マーク・ウェストン
Mark Weston
イギリス
英国出身のメンズウェアデザイナー/元dunhillクリエイティブ・ディレクター(ロンドン拠点)
マーク・ウェストンについて
英国出身のメンズウェアデザイナー。ロンドンを拠点に活動し、2017年5月にアルフレッド・ダンヒル(dunhill)のクリエイティブ・ディレクターに就任し、2022年10月まで同職を務めた。 中央聖マーティンズ(Central Saint Martins)でファッションを学び、ドナ・カランやコーチでのニューヨーク経験を経て2007年にバーバリーに参加、メンズ部門のシニア・バイス・プレジデントとして製品戦略とコレクション開発に携わった。 ダンヒル在任時はアーカイブに根ざしたテーラリングを基盤に、ハーフラップジャケットやスプリットヘムトラウザーなどのシグネチャーを打ち出し、スポーティーで技術的な素材使いとレザーへの注力を通じてブランドの現代化を推し進めた。SS19のパリ発表やデジタル・アーティストとの共作など舞台と表現の拡張にも取り組んだ。
キャリアタイムライン
マーク・ウェストンとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。
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経歴
中央聖マーティンズ(Central Saint Martins)でファッションを学んだ経歴を持つ。就学中にルイーズ・ウィルソンらに師事したとされ、在学後に同校で教鞭を取った時期があると報じられている。
ニューヨークのドナ・カランとコーチでの実務を経て2007年にバーバリーに参加し、メンズウェアのコレクション開発と商品戦略に長年携わり、最終的にシニア・バイス・プレジデント(メンズ)を務めた。 2017年5月にダンヒルのクリエイティブ・ディレクターに就任して約5年間在任し、コレクションの舞台をパリで発表する等の戦略の下で、ハーフラップジャケットやスプリットヘムトラウザーといったシグネチャーを確立し、レザーと技術素材を軸にブランドの現代化を推進した。 在任中はアーティストやミュージシャンとのコラボレーションやデジタル表現を取り入れて若年層への接点を拡大したと評価される一方、2022年10月に退任し、その後サイモン・ホロウェイが後任に就いた。
dunhillとの関わり
2017 - 2022
クリエイティブ・ディレクター
dunhillにおけるクリエイティブ・ディレクターとして2017年5月に就任し、プロダクト、店舗、デジタルを含むクリエイティブ全体の統括を担った立場。就任当初は経営体制の入れ替えとブランドのリポジショニングが進む局面にあり、伝統的なテーラリングを基軸にヘリテージを現代的に再解釈する役割を果たした。具体的には360度のデザイン体制を敷き、アウターやレザーを中核とした製品ラインの拡張(新レザーコレクションやスニーカーの導入など)と店舗・デジタルのビジュアル刷新を連動させた。デザイン面ではオーバーサイズのブレザーやリラックスしたシルエット、ニットやスポーティなディテールを取り入れて若年層を含む新たな顧客層への訴求を図り、ランウェイ発表に加え短編映像やデジタル施策を活用してブランドの語り口を更新した。在任期間は約5年で、2022年10月に退任した。
在任期
就任発表は2017年5月10日で、同年6月のロンドン・ファッション・ウィーク(メンズ)で最初の“new vision”を提示した。Richemont側の事業報告では在任下で製品構成の拡大やデジタル/店舗の刷新が進められたことが示されており、おおむね2017年5月から2022年10月まで在任した。経営トップ交代に伴う戦略見直しを受けて退任し、後任は2023年に指名された。
影響
在任中の代表的な変化は、伝統的テーラリングを残しつつラグジュアリーのカジュアル化に応じたプロダクト幅の拡張を進めた点に集約される。アウターやレザーを強化し新たなレザーコレクションやスニーカーを導入、オーバーサイズやスポーティな要素を定着させることで若年層やカジュアル志向の需要に応え、ブランド表現をモダン寄りにシフトさせた。一方で経営方針の転換により次期体制で方向性が再検討された点も含めて評価される。
関連する人物
dunhill
2023 - 継続中または終了年不明
2012 - 2016
2008 - 2011
1893 - 1929