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トッド・スナイダー

Todd Snyder

アメリカ 1967 現在

ニューヨーク拠点のメンズウェアデザイナー、Todd Snyder創設者兼Woolrich Black Labelクリエイティブディレクター。

最終更新日: 2026.05.08

トッド・スナイダーについて

ニューヨークを拠点に活動するアメリカのメンズウェアデザイナーで、Savile Rowの端正な仕立て、ミリタリー由来の機能性、ニューヨークらしい軽快さを重ねたスタイルで評価を集めてきた。アイオワ州出身で、Iowa State Universityではアパレルデザインを学び、在学中にデモインのBadowersで裁断と縫製を習得した。Ralph Lauren、Gap、J.Crewで経験を重ね、2011年に自身の名を冠したブランドを始動してからは、上質な日常着を再編集する視点と、Champion、New Balance、Timexなどとの協業で現代的なアメリカンスタイルを広げている。近年はWoolrich Black Labelでもクリエイティブを担い、ヘリテージと技術素材を都会的に結びつけている。

キャリアタイムライン

トッド・スナイダーとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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Todd Snyder デザイナー 2011 - 継続中または終了年不明
Woolrich Black Label クリエイティブ・ディレクター 2023 - 継続中または終了年不明

経歴

Iowa State Universityでアパレルデザインを学び、在学中にデモインのBadowersでテーラー助手として裁断と縫製を身につけた。大学での学びと現場経験を並行させながら、メンズウェア制作の基礎を築いた。
卒業後はRalph Laurenでキャリアを始め、Steve KingとTailgate Clothing Co.を立ち上げて大学スポーツ由来のアパレルを手がけた。のちにThe Gapでメンズ企画を磨き、Old Navyではメンズ部門を率い、J.CrewではシニアバイスプレジデントとしてSecret Wash Shirting、Broken-In Chinos、Ludlow Suitを生み、編集型店舗J.Crew Liquor Storeの構想にも関わった。2011年にはTodd Snyderを始動し、端正なテーラリングを日常着へ落とし込むブランドとして拡張。American Eagle Outfittersによる買収後も運営を続け、限定コラボや旗艦店を通じて存在感を強めた。2023年にはWoolrich Black Labelのクリエイティブディレクターに就任し、ヘリテージとテクニカルな素材を往復する新しいラインを主導している。

Woolrich Black Labelとの関わり

2023 - 継続中または終了年不明

クリエイティブ・ディレクター

トッド・スナイダーは、WoolrichがBlack Labelを新設した局面でクリエイティブ・ディレクターを担い、長い歴史を持つアウトドアブランドを都市向けのラグジュアリーへ再編集する役割を負った。就任にあたって長年の創造責任を担っていたAndrea Canéはクリエイティブ・アドバイザーへ移り、Black Labelは「Woolrich Black Label by Todd Snyder」として立ち上がった。スナイダーは、Buffalo Check ShirtやArctic Parkaに代表されるアーカイブの定番をそのまま復刻するのではなく、カシミヤや高機能素材、より端正なシルエットへ置き換え、HeritageとTechnicalの二本柱で整理した。前者では伝統的なワークやヘリテージの意匠を上質化し、後者では防風性や撥水性などの機能を保ちながら都会の装いに馴染む表現へ寄せた。イタリア、日本、米国のチームと連携し、ショールームや店舗の見せ方まで含めてブランド体験を組み替えた点も特徴で、単なるコラボではなく、Woolrichの新しい上位ラインを設計する中核人事として位置づけられた。初回コレクションはPitti Uomo 105で予告され、ミラノで本格披露されたうえ、米国ではTodd Snyderのモノブランド店舗を通じて扱われるなど、流通設計まで含めた再起動になった。2025年時点でも第3章が彼の創作指揮のもとで示され、継続性のある関係として展開している。

