戦後から1950年代
第二次世界大戦後のイタリアでは、繊維産業や職人技を背景に、国際市場へ向けたファッションの見せ方が整えられていきました。1951年にはジョヴァンニ・バッティスタ・ジョルジーニがフィレンツェでアメリカのバイヤーやメディアに向けたショーを開き、1950年代にはピッティ宮殿のサラ・ビアンカでのショーが、イタリアンファッションを世界へ紹介する象徴的な場になりました。
イタリアのファッションブランド一覧です。ブランド概要、創業年、カテゴリを掲載しています。
イタリアの概要
ブランド概要、創業年、カテゴリを一覧で掲載しています。
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ドゥーカ・デッリ・アブルッツィは、フィリッポ・マルケサーニやFARFETCHで扱われるメンズシューズブランド。ローファー...
ENTRE AMIS(アントレ・アミ)は、2010年にナポリで生まれたイタリアのメンズウェアブランド。C.A. Group Srlが展開し、...
ENZO BONAFE(エンツォ・ボナフェ)は、靴職人エンツォ・ボナフェが1963年にイタリア・ボローニャで創業したメンズシュ...
ERRICO FORMICOLA(エッリコ・フォルミコラ)は、イタリア・ナポリ発のメンズウェアブランド。創設者エッリコ・フォルミ...
EVEX by KRIZIA(エヴェックス・バイ・クリツィア)は、イタリア・ミラノ発のラグジュアリーブランド「KRIZIA」から生ま...
ACCA KAPPAのEYE(アイ)は、2021年に発表されたイタリア・ヴェネト発のサステナブルなビューティーアクセサリーライン...
EA7エンポリオ・アルマーニ(イーエーセブン・エンポリオ・アルマーニ)は、イタリア・ミラノを拠点とするアルマーニの...
Edhèn Milano(エデン・ミラノ)は、2016年にフィリッポ・フィオラとフィリッポ・チルッリがミラノで設立したイタリア発...
エマヌエーレ・ビコッキは、1983年にフィレンツェで生まれたデザイナーEmanuele Bicocchiが2010年に立ち上げたイタリア...
PUCCI(プッチ/エミリオ・プッチ)は、イタリア・フィレンツェ出身のエミリオ・プッチ(Emilio Pucci, Marquis of Bars...
Emilio Pucci Junior(エミリオ・プッチ・ジュニア)は、イタリアのファッションハウスEmilio Pucciのジュニアライン。...
Emily Levine(エミリー・レヴィーン)は、ニューヨーク出身でミラノに拠点を移したデザイナー、エミリー・レヴィーンが...
エンポリオ・アルマーニは、ジョルジオ・アルマーニが1981年にミラノで立ち上げたイタリア発のライン。コンテンポラリー...
エンポリオ・アルマーニ・ジュニアは、イタリア・ミラノを拠点とするジョルジオ・アルマーニの子ども向けライン。1982年...
エンフォーサー(Enforcer)は、1939年にイタリア・モンテベッルーナでAdrianoとOddone Vaccari兄弟が創業したNordica(...
エンタープライズ・ジャパンは、イタリア・チヴィタノーヴァ・マルケを拠点とするELI GroupのクリエイティブHUBから2021...
エキップ・セッタンタ(Equipe'70)は、2008年1月に始動したイタリアのブランド。1970年代の文化や習俗を現代に伝え、当...
Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)は、1910年に創設者エルメネジルド・ゼニアがイタリア・ピエモンテ州トリ...
Ermenegildo Zegna Couture(エルメネジルド・ゼニア・クチュール)は、イタリア発の高級メンズブランドErmenegildo Zeg...
Ermenegildo Zegna Su Misura(エルメネジルド・ゼニア・ス・ミズーラ)は、イタリア発のメンズラグジュアリーブランドE...
Ermenegildo Zegna XXX(エルメネジルド・ゼニア・トリプルエックス)は、イタリア発のメンズコレクションライン。2018...
