデザイナーのノーマン・ビショップ・ハートネルがロンドン・メイ...
ノーススカル(Northskull/ノーススカル)は、2009年にロンドンでDavron ChristianとJordan Forbesによって立ち上げら...
ノーススカル・ウィメンズ・コレクションは、ロンドンで2009年に始まったアクセサリーブランドNorthskullのウィメンズラ...
Nor’easterly Tradition(ノアイースターリー・トラディション)は、スコットランド北東部ピーターヘッドを拠点とするニ...
ロンドン発のメンズウェアブランド。テーラードとカジュアルを行き来する現代的な英国スタイルが特徴。
オリー・シンダー(Olly Shinder)は、2022年にロンドンのCentral Saint MartinsでBAを修了後、自身の名を冠したメンズ...
OMAR AFRIDI(オマール・アフリディ)は、2018年にOmar Afridiが立ち上げたロンドン拠点のユニセックス・ファッションブ...
Only the Blind(オンリー・ザ・ブラインド)は、2016年に英国ロンドンで設立されたメンズ/ウィメンズ向けのラグジュア...
Orlebar Brown(オールバー・ブラウン)は、2007年に写真家アダム・ブラウンがロンドンで設立した英国発のメンズブラン...
Orlebar Brown Kids(オールバー・ブラウン・キッズ)は、英国ロンドン発のOrlebar Brownのキッズライン。親ブランドOrl...
PINK by Thomas Pink(ピンク・バイ・トーマス・ピンク)は、英国ロンドン発のシャツブランドThomas Pinkのサブブランド...
PRINGLE 1815(プリングル・エイティーンフィフティーン)は、Pringle of Scotland(プリングル オブ スコットランド)...
PROGRESS RUNNING CLUB(プログレス・ランニング・クラブ)は、マーク・バティスタ氏がロンドンで立ち上げたランニング...
PS Paul Smith(ピーエス・ポール・スミス)は、英国発のファッションブランド「Paul Smith」のディフュージョンライン...
PALACE SKATEBOARDS(パレス・スケートボード)は、2009年にイギリス・ロンドンでLev Tanju(レヴ・タンジュ)らにより...
Partridge & Pooch(パートリッジ・アンド・プーチ)は、1969年創業の英国ブランドJohn Partridgeが展開する犬向けライ...
Partridge England(パートリッジ・イングランド)は、英国のJohn Partridge & Coが現行で展開する限定レンジで、公式サ...
Paul Smith(ポール・スミス)は、デザイナーのポール・スミスが1970年に英国ノッティンガムで創業したブランド。 メン...
Paul Smith Black Label(ポール・スミス・ブラック・レーベル)は、英国のデザイナーであるポール・スミスが手掛ける「...
Paul Smith Blue Label(ポール・スミス・ブルー・レーベル)は、英国デザイナーPaul Smith(ポール・スミス)に由来す...
Paul Smith COLLECTION(ポール・スミス・コレクション)は、英国デザイナーのポール・スミスによるブランド「Paul Smit...
Paul Smith Jeans(ポール・スミス・ジーンズ)は、英国ノッティンガムで1970年にデザイナーのポール・スミスが創業した...
Paul Smith Junior(ポール・スミス・ジュニア)は、英国デザイナーのポール・スミスが2010年秋冬に立ち上げた、Paul Sm...
Paul Smith London(ポール・スミス・ロンドン)は、英国デザイナーのポール・スミスが率いる「Paul Smith」ブランド内...
Paul Smith Red Ear(ポール・スミス・レッド・イヤー)は、英国のファッションブランド「Paul Smith(ポール・スミス)...
Paul Smith Sport(ポール・スミス・スポーツ)は、英国デザイナーのポール・スミス(Paul Smith)が手掛けるPaul Smith...
Paul Smith Women(ポール・スミス・ウィメン)は、英国デザイナーのポール・スミスが手掛けるブランド「Paul Smith」の...
Paul Smith for Children(ポール・スミス・フォー・チルドレン)は、英国のデザイナー、ポール・スミスが1990年に開始...
Paul by Paul Smith(ポール・バイ・ポール・スミス)は、英国ブランドPaul Smithのウィメンズ向けカジュアルラインとし...
ペンハリガン(Penhaligon’s)は、ウィリアム・ペンハリゴンがロンドンのジャーミン・ストリートにあるハマムで1870年に...
Peter Jensen(ピーター・イェンセン)は、デンマーク出身のデザイナー、ピーター・イェンセンが1999年にロンドンで設立...
PHOEBE PHILO(フィービー・ファイロ)は、英国人デザイナーのフィービー・ファイロが2021年にロンドンを拠点として立ち...
ポスターガール(ポスターガール)は、セントラル・セント・マーチンズでレディースウェアデザインを学んだフランチェス...
プリングル・オブ・スコットランドは、ロバート・プリングルが1815年にスコットランドのスコティッシュ・ボーダーズ(ホ...
クヮント・バイ・マリークヮントは、ロンドン・チェルシーを出発点にしたデザイナー、マリー・クワントのブランドMARY Q...