在任期

就任は2023年11月17日で、翌2024年1月のPitti Uomo 105で初披露、同年秋冬に本格発売へ進んだ。長年のクリエイティブ・ディレクターだったAndrea Canéはクリエイティブ・アドバイザーに移り、スナイダーは自社ブランドを続けながらWoolrich Black Labelを担当した。2025年時点でも第3章が彼の指揮で展開されている。

影響

Black Labelは、Woolrichのアーカイブを高級素材と現代的な設計で読み替え、HeritageとTechnicalという明快な軸をブランドに与えた。米国市場での存在感を高める意図も示され、Todd Snyderの店舗網での展開やショールーム刷新を通じて、商品だけでなく見せ方と届け方まで更新した。

Todd Snyderとの関わり

2011 - 継続中または終了年不明

デザイナー

同名ブランドTodd Snyderの創業者兼デザイナーとして、2011年の立ち上げ以降、現代アメリカンメンズウェアの核を組み立ててきた人物。 J.Crewなどで培ったテーラリング感覚と売り場づくりの経験を土台に、クラシックな仕立て、都会的な実用性、少しの遊び心を一つの語彙にまとめ、スーツからカジュアル、アクセサリーまでを横断するブランド像を整えた。 ニューヨークへの愛着をブランドDNAに織り込み、上質だが肩ひじ張らない服づくりへと方向づけた点が、この関係の中心にある。 さらに、Champion、New Balance、Timex、Moscotなどとの限定コラボレーションやカプセル企画を重ね、定番服に外部の文脈を差し込む編集力で表現の幅を広げた。 旗艦店やリテール体験まで含めて、商品と見せ方を一体で設計する役割を担い、ブランドを現代的なアメリカンスタイルの受け皿へ押し上げた。

在任期

2011年に同名ブランドを始動し、創業者兼デザイナーとして現在までデザインを主導している。 J.Crewなどでの経験を経て独立系メンズウェアの文脈へ移り、ブランド初期からプロダクト、店舗、コラボレーションを一体で育ててきた在任期。

影響

クラシックなテーラリングを現代的で親しみやすいメンズウェアへ再編集し、Todd Snyderをニューヨーク発の有力なアメリカンカジュアルブランドとして定着させた。 限定コラボレーションと体験型の旗艦店は、服だけでなくライフスタイルまで含めた世界観を強め、ブランドの認知を広げる役割を果たした。

関連ブランド

関連する人物

Woolrich Black Label

2011 - 2014

パウラ・ジェルバーゼ

クリエイティブ・ディレクター

パウラ・ジェルバーゼについて

ブラジル出身のロンドン拠点デザイナー、Georg Jensenクリエイティブ・ディレクター兼1205創設者。

ブラジル生まれでスイス育ち、ロンドンを拠点に活動するファッションデザイナー、クリエイティブ・ディレクター。Central Saint Martinsで学び、Savile Rowでの修業を通じて、仕立ての精度と素材の扱いを磨いた。2010年に自身のブランド1205を設立し、ユニセックスのテーラリングとミニマルな構築で存在感を築く。Woolrich Black LabelやJohn Lobbでも要職を担い、衣服から靴、ジュエリーまで横断する視点を育てた。作品は、布地から輪郭を立ち上げる発想、機能性と軽さの両立、匿名性の中に宿る強い個性を特徴とし、静かな色調と精密なラインに知性が通う。2019年には自身の名前を冠したGerbase.でニットとジュエリーの実験を広げ、2024年にはGeorg Jensenのクリエイティブ・ディレクターに就任。アーカイブの再解釈を起点に、シルバーに限らない素材やカテゴリへ視野を広げている。

