戦後から1950年代
第二次世界大戦後のイタリアでは、繊維産業や職人技を背景に、国際市場へ向けたファッションの見せ方が整えられていきました。1951年にはジョヴァンニ・バッティスタ・ジョルジーニがフィレンツェでアメリカのバイヤーやメディアに向けたショーを開き、1950年代にはピッティ宮殿のサラ・ビアンカでのショーが、イタリアンファッションを世界へ紹介する象徴的な場になりました。
イタリアのファッションブランド一覧です。ブランド概要、創業年、カテゴリを掲載しています。
イタリアの概要
ブランド概要、創業年、カテゴリを一覧で掲載しています。
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ロベルト・コリーナ(Roberto Collina/ロベルトコリーナ)は、イタリア・ボローニャ近郊クレヴァルコーレで1953年にコ...
ロベルト・デメリオ(Roberto Demeglio)がイタリア・トリノで1984年に最初の貴金属工房を開き、ファミリーのジュエラー...
RRD(ロベルト・リッチ・デザインズ)は、イタリアのトスカーナ(グロセット)と、ハワイ島マウイの海辺の間から生まれ...
ローザ・バイ・ナラカミーチェ(Rosa by NARACAMICIE)は、1984年にリナ・アナラトーネ/ウォルター・アナラトーネ夫妻...
ロイ・ロジャース(Roy Roger's)はイタリアのデニムブランド。Sevenbellグループの基盤は1949年にフランチェスコ・バッ...
ルディ・プロジェクト(Rudy Project)は、1985年にイタリアのトレヴィーゾでRudy Barbazza(ルディ・バルバッツァ)が...
Running 2000(ランニング・ニセン)は、2014年にAlberto FranceschiとNicola FranceschiがRiviera del Brentaで立ち上...
サルトリオ・ナポリ(Sartorio Napoli)は、イタリア・ナポリ発のメンズテーラリングブランド。2009年にナポリで誕生し...
SE TCHU(セッチュウ・パフューム)は、ミラノを拠点に活動するデザイナー桑田悟史がクリエイティブディレクターとして...
SEVEN GAUGE(セブンゲージ)は2023年にイタリア・ボローニャで始まったジェンダーレスのニット&テーラリングブランド...
SR HOME(エスアールホーム)は、イタリアのラグジュアリー・ブランドStefano Ricciのホーム向けライン。2009年にStefan...
エスアール・ウォッチーズは、イタリアのラグジュアリーブランド「ステファノ・リッチ」が展開する時計コレクション。20...
STAY HUMAN ON EARTH(ステイ・ヒューマン・オン・アース)は、イタリアを拠点に展開されるストリートウェア系のアパレ...
STONE ISLAND SHADOW PROJECT(ストーン・アイランド・シャドウ・プロジェクト)は、イタリア発のメンズブランドStone I...
STONE ISLAND STELLINA(ストーンアイランド・ステリーナ)は、イタリア発のメンズウェアブランドStone Islandが展開す...
スタジオ・ピッコーネ(STUDIO PICONE)は、イタリア・ローマで1967年にジュゼッペ・ピッコーネが公式に設立したファッ...
SUMMER GAMES(サマーゲームズ)は、2024年にイタリアのミラノで設立されたラグジュアリーファッションカンパニー。Simo...
サルバトーレ・マーラ(Salvatore Marra)は、イタリアブランドとして展開される腕時計ブランド。『挑発とエレガンス』...
サルヴァトーレ・ピッコロはイタリア・ナポリの仕立て職人サルヴァトーレ・ピッコロが手がけるシャツブランド。2007年に...
サルヴァトーレ・サントロ(Salvatore Santoro)は、1987年にレザー研究と加工における個人的な歩みを始め、制作の期間...
サンタニエッロ(Santaniello)は、イタリアのサレルノで1968年に、仕立職人ビアジョ・サンタニエッロとパンツ職人カル...
サルトリア・トラマロッサ(Tramarossa)は、イタリア北部ヴェネト州ヴィチェンツァで1967年にウルバーノ・ケメッロがジ...
サルトリアーレ(Sartoriale)は、1968年にトリノで創業したCarlo Pignatelliのメゾン内ラインで、2017年には同名コレク...
セーブ・ザ・ダック(Save The Duck)は、イタリア・ミラノで2012年にNicolas Bargi(ニコラス・バルジ)によって創設さ...
スクーター・ラインは、イタリアのメンズウェアブランド「パル ジレリ(Pal Zileri)」の機能性を軸にしたライン。都市...
スクーデリア・フェラーリ(Scuderia Ferrari)は、1929年にエンツォ・フェラーリがイタリア・モデナで創設したフェラー...
スカンザーニ・イーボは、1971年にスカンザーニ・イヴォとサラルディ・ミルカによってイタリアで設立されたレザーアクセ...