Essence Cup(エッセンス・カップ)は、イタリア・パドヴァ拠点のHide&Jackが展開するスニーカーライン。2014年にアルベ...
アイペタイザー(Eyepetizer)は、2014年に始動したイタリアのアイウェアブランド。Federico Vitaliがクリエイティブ/...
Eyewear by David Beckham(アイウェア・バイ・デヴィッド・ベッカム)は、デヴィッド・ベッカムがSafiloと緊密に協業し...
F.LLI GIACOMETTI(フラテッリ・ジャコメッティ)は、イタリア北部ヴェネト州で1890年代に兄弟の祖父が始めた靴づくりを...
ファビオ・ルスコーニ(Fabio Rusconi)は、1998年にイタリア・フィレンツェで、創業者兼CEOであるファビオ・ルスコーニ...
FERRUCCIO VECCHI(フェルッチョ・ヴェッキ)は、イタリア中東部マルケ州の帽子産地で1980年代初頭に始まった帽子ブラン...
FILA HERITAGE(フィラ・ヘリテージ)は、イタリア・ビエラ発のスポーツブランドFILA(フィラ)から2016年に展開が確認...
FILA WHITE LINE(フィラ・ホワイトライン)は、フィラ兄弟が1911年にイタリア・ビエラで創業したFILAから派生したスポ...
FILA WHITE ROCK(フィラ・ホワイト・ロック)は、イタリア・ビエッラ発祥のFILAが1976年に立ち上げた、登山・アルピニ...
フィリッポ・カタルツィは、1910年にイタリア・トスカーナ州シーニャでOlderigo Catarziが創業した老舗帽子メーカー。現...
FIVEFOURFIVE(ファイブ・フォー・ファイブ)は、イタリア・ミラノ発、2020年にルカ・サンテラモが立ち上げたファッショ...
FPM Milano(エフピーエム・ミラノ、正式名Fabbrica Pelletterie Milano)は、1946年にイタリア・ミラノでエンリコ・フ...
フランコ・バッシ(FRANCO BASSI)は、1972年にイタリア・ロンバルディア州コモでフランコ・バッシが創設したファミリー...
フランコ・フェラーロ(FRANCO FERRARO)は、イタリアのデザイナー、フランコ・フェラーロが1974年に創業したブランド。...
FRANKLIN & MARSHALL(フランクリン・アンド・マーシャル)は、1999年にイタリア・ヴェローナでジュゼッペ・アルバレッ...
フランツェーゼ・コレクションは、ナポリ発のメンズ向けテーラリングライン。ミケーレ・フランゼーゼ・モーダのオンライ...
フラテッリ・レンネッラは、1935年にイタリア・カンパーニア州アヴェルサで生まれた家族経営のシューズブランド。創業以...
FRATELLI TALLI(フラテリータリー)は、イタリア・フィレンツェ近郊のシニャを拠点に、1920年代からウールのアクセサリ...
FRENZLAUER(フレンツラウアー)は、2013年にイタリア・トスカーナ出身のフランチェスカ・ネーリが創業したレザーバッグ...
ファビアナ・フィリッピ(Fabiana Filippi)は、1985年にイタリア・ウンブリア州ジャーノ・デッルンブリアでマリオとジ...
Fabrizio Mancini(ファブリツィオ・マンチーニ)は、1979年にイタリア・マルケ州カルトチェートで始まったレザーブラン...
ファリエロ・サルティ(Faliero Sarti)は、1949年にイタリア・トスカーナ州プラートで創業した老舗テキスタイルブラン...
Family First Milano(ファミリー・ファースト・ミラノ)は、2015年にミラノでストリートアーティストのGiorgio Mallone...
Fan di Fendi(ファン・ディ・フェンディ)は、イタリア発のラグジュアリーメゾンFendiが2010年に発表したフレグランス...