Quit Running(クイトランニング)は、英国人デザイナーによるデザインを採用したモッズ系ブランドとして紹介されるネッ...
REMUS UOMO(レムス・ウオモ)は、北アイルランドのベルファストを拠点にメンズウェアを展開する独立系ブランド。1991年...
REPRESENT 247(リプレゼント247)は、英国のRepresentが立ち上げたパフォーマンス向けアクティブウェアライン。ジョー...
メンズ中心にシャツやパンツ、アウターを展開するカジュアルファッションブランド。
イギリスのファッションは、ロンドンを中心とするデザイナー文化、サヴィル・ロウに代表されるテーラリング、王室や階級文化、音楽と若者文化、アートスクール、クラフト、ストリートの感覚が重なって発展してきました。伝統的な仕立てや素材を尊重しながら、それを皮肉、反骨、実験性で更新してきた点が、イギリス発ブランドを見るうえで重要な手がかりになります。
19世紀のロンドンでは、紳士服の仕立て文化が発展し、サヴィル・ロウ周辺はビスポークテーラリングの象徴的な場所として知られるようになりました。軍服、乗馬服、カントリーウェア、ツイード、レインコートなど、英国の気候や階級社会、屋外活動と結びついた服も重要な背景です。華やかな装飾よりも、用途、素材、仕立て、長く着ることを重視する感覚は、後の英国ブランドにも受け継がれていきます。
第二次世界大戦後のイギリスでは、配給や実用衣料の経験を経て、日常の服と産業の立て直しが課題になりました。一方で、ロンドンのテーラーや百貨店、メーカー、若者のサブカルチャーは少しずつ新しい装いを作り始めます。1950年代にはテディボーイのように、エドワード朝風の仕立てを若者が独自に着崩す動きも現れ、英国らしい伝統と反抗の組み合わせが見え始めました。
1960年代のロンドンは、スウィンギング・ロンドン、キングス・ロード、カーナビー・ストリート、モッズ、ポップミュージックなどを通じて、国際的な若者文化の中心のひとつになりました。メアリー・クワントはミニスカートをめぐる時代の象徴的存在で、短い裾丈やジャージー素材、タイツ、量産しやすいシンプルな形を通じて、若い女性の装いを大きく変えました。服は上流層だけのものではなく、街の空気や音楽と結びつくものとして見られるようになります。
1970年代には、パンクがロンドンのファッションを強く印象づけました。ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレン周辺の服は、Tシャツ、ボンデージ、タータン、破れや安全ピンなどを通じて、既存の美意識や社会規範への反発を可視化しました。1980年代にはニュー・ロマンティックやクラブカルチャー、アートスクール出身のデザイナーが存在感を増し、1984年にはロンドン・ファッション・ウィークが始まります。
1990年代は、ロンドンのファッションがより実験的で物語性の強いものとして国際的に注目された時代です。セントラル・セント・マーチンズなどの学校、若手支援、雑誌、クラブ、音楽シーンが結びつき、アレキサンダー・マックイーンやジョン・ガリアーノ、フセイン・チャラヤンらに代表される強い表現が見られました。伝統的な美しさだけでなく、身体、歴史、階級、ジェンダー、演出まで含めて服を考える姿勢が英国ファッションの特徴の一部になっていきます。
2000年代には、ロンドンの若手デザイナー支援、ハイストリート、ラグジュアリー、デジタル発信が並行して広がりました。バーバリーのようなヘリテージブランドはアーカイブを現代的に読み替え、若手ブランドはテーラリング、プリント、ニット、ストリート、クラフトを自由に組み合わせます。英国のファッションは、伝統あるメゾンだけでなく、学校やショールーム、セレクトショップ、メディアが新人を押し出す仕組みとしても見られるようになりました。
2010年代は、SNS、EC、ジェンダーを固定しない表現、サステナビリティ、多様な背景を持つデザイナーの可視化が重要になりました。ロンドン・ファッション・ウィークは国際的な発信の場であり続け、同時に若手や独立系ブランドが強い個性を示す場でもあります。英国のユーモア、反骨精神、クラフト、音楽やアートとの近さは、デジタル時代にもブランドの伝わり方を形づくっています。
2020年代は、環境負荷、再販、アップサイクル、地域生産、職人技の継承、インクルーシブな表現がより身近なテーマになっています。歴史あるテーラリングやヘリテージブランドも、若い世代に向けて素材や流通、発信方法を見直しています。一方で、ロンドンの独立系ブランドは、個人の背景やコミュニティ、社会的なメッセージを服に重ねることで、英国ファッションの実験性を更新し続けています。
現在のイギリスのファッションブランドは、テーラリング、ヘリテージ、ラグジュアリー、ストリート、パンクやクラブカルチャーの系譜、ニット、バッグ、ジュエリー、サステナブルブランドまで幅広く存在しています。同じイギリス発でも、サヴィル・ロウに連なる仕立て、ロンドンの若手デザイナー、英国各地の素材やクラフト、音楽やサブカルチャーに近いブランドでは背景が大きく異なります。創業年代やカテゴリ別に見ることで、伝統と反骨が共存するイギリス発ブランドの特徴がつかみやすくなります。