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ISSEY MIYAKE

イッセイ・ミヤケ

ISSEY MIYAKE(イッセイ・ミヤケ)は、1970年に三宅一生が東京で設立した日本のファッションブランド。ウィメンズ・メンズの衣服を中心に、香水やバッグ、展覧やプロジェクトにまで領域を広げる。ブランドの出発点は「A Piece Of Cloth(一枚の布)」という概念で、プリーツ加工やA-POCなどの素材・技術をシグネチャーとする。PLEATS PLEASE、BAO BAO、HOMME PLISSÉ、A-POCなど複数のラインを持ち、パリを含む国際舞台で発表を続けている。

主領域

副領域

Overview

ISSEY MIYAKEとは

ISSEY MIYAKE(イッセイ・ミヤケ)は、1970年に三宅一生が東京で設立した日本のファッションブランド。ウィメンズ・メンズの衣服を中心に、香水やバッグ、展覧やプロジェクトにまで領域を広げる。ブランドの出発点は「A Piece Of Cloth(一枚の布)」という概念で、プリーツ加工やA-POCなどの素材・技術をシグネチャーとする。PLEATS PLEASE、BAO BAO、HOMME PLISSÉ、A-POCなど複数のラインを持ち、パリを含む国際舞台で発表を続けている。

コンセプト

A Piece Of Cloth.

History

ISSEY MIYAKEの歩み

ブランド史

1970年4月11日、三宅一生が三宅デザイン事務所を設立し、布の造形と素材志向を出発点にブランドを立ち上げた。この初期の基盤は国内外での発表と直営拠点の整備を通じて国際的な認知を獲得し、以降の技術研究と事業拡張の土台となった。

1988年のコレクションで明確になったプリーツ研究は、恒久的なプリーツ加工の実用化へとつながり、1994年春夏シーズンにPleats Pleaseが独立レーベルとして本格展開した。プリーツは実験的な技術を日常プロダクトへと転換し、ブランドの顧客基盤を広げた。

1998年に始動したA‑POC(A Piece Of Cloth)は“一枚の布”を出発点に生産工程や素材の再定義を行う研究プロジェクトであり、展覧会での発表や制度的評価によってブランドの研究志向を組織文化の中心へ据えた。これにより服づくりの概念が技術的・産業的視点から再提示された。

2010年代以降はBAO BAOや132 5.などのサブブランド化と、Reality Lab.やA‑POC ABLEといった研究成果の事業化を進める多ライン経営へと移行した。創業者の逝去(2022年)を経ても、三宅デザイン事務所を中核に素材・技術を起点とする研究と商業の両輪でブランドの継続と発展を図る体制が維持されている。

デザイナー史

以下に、創業者の三宅一生から近藤悟史に至る主要なメインデザイナーを時系列で整理し、それぞれの経歴・ブランドへの貢献・デザイン哲学を示す。

三宅一生(創業者/Miyake Design Studio 設立:1970〜)
役職・期間:創業者・ブランドの中核デザイナー(1970〜)
主な功績:A Piece Of Cloth(布を起点とする設計思想)の確立、社内での素材・技術研究体制の構築、プリーツ技術やA‑POCなどの開発と商品化を通じた長期的なブランドDNAの定着。デザインの特徴は素材発想を軸にした立体化と機能美である。

滝沢直己(クリエイティブディレクター/2000–2007)
役職・期間:ISSEY MIYAKE クリエイティブディレクター(2000–2007)
主な功績:三宅の素材主義を継承しつつ、シルエットを生活者に近づけるカットや日常性の強化を図った。外部アーティストとの協働を積極的に導入し、ブランドのビジュアル表現と若年層・カルチャー層への接点を拡大した。

藤原大(クリエイティブディレクター/2007–2011)
役職・期間:クリエイティブディレクター(2007–2011)
主な功績:A‑POCなどの技術を単なる実験からブランドの設計ソリューションへと位置づけ、研究→商品化→展示のサイクルを制度化した。テキスタイル工学と建築的な形態感を結ぶコレクションで、素材主導の運用面を強化した。

宮前義之(デザイナー/2011–2019)
役職・期間:ウィメンズデザイナー(2011〜2019)
主な功績:A‑POC系のエンジニアリングチームを率い、産学連携や素材実験を現場で推進。A‑POC ABLE 等のシリーズ化や展覧会での発信を通じて、技術資産の実務的継承と現代的マテリアル応用を進めた。デザインは素材と機能性を重視した実践的アプローチが特徴である。

高橋悠介(メンズデザイナー/概ね2013〜2019/2020)
役職・期間:ISSEY MIYAKE MEN デザイナー(概ね2013〜2019/2020)
主な功績:プリーツ技術をメンズの日常服へ落とし込み、HOMME PLISSÉ 系列を含む都市的でスポーティな提案を整備した。動きやすさ・洗濯可能性といった実用性を重視し、メンズ顧客層の拡大に寄与した。

