さがす

CHANEL

シャネル

概要

キャッチコピー

"女性の服の解放を通して革新的なデザインの自由を提案するCHANEL。"

概要

タイムレスを再発明するオートクチュール

CHANEL(シャネル)は、オートクチュールからプレタポルテ、レザーグッズ、ウォッチ&ファインジュエリー、フレグランス&ビューティまでを横断するパリのメゾンです。ツイード、キルティング、カメリア、チェーン、バイカラーシューズといったコードを、機能性とエレガンスで磨き続けています。アイコンピースは日常の所作を軽くする設計思想から生まれ、現代のライフスタイルに合わせて進化し続けます。

クリエイションは専属アトリエとメティエダールの職人技を核に、素材開発と緻密なカッティングでモダニティを与えるアプローチが特徴です。パリ北東部の拠点「le19M」に職人メゾンを集約し、刺繍、羽細工、帽子、ボタン、グローブなど多様な技術を継承。2018年以降は毛皮とエキゾチックスキンの使用を廃止するなど、選択と集中で品質と倫理の両立を進めています。

世界主要都市の旗艦店と編集力の高いブティック、そしてデジタル体験を横断し、ラグジュアリーの基準を静かに更新し続けるブランドです。ウォッチとハイジュエリーは自社アトリエとスイスのパートナーと連携し、精度と美観を両立しています。

  • N°5と2.55に象徴されるコード
  • メティエダールとle19Mの職人技
  • J12に代表されるウォッチメゾン

バックグラウンド

創業者ガブリエル・シャネルは1883年フランス生まれ。1910年にパリのカンボン通りで帽子店「Chanel Modes」を開き、1913年ドーヴィルのブティックで伸縮性のあるジャージーを日常服へ転用して女性の装いを解放しました。1915年にはビアリッツでクチュールサロンを構え、スポーツ由来の軽さとエレガンスを結びつけます。1921年、調香師エルネスト・ボーと香水「N°5」を創作し、抽象性と持続性を備えた革新を提示。1924年には香水・化粧品部門を組織化し、1926年“リトルブラックドレス”、1932年には初のダイヤモンドジュエリーを発表するなど、領域を横断して美学を拡張しました。

第二次大戦下の1939年に多くの活動を休止した後、1954年にパリで復帰。ツイードのスーツ、フラットなシルエット、実用的なポケットとチェーンストラップを備えたバッグ「2.55」など、動きやすさを核にモードを再設計します。1971年の逝去後、メゾンは過渡期を経て、1983年にカール・ラガーフェルドがアーティスティック・ディレクターに就任。メゾンのコード—ダブルC、カメリア、キルティング、バイカラー—を現代語に翻訳し、1987年の腕時計「プルミエール」、2000年のセラミックウォッチ「J12」でタイムピースの柱を築きました。

2002年にはメティエダールを束ねて職人技の継承を制度化。2018年には毛皮・エキゾチックスキンの不使用を表明し、クラフツマンシップと倫理を両立する選択を明確化します。2019年から2024年まではヴァージニー・ヴィアールがアトリエとともにコレクションを牽引し、日常に寄り添うエレガンスを深化。2021年にはパリ北東部に職人拠点「le19M」を開設し、刺繍、羽細工、帽子、ボタンなどの専門メゾンを集約しました。創業以来、シャネルは“女性の自由のための服”という理念を起点に、時代ごとに機能と美を再編集してきたのです。

価格帯

ブランド基本情報

ブランド名 CHANEL
読み方 シャネル
フランス
設立 1910年(115年)

定番アイテム

2.55

1955年2月にガブリエル・シャネルが発表したショルダーバッグ。女性の両手を解放するチェーンストラップを採用し、ダイヤモンドキルティングや“マドモアゼル”ロック、深紅ライニング、秘密のジップポケットなどで近代的ハンドバッグ像を確立。以後のシャネルのバッグデザインの原点として語り継がれる。

  • マドモアゼルロック(金具にCCがないオリジナル)
  • レザー非編み込みの金属チェーンストラップ
  • ボルドーライニングと“手紙用”内ポケット

クラシック フラップ

1983年にカール・ラガーフェルドが2.55を再解釈して定着させた定番バッグ。ダブルフラップ構造、レザー編み込みチェーン、CCターンロックが特徴で、シャネルの象徴的バッグとして世代を超えて支持。近年は“11.12”の名でも呼ばれ、タイムレスな投資ピースとして常に需要が高い。

  • CCターンロックを採用
  • レザー編み込みチェーンストラップ
  • ダブルフラップの内装構造

ボーイ シャネル

2011年にカール・ラガーフェルドが発表したバッグライン。ココ・シャネルの恋人ボーイ・カペルの名に由来し、メンズライクな直線的シルエットと厚みのあるチェーン、額縁キルティングが特徴。クラシックのフェミニンさと対照的なエッジーさで新規層を開拓したヒット作。

  • 額縁状のキルティングフレーム
  • 厚みのあるチェーンとボールドなCCロック
  • 直線的でハードな矩形フォルム

ガブリエル ドゥ シャネル

2017年にカール・ラガーフェルドが発表した“シャネル ガブリエル”バッグ。しなやかなボディと硬質ベースのコントラスト、ダブルのチェーン&レザーのストラップで肩掛け・斜め掛けの自由度を高め、現代的なデイリーバッグとして人気を確立。創業者の名を冠した新世代の定番。

  • ソフトな上部×硬い底部のハイブリッド構造
  • 2本のチェーンストラップで多彩な掛け方
  • 軽量で実用的なホーボーシルエット

N°5

1921年に調香師エルネスト・ボーがガブリエル・シャネルのために創作したアルデヒド・フローラルの名香。“5番”の名とミニマルな角瓶、マリリン・モンローの愛用発言などで文化的象徴となり、100年超にわたりブランドのアイデンティティを体現するフレグランス。

  • アルデヒドを強調した抽象的フローラル
  • 角ばったボトルと八角形のストッパー
  • 「5」という番号をそのまま名称に採用

J12

2000年にアーティスティック・ディレクターのジャック・エリュが創案したハイテクセラミック製ウォッチ。ブラック(のちにホワイト)で統一したモダンな外観と耐傷性、回転ベゼルのスポーティさで腕時計の新領域を切り拓き、ユニセックスの定番となった。

  • 高耐久のハイテクセラミックケース&ブレス
  • 黒または白のモノクロームデザイン
  • 回転ベゼルを備えたスポーツラグジュアリー

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