Laura Lusuardiは、2009年に発足した
Max Mara Atelierで、コートを中心とする企画・研究・試作を長期的に統括してきたデザイン・ディレクター。Max Mara本線が培ってきた匿名的なクリエイティブ体制と、
タイムレスなアウターウエアの思想を背景に、Atelierを単なる限定ラインではなく、ブランドの技術・素材・
アーカイブを集約する専門的な場として形づくった。担当領域は、過去の代表的なコートやシルエットを保存することにとどまらず、素材の組み合わせ、立体的なフォルム、仕立ての精度、着用時の量感や動きまでを検証し、Max Maraらしい実用性と
ラグジュアリー性を高密度に再編集することにある。Lusuardiは長年にわたりブランドのアーカイブやサンプル、資料の蓄積にも関わり、過去のデザインをそのまま復刻するのではなく、現代のワードローブに適応する形へ翻訳してきた。Atelierでは、日常着としてのコートが持つ機能性や汎用性を保ちながら、より手仕事や構築性を感じさせる表現へと引き上げ、Max Maraのコート文化を研究開発型のラグジュアリーとして提示。ブランド名や個人デザイナーのスター性を前面に出すのではなく、衣服そのものの完成度と継承可能な設計思想によって価値を示す、Max Mara固有のデザイン運用を体現する存在