渡辺淳弥は
コム デ ギャルソンの一員として1984年に入社して以降、同ブランドの枠内で自身の創作活動を展開し、1992年に自身の名を冠したコレクションを立ち上げました。そこから発展したメンズライン『
JUNYA WATANABE MAN』は、パリ・ファッションウィークの舞台で2001年春夏に発表されて以来、渡辺本人がアーティスティック・ディレクションを務める独立色の強いサブブランドとして位置づけられています。ブランドはコム デ ギャルソンの生産・流通基盤を活用しつつ、
東京のアトリエを拠点に素材実験と精緻なパターンワークを重ねるものづくりを続けており、定期的にメンズコレクションを発表しています。デザインの特色は、合成繊維や機能素材を積極的に取り入れた“テクノ・クチュール”的なアプローチと、既成のワードローブを切断・再構築するパッチワーク的手法、さらに
テーラリングとワーク/アウトドアの要素を細部でつなぐことにあり、これらを通じてJUNYA WATANABE MANはコム デ ギャルソン系列のなかでも独自のメンズ表現を確立してきました。またスニーカーやデニム、ワークジャケットなどの多様なコラボレーションを通じてハイファッションとストリート/
ワークウェアをつなぐ役割も果たしており、国内外のセレクト流通において高い評価を得ています。