セルジオ・ロッシ(Sergio Rossi)は、1951年にイタリアのサン・マウロ・パスコリで創設者セルジオ・ロッシによって設立...
セルジオ・タッキーニ(Sergio Tacchini)は、イタリアのスポーツウェアブランド。テニス選手セルジオ・タッキーニが196...
セスティーニ・アイウェア(Sestini Eyewear)は、カルロ・セスティーニが2020年に立ち上げたイタリアのサングラスブラ...
Seventh Street(セブンス・ストリート)は、Safiloグループのアイウェアブランド。家族の目の健康ケアを目的に、視力矯...
Signore Excellence(シニョーレ・エクセレンス)は、イタリア・カンパニア州を拠点とするMaison Signoreが展開したブラ...
Signore Privé(シニョーレ・プリヴェ)は、イタリア・カンパニア州カゼルタを拠点とするMaison Signoreが2018年12月に...
シルバノ・サセッティは、イタリア(マルケ州)のモンテ サン ピエトランジェリで1977年にシルバノ・サセッティ(兄フィ...
ソシエテ・アノニムは、1999年にマッシミリアーノ・ジャンネリがイタリア・フィレンツェで立ち上げた独立した実験的ショ...
ソシエテ・アノニム・アートは、イタリア・フィレンツェ拠点のショップ/ブランド「Société Anonyme(ソシエテ アノニム...
ソシエテ・アノニム・クレアシオンズ(Société Anonyme Créations)は、1999年にマッシミリアーノ・ジャンネッリがフィ...
Sofia Haute Couture(ソフィア・オートクチュール)は、イタリア・プーリア州レッチェのブライダル企業「Le Spose di S...
Spitfire(スピットファイア)は、アドリアーノ・ヴァッカリとオドーネ・ヴァッカリが1939年にイタリア・モンテベッルー...
スポーツマックス・コード(Sportmax Code)は、マックスマーラのSportmaxから派生したブランドです。Rinascenteでは199...
Stefano Branchini(ステファノ・ブランキーニ)は、イタリア・ボローニャで1995年に設立された靴ブランド。創業者はス...
ステファノ・リッチ(Stefano Ricci)は、1972年にフィレンツェのデザイナー、ステファノ・リッチと妻クラウディアによ...
ステファノ・リッチ・エクスプローラー(SR Explorer)は、イタリアの高級ブランドStefano Ricciの取り組みとして2023年...
ステファノ・リッチ・ワインズ(Stefano Ricci Wines)は、2010年に3つ星のエノテカ・ピンキオッリとの提携で誕生したイ...
Stephan Janson(ステファン・ジャンソン)は、フランス出身のデザイナー、ステファン・ジャンソンが率いるブランド。19...
STONE ISLAND(ストーン・アイランド)は、1982年にマッシモ・オスティがイタリア北部エミリア=ロマーニャ州モデナ県ラ...
Stone Island Denims(ストーンアイランド・デニムズ)は、イタリア発のメンズブランドStone Islandが2001年秋冬に開始...
Stone Island Junior(ストーン・アイランド・ジュニア)は、イタリア発のStone Islandが2006年に発表したキッズ向けコ...
Stone Island Marina(ストーンアイランド・マリーナ)は、イタリアのメンズウェアブランドStone Island(1982年、マッ...
スタジオ・プレッツェル(Studiopretzel)は、フィレンツェのデザイナー兼ファウンダーであるエミリアーノ・ラツロが201...
Superbrush(スーパーブラッシュ)は、イタリアの美容アクセサリーブランドJanekeが展開するヘアブラシライン。2010年、...
スペルガ(Superga)のスポーツ向けライン、スペルガ・スポート(Superga Sport)は、1970年にスポーツフットウェア市場...
テレリア・ゼッド(TELERIA ZED)は、2011年にイタリアのテラモ(Teramo)で立ち上がった、パンツに特化したファクトリ...
THE JACK LEATHERS(ジャック・レザーズ)は、イタリア・アスティのJohn Peterにより展開されるレザージャケット/レザ...
TMB Running(ティーエムビー・ランニング)は、イタリアのメンズウェアブランドTombolini(トンボリーニ)のコレクショ...
TAGLIATORE(タリアトーレ)は、イタリア・プーリア州マルティーナ・フランカでフランコ・レラリオが1972年に事業を始め...
テーラードライン(Tailored line)は、イタリアのメンズブランド「パル ジレリ(Pal Zileri)」のライン。Made in Ital...
ザ・アンティポード(The Antipode/ザ・アンティポード)は、イタリアのアンドリア所在のフットウェアブランド。公式サ...
The Attico(ジ・アティコ)は、イタリア・ミラノを拠点に2016年にGilda Ambrosio(ギルダ・アンブロジオ)とGiorgia To...