フェイ・アーカイブは、FAYが2019年に始動した特別プロジェクト。アメリカン・ワークウェアの精神とイタリア的な感性を...
Fay Junior(フェイ・ジュニア)は、2005年にTod’sとSimonettaの提携で始まった、Fayの子ども向けライセンスコレクショ...
Federico Curradi(フェデリコ・クッラーディ)は、イタリア・フィレンツェを拠点とするメンズウェアブランド。デザイナ...
Fendi Casa(フェンディ・カーサ)は、イタリアのラグジュアリーメゾンFENDIが1988年に立ち上げたホームコレクション。...
Fendi Country(フェンディ・カントリー/フェンディ・ジーンズ)は、イタリア・ローマ発祥のラグジュアリーハウスFendi...
FENDI Kids(フェンディ・キッズ)は、1925年にアデーレ・カザグランデとエドアルド・フェンディがイタリア・ローマで創...
Fendi Maglia(フェンディ・マグリア)は、イタリアのラグジュアリーハウスFendiによるニットウェアに関するレーベル名...
Fendissime(フェンディシメ)は、イタリア発のFendiによるディフュージョンライン。1987年にフェンディ家の三代目(シ...
フェラガモ・アイウェアは、1927年にサルヴァトーレ・フェラガモがイタリア・フィレンツェで創業したフェラガモのアイウ...
フェラーリ・コレクションは、1947年にエンツォ・フェラーリが創業したイタリアのフェラーリが展開するアイウェア/ファ...
Ferre Milano(フェレ・ミラノ)は、イタリア・ミラノ由来のブランドで、デザイナーGianfranco Ferréのラインの一つとし...
Ferruccio Vecchi STUDIO(フェルッチョ・ヴェッキ・ストゥディオ)は、イタリア・マルケ州の帽子産地を拠点とするFerru...
フィリッポ・デ・ローレンティスは、2013年にイタリア・ペスカーラでフェランテ家が立ち上げたニットウェア中心のファッ...
Finamore 1925 Napoli(フィナモレ・イチキュウニゴ・ナポリ)は、1925年にカロリーナ・フィナモレがナポリで創業したイ...
フライ・フィッシング・クラブ(FFC)は、1978年にStefano Durelliがイタリアで立ち上げた「ヘンリコットンズ」が2022年...
フォルム・デ・エクスプレッションは、韓国系イタリア人デザイナーKoeun Parkが2005年にイタリアで立ち上げた、ペルージ...
Fracap Bold(フラカップ・ボールド)は、1908年創業のイタリア・Fracapが展開するライン。プーリア州モンテローニの家...
Fracap Magnifico(フラカップ・マグニフィコ)は、イタリア・プーリア州モンテローニに拠点を置くFracapのMagnificoブ...
Fracap Riders(フラカップ・ライダーズ)は、イタリア・プーリア州モンテローニ・ディ・レッチェに拠点を置くフラカッ...
Francesca Bassi(フランチェスカ・バッシ)は、1972年にフランコ・バッシがイタリア・コモで創業したBB Cravatteが展開...
フランゼーゼ・コレクション・カルツァトゥーラは、ナポリを拠点とするMichele Franzese Modaで扱われる、Franzese Coll...
フランゼーゼ・コレクション・プロンタ・サルトリアは、ナポリで制作されるイタリアのプレタ・サルトリアライン。公式ペ...
Fratelli Luigi(フラテッリ・ルイージ)は、2016年にコモ出身のテキスタイルディレクター、ルイージ・トゥルコーニが立...
フラテッリ・ロセッティは、1953年にレンツォ・ロセッティがイタリア・パラビアーゴで創業したフットウェアブランド。現...
