アンドレア・カネ
Andrea Canè
イタリア
イタリア・ボローニャ出身のファッションクリエイティブディレクター、Woolrichの現クリエイティブアドバイザー。
最終更新日: 2026.04.16
アンドレア・カネについて
イタリア・ボローニャ出身のファッションクリエイティブディレクターで、Woolrichのブランド表現と売り場体験を長く担ってきた人物である。WP Lavori in Corsoでブランドリサーチャー兼バイヤーとしてキャリアを始め、1985年に開いたWP Storeでは、商品を並べるだけでなく、ブランドの世界観を伝えるコンセプトストア型のリテールを実践した。1998年にはWoolrichの初ライセンス展開に合わせてスタイルオフィスを立ち上げ、Woolrich John Rich & Bros.のクリエイティブを主導。アーカイブに根ざしたヘリテージを読み替えつつ、素材感、機能性、都市性を重ねたアウターウェアへとブランドを更新し、ミラノやニューヨークの旗艦店では、歴史展示、感覚的な演出、モジュール性、パーソナライズを組み合わせて体験設計を拡張した。2018年以降はWoolrich専任の体制で国際展開に深く関わり、2023年にはクリエイティブアドバイザーへ移行。Todd Snyder体制のもとでも、ブランドの次章に連なる役割を担っている。
キャリアタイムライン
アンドレア・カネとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。
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ブランド / 役職
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2018
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2021
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2022
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2023
経歴
WP Lavori in Corsoの立ち上げ期から関わり、ブランドリサーチャー兼バイヤーとして始動したのち、1985年にボローニャで初のWP Storeを開いた。ここで、売り場を単なる販売の場ではなく、ブランドの世界観を体験させる場へ変える発想を形にした。その後はリテール開発とクリエイティブ部門を横断し、WP Lavoriでは36年にわたって複数のヘリテージブランドを扱った。1998年にはWoolrichの初ライセンス展開に合わせてスタイルオフィスを設立し、Woolrich John Rich & Bros.のクリエイティブディレクターとして、アメリカンヘリテージを現代的な商品と言葉づかいに置き換えていった。2017年以降のミラノ旗艦店、2019年のニューヨーク旗艦店では、歴史展示、スノールーム、モジュール家具、パーソナライズ、カフェを組み合わせ、ブランドの物語を空間全体へ拡張。2018年の資本再編後はWoolrich専任となり、2023年にはクリエイティブアドバイザーへ移行している。Todd SnyderによるBlack Labelの始動後も、ブランドの長い蓄積を次世代へ渡す役割を担っている。
Woolrichとの関わり
2016 - 2023
クリエイティブ・ディレクター
2016年のWoolrich Inc.とWoolrich Europeの統合で誕生したWoolrich Internationalで、Woolrich Europeのクリエイティブ・ディレクターからグローバル・クリエイティブ・ディレクターへ就いた人物。統合後のWoolrich全コレクションとブランドイメージの創造責任を担い、長い歴史を持つアメリカン・アウトドアの文脈、古いアーカイブ、ワークウェア由来の実用性を、現代のライフスタイルに通じる表現へ組み替えた。Woolrich John Rich & Bros. のヘリテージを核に、Woolrich Outdoor との二層構造を国際市場向けに整理し、象徴的なアークティック・パーカや毛織物の伝統を手がかりに、保護性、機能性、品質を守りながら、見た目だけを刷新するのではなく、ブランドの核そのものを再編集する役回りを果たした。北米での存在感を取り戻しつつ、欧州・日本・アジアへ広がる市場で一貫した物語を持たせるため、クラシックなヘリテージと最新の素材、都市の感性を接続する方向へ舵を切った。2018年以降はWoolrich専任の体制に移り、L-GAM参画後の再編のなかで、100%の時間と注意をブランドに振り向ける立場となった。新ロゴの再設計やコミュニケーション刷新、AW19に向けた新しいデザインチームの始動、ミラノやニューヨークの旗艦店で見られる歴史的ストーリーテリングと体験設計にも関わり、売場を単なる陳列空間ではなく、ブランドの出自と現在地を体感する場へ変えた。加えて、Goldwinとの連携や新しいアウトドア・プロジェクトを通じて、伝統を保ちながらも次の成長軸を描いた。2023年には後任体制への移行に伴ってクリエイティブ・アドバイザーへ役割を移し、長期のブランド再編に区切りを付けた。
在任期
2016年の統合でグローバル・クリエイティブ・ディレクターに就き、Woolrich全体の創造面を統括した。2018年の資本再編後はWoolrich専任の体制へ移り、国際展開と北米回帰を同時に進める移行期を支えた。2023年には後任体制への移行に伴い、クリエイティブ・アドバイザーへ役割を移した。
影響
ヘリテージの再解釈を、商品だけでなく店づくりと発信の全体設計へ広げた点が大きい。アーカイブや米国的ルーツを軸にしながら、ロゴ刷新、新しいコミュニケーション、体験型旗艦店、Goldwinとの機能線を組み合わせ、Woolrichを歴史ある外套ブランドから、都市とアウトドアを横断する国際ヘリテージブランドへ更新した。北米回帰と海外展開を同時に進める基盤づくりにもつながった。
Woolrich John Rich & Bros.との関わり
1998 - 2016
クリエイティブ・ディレクター
Woolrich John Rich & Bros. のクリエイティブ・ディレクターとして、1998年にW.P. Lavori in CorsoがWoolrich製品の設計・生産・販売ライセンスを担う体制へ移って以降の成長局面を束ねた人物。米国老舗のヘリテージをそのまま保存するのではなく、アーカイブと代表作の Arctic Parka を手がかりに、保護性、機能性、品質を前面に出した現代的な外套へ再編集した。歴史あるワークウエアやアウトドアの文脈を、都市で着られるプレミアムな提案に置き換え、商品そのものだけでなく、見せ方、ブランドの語り口、流通の広がりまで一体で整えていく役回りだった。2014年には海外での好調がブランド成長を牽引し、欧州・日本・韓国を起点に、米国とカナダの運営移管や店舗拡大、中国展開の準備まで視野に入る中で、同ラインの国際化に合わせてクリエイティブの方向性を定めた。2016年のWoolrich International統合では、45カ国・25店舗規模へ広がった Woolrich John Rich & Bros. を、ブランド全体の中核に据える設計思想がさらに明確になった。
在任期
1998年にW.P. Lavori in CorsoがWoolrich製品のデザイン・生産・販売ライセンスを担う体制へ移ったのち、Andrea Canè は Woolrich John Rich & Bros. のクリエイティブを主導した。2014年には海外売上の伸長が語られ、2016年のWoolrich International統合では、同ラインの国際展開とブランドイメージを束ねる責任がより広い枠に移った。
影響
Woolrich John Rich & Bros. を、Woolrich の現代的な外套事業を支える旗艦ラインへ押し上げた点が大きい。アーカイブの再解釈を通じて Arctic Parka を象徴に据え、機能性とブランド性を両立する商品群を国際市場へ広げたことで、45カ国・25店舗規模の成長を支えるクリエイティブ基盤を作った。
関連ブランド
関連する人物
Woolrich
2011 - 2015
マーク・マクネアリー
デザイナー
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2006 - 2010
Woolrich Black Label
2023 - 継続中または終了年不明
トッド・スナイダー
クリエイティブ・ディレクター
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2011 - 2014
パウラ・ジェルバーゼ
クリエイティブ・ディレクター
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