ザ・ブリッジ(The Bridge/ザ・ブリッジ・フィレンツェ)は、イタリアのフィレンツェ近郊スカンディッチで1969年に創業...
ゼア・ワズ・ワン(There Was One)は、FARFETCHとNew Guards Groupによって共同で立ち上げられ、2021年に始動したブラ...
Tintoria Mattei(ティントリア・マッテイ)は、1954年にイタリア・ミラノで創業したメンズシャツブランド。ブランドは...
トネッロ(Tonello/トネッロ)は、イタリアのヴェネト州サルチェード(Sarcedo)に本拠を置く企業。1981年に創業され、...
イタリアのファッションは、フィレンツェ、ローマ、ミラノをはじめとする都市の役割、地域ごとの繊維・革・靴・ニット産業、職人技と近代的なブランドビジネスが重なって発展してきました。フランスのオートクチュールとは異なり、素材産地、工房、家族経営の企業、プレタポルテ、ライフスタイルとしてのラグジュアリーが強く結びついている点が、イタリア発ブランドを見るうえで重要な手がかりになります。
第二次世界大戦後のイタリアでは、繊維産業や職人技を背景に、国際市場へ向けたファッションの見せ方が整えられていきました。1951年にはジョヴァンニ・バッティスタ・ジョルジーニがフィレンツェでアメリカのバイヤーやメディアに向けたショーを開き、1950年代にはピッティ宮殿のサラ・ビアンカでのショーが、イタリアンファッションを世界へ紹介する象徴的な場になりました。
1960年代には、ローマの映画産業やセレブリティ文化、フィレンツェのショー、各地の専門的なものづくりが重なり、イタリアの装いは国際的な憧れとして広がりました。ヴァレンティノのようなクチュール的な表現、プッチの鮮やかなプリント、フェラガモやグッチに代表される靴・バッグ・レザーグッズなど、服だけに限らない総合的なスタイルがイタリア発ブランドの特徴を形づくっていきます。
1970年代から1980年代にかけては、ミラノがプレタポルテとビジネスの中心地として存在感を強めました。ジョルジオ・アルマーニ、ジャンニ・ヴェルサーチ、ジャンフランコ・フェレ、ミッソーニ、クリツィアなどのデザイナーは、産業的な生産基盤と明確な美意識を結びつけ、世界市場に届くブランド像を作りました。仕立ての柔らかさ、素材の豊かさ、身体を美しく見せるシルエット、広告やショーの演出もこの時代の重要な要素です。
1990年代は、イタリアのラグジュアリーがよりグローバルなブランドビジネスとして拡大した時代です。プラダの知的なミニマリズム、グッチの再生、ドルチェ&ガッバーナのシチリア的なイメージ、ヴェルサーチの華やかなメディア性など、各ブランドが強い記号性を打ち出しました。バッグ、靴、香水、アイウェア、広告ビジュアルまで含めた総合的なブランド体験が、イタリア発ブランドの価値を支えるようになります。
2000年代には、ラグジュアリーグループによる国際展開、直営店網、ライセンス整理、アクセサリーやレザーグッズの拡大が進みました。一方で、イタリア各地の工場、素材メーカー、職人ネットワークは、グローバルブランドの品質を支える基盤であり続けます。服そのもののデザインだけでなく、どの地域で、どの素材を使い、どのような生産背景で作られているかが、ブランド理解の重要な要素になりました。
2010年代は、アーカイブの再解釈、ストリートやスニーカー文化との接近、SNSを通じた発信、若手デザイナーの登場によって、イタリアのファッションの伝わり方が変わりました。歴史あるメゾンは過去の意匠を現代のムードへ読み替え、新興ブランドはテーラリング、ニット、レザー、ジェンダーを固定しない表現などを通じて新しい層に届くようになります。
2020年代は、サステナビリティ、トレーサビリティ、地域生産、職人技の継承、デジタルでの発信がより重要なテーマになっています。ミラノ・ファッションウィークは国際的な発信の中心であり続ける一方、フィレンツェのメンズウェア展示会、各地の素材産地、独立系ブランドの動きも見逃せません。伝統的なメイド・イン・イタリーを守るだけでなく、現代の生活や価値観に合わせて更新する姿勢が問われています。
現在のイタリアのファッションブランドは、ラグジュアリー、プレタポルテ、テーラリング、レザーグッズ、シューズ、ニット、ジュエリー、スポーツウェア、ライフスタイル領域まで幅広く存在しています。同じイタリア発でも、ミラノのデザイナーズブランド、フィレンツェやトスカーナのクラフト系ブランド、ローマのクチュール的な系譜、地域産業に根ざしたメーカーでは背景が大きく異なります。創業年代や分野別に見ることで、イタリアらしい素材、職人性、華やかさ、産業の厚みがつかみやすくなります。