イタリアのファッションは、フィレンツェ、ローマ、ミラノをはじめとする都市の役割、地域ごとの繊維・革・靴・ニット産業、職人技と近代的なブランドビジネスが重なって発展してきました。フランスのオートクチュールとは異なり、素材産地、工房、家族経営の企業、プレタポルテ、ライフスタイルとしてのラグジュアリーが強く結びついている点が、イタリア発ブランドを見るうえで重要な手がかりになります。
第二次世界大戦後のイタリアでは、繊維産業や職人技を背景に、国際市場へ向けたファッションの見せ方が整えられていきました。1951年にはジョヴァンニ・バッティスタ・ジョルジーニがフィレンツェでアメリカのバイヤーやメディアに向けたショーを開き、1950年代にはピッティ宮殿のサラ・ビアンカでのショーが、イタリアンファッションを世界へ紹介する象徴的な場になりました。
1960年代には、ローマの映画産業やセレブリティ文化、フィレンツェのショー、各地の専門的なものづくりが重なり、イタリアの装いは国際的な憧れとして広がりました。ヴァレンティノのようなクチュール的な表現、プッチの鮮やかなプリント、フェラガモやグッチに代表される靴・バッグ・レザーグッズなど、服だけに限らない総合的なスタイルがイタリア発ブランドの特徴を形づくっていきます。
1970年代から1980年代にかけては、ミラノがプレタポルテとビジネスの中心地として存在感を強めました。ジョルジオ・アルマーニ、ジャンニ・ヴェルサーチ、ジャンフランコ・フェレ、ミッソーニ、クリツィアなどのデザイナーは、産業的な生産基盤と明確な美意識を結びつけ、世界市場に届くブランド像を作りました。仕立ての柔らかさ、素材の豊かさ、身体を美しく見せるシルエット、広告やショーの演出もこの時代の重要な要素です。
1990年代は、イタリアのラグジュアリーがよりグローバルなブランドビジネスとして拡大した時代です。プラダの知的なミニマリズム、グッチの再生、ドルチェ&ガッバーナのシチリア的なイメージ、ヴェルサーチの華やかなメディア性など、各ブランドが強い記号性を打ち出しました。バッグ、靴、香水、アイウェア、広告ビジュアルまで含めた総合的なブランド体験が、イタリア発ブランドの価値を支えるようになります。
2000年代には、ラグジュアリーグループによる国際展開、直営店網、ライセンス整理、アクセサリーやレザーグッズの拡大が進みました。一方で、イタリア各地の工場、素材メーカー、職人ネットワークは、グローバルブランドの品質を支える基盤であり続けます。服そのもののデザインだけでなく、どの地域で、どの素材を使い、どのような生産背景で作られているかが、ブランド理解の重要な要素になりました。
2010年代は、アーカイブの再解釈、ストリートやスニーカー文化との接近、SNSを通じた発信、若手デザイナーの登場によって、イタリアのファッションの伝わり方が変わりました。歴史あるメゾンは過去の意匠を現代のムードへ読み替え、新興ブランドはテーラリング、ニット、レザー、ジェンダーを固定しない表現などを通じて新しい層に届くようになります。
2020年代は、サステナビリティ、トレーサビリティ、地域生産、職人技の継承、デジタルでの発信がより重要なテーマになっています。ミラノ・ファッションウィークは国際的な発信の中心であり続ける一方、フィレンツェのメンズウェア展示会、各地の素材産地、独立系ブランドの動きも見逃せません。伝統的なメイド・イン・イタリーを守るだけでなく、現代の生活や価値観に合わせて更新する姿勢が問われています。
現在のイタリアのファッションブランドは、ラグジュアリー、プレタポルテ、テーラリング、レザーグッズ、シューズ、ニット、ジュエリー、スポーツウェア、ライフスタイル領域まで幅広く存在しています。同じイタリア発でも、ミラノのデザイナーズブランド、フィレンツェやトスカーナのクラフト系ブランド、ローマのクチュール的な系譜、地域産業に根ざしたメーカーでは背景が大きく異なります。創業年代や分野別に見ることで、イタリアらしい素材、職人性、華やかさ、産業の厚みがつかみやすくなります。