Woolrich

2016 - 2023

アンドレア・カネ

クリエイティブ・ディレクター

アンドレア・カネについて

イタリア・ボローニャ出身のファッションクリエイティブディレクター、Woolrichの現クリエイティブアドバイザー。

イタリア・ボローニャ出身のファッションクリエイティブディレクターで、Woolrichのブランド表現と売り場体験を長く担ってきた人物である。WP Lavori in Corsoでブランドリサーチャー兼バイヤーとしてキャリアを始め、1985年に開いたWP Storeでは、商品を並べるだけでなく、ブランドの世界観を伝えるコンセプトストア型のリテールを実践した。1998年にはWoolrichの初ライセンス展開に合わせてスタイルオフィスを立ち上げ、Woolrich John Rich & Bros.のクリエイティブを主導。アーカイブに根ざしたヘリテージを読み替えつつ、素材感、機能性、都市性を重ねたアウターウェアへとブランドを更新し、ミラノやニューヨークの旗艦店では、歴史展示、感覚的な演出、モジュール性、パーソナライズを組み合わせて体験設計を拡張した。2018年以降はWoolrich専任の体制で国際展開に深く関わり、2023年にはクリエイティブアドバイザーへ移行。Todd Snyder体制のもとでも、ブランドの次章に連なる役割を担っている。

Andrea Canè

2011 - 2015

マーク・マクネアリー

デザイナー

マーク・マクネアリーについて

ニューヨーク拠点のアメリカ人メンズウェアデザイナー、Mark McNairy New Amsterdamの創設者。

アメリカ・ノースカロライナ出身でニューヨークを拠点に活動するメンズウェアデザイナー。クラシックな英米トラッドを下敷きに、スポーツウェア、ミリタリー、プレッピー、ストリートの感覚を横断し、ポルカドットやラバーダック、ハウディ・ドゥーディのような軽いユーモアを差し込んで正統派の服にひねりを加える作風で知られる。本人は、完成された理想形を追うより、好きな要素を拾い集めて組み立てる感覚に近いと語り、真面目すぎない距離感と仕立てへの理解を両立させてきた。J. PressやWoolrich Woolen Millsを手がけた経験に加え、2008年にMark McNairy New Amsterdamを始動してフットウェアから衣服へ領域を広げ、英国の工場で作る靴と米国の小規模工場での生産を組み合わせた初期展開でも注目を集めた。AdidasやNew Eraなどとの協業、2010年の著書 F**k Ivy and Everything Else、2012年の評価まで含めて、アイビーの格式を保ちながら肩の力を抜く編集感覚が一貫している。2010年にはWoolrich Woolen Millsにも携わり、2022年にはmcnairy&co.を立ち上げて、スポーツウェアとヘリテージを再編集する流れを現在までつないでいる。
2006 - 2010

鈴木 大器

クリエイティブ・ディレクター

鈴木 大器について

日本人ファッションデザイナー/NEPENTHES AMERICA INC.代表、ENGINEERED GARMENTSデザイナー。

青森県弘前市出身、1962年生まれの日本人ファッションデザイナー、NEPENTHES AMERICA INC.代表。渋谷のセレクトショップREDWOODで清水慶三と出会い、Nepenthesに買い付け担当として参加したのち、1994年にサンフランシスコへ、1998年にニューヨークへ拠点を移してNEPENTHES NYの立ち上げに関わった。1999年に〈ENGINEERED GARMENTS〉を始動し、アメリカのワークウェア、ミリタリー、アウトドア、ユーティリティを横断する定番服を、解体と再構成の発想で組み替える手つきで知られる。細部の仕立てやパターン、着用による変化まで設計に取り込み、過度な装飾を避けながらも、服そのものの輪郭と機能を際立たせる姿勢を貫いてきた。バイヤーとして培った目利きと現地での買い付け経験を土台に、ブランドや店の世界観をひとつの編集体として扱う感覚も強い。ニューヨークの制作現場を軸に、古典的なアメリカンスタイルを現代の都市服へ翻訳し続け、〈Woolrich Woolen Mills〉でも手腕を発揮。2009年にはCFDAのBest New Menswear Designer in Americaを受賞した。

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