近藤悟史(Satoshi Kondo)(Artistic Director / Head Designer/就任発表:2019、デビュー:SS2020〜現任)
役職・期間:Artistic Director / Head Designer(就任発表2019、SPRING/SUMMER 2020 デビュー〜現任)
主な功績:「A Sense of Joy」を掲げたデビューで視覚的演出と着用の喜びを前面に出し、軽快なシルエットや結合ニットなどの技術実験を通じてブランド表現を更新した。社内育成出身として三宅の技術資産を継承しつつ、ショー演出を含む体験性を強化している。

以上は各デザイナーがブランドに持ち込んだ思想と具体的な貢献に焦点を当てて整理したものである。必要であれば各期の代表ルック抜粋や主要メディアの就任/退任記事を出典付きで補足できる。

関連ブランド

親ブランドやサブラインなど、このブランドと系譜上でつながるブランド

すべて (15)
1976
ISSEY MIYAKE MEN
アパレル・洋服

従来のメンズコレクションを担うライン

1992
ISSEY MIYAKE PARFUMS
フレグランス / 香水

香りでブランド思想を提示する香水ライン

1993
PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE
アパレル・洋服

プリーツ技術を広く担う日常ライン

2000
HaaT
アパレル・洋服

職人協働で素材を探るテキスタイルライン

2000
me ISSEY MIYAKE
アパレル・洋服

日常性を重視したストレッチプリーツライン

2001
ISSEY MIYAKE WATCH
ウォッチ

プロダクトデザイナーと行う腕時計プロジェクト

2004
ISSEY MIYAKE FETE
アパレル・洋服

色柄で表現するウィメンズ補完ライン

2010
132 5. ISSEY MIYAKE
アパレル・洋服

折り畳み構造を追求する実験ライン

2010
Bao Bao Issey Miyake
バッグ・カバン

三角モジュールのバッグ専門ライン

2012
IN-EI ISSEY MIYAKE
ライフスタイル / 雑貨

布技術を空間へ応用する照明ライン

2013
HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE
アパレル・洋服

メンズのプリーツに特化したライン

2015
ISSEY MIYAKE EYES
アイウェア

眼鏡設計と光学技術を担う協業ライン

2018
GOOD GOODS ISSEY MIYAKE
バッグ・カバン

小物・プロダクトを担うリサーチライン

2021
A-POC ABLE ISSEY MIYAKE
アパレル・洋服

A-POC概念を応用する技術主導ライン

2025
ISSEY MIYAKE FOOT
フットウェア

足研究を基盤とする履物共同プロジェクト

Designers

デザイナー

クリエイションやブランドの方向性に関わったデザイナー

三宅 一生

ミヤケ イッセイ

1970 - 2000
デザイナー 三宅 一生について
三宅 一生について

日本を代表するファッションデザイナー。1970年に三宅デザイン事務所を設立し、A Piece Of Clothの思想を軸にISSEY MIYAKEを確立した。プリーツやA-POCなどの研究開発を通...

日本を代表するファッションデザイナー。1970年に三宅デザイン事務所を設立し、A Piece Of Clothの思想を軸にISSEY MIYAKEを確立した。プリーツやA-POCなどの研究開発を通じ、工学・素材技術と身体性を結ぶ衣服づくりで世界のモードに長く影響を与えた。

日本を代表するファッションデザイナー。1970年に三宅デザイン事務所を設立し、A Piece Of Clothの思想を軸にISSEY MIYAKEを確立した。プリーツやA-POCなどの研究開発を通...

滝沢 直己

タキザワ ナオキ

2000 - 2007
クリエイティブ・ディレクター 滝沢 直己について
滝沢 直己について

ファッションデザイナー/クリエイティブディレクター(東京拠点)。

日本のファッションデザイナー、クリエイティブディレクター。東京拠点で服飾からユニフォーム、プロダクトデザインまで横断的に活動。桑沢デザイン研究所ドレスデザイン科を1980年に卒業後、同年に三宅デザイン事務所へ入社。Plantationのデザインを経て1991年に三宅一生のデザインアソシエートに就任し、1993年から2006年はISSEY MIYAKE MENのデザインディレクター、1999年からはISSEY MIYAKEのコレクション全体を担当。2006年にNAOKI TAKIZAWA DESIGNを設立し、2007年以降に個人ブランドNAOKI TAKIZAWAをニューヨーク、パリ、東京で発表。ユニクロやヘルムート・ラング、無印良品など企業プロジェクトや素材開発、文化施設や鉄道のユニフォーム、皇后の礼服制作、大学での教育活動も手掛ける。工芸とテクノロジー、日常性と構築性を接続するミニマルな美学を軸に多様なコラボレーションを展開。

ファッションデザイナー/クリエイティブディレクター(東京拠点)。

藤原 大

フジワラ ダイ

2007 - 2011
クリエイティブ・ディレクター 藤原 大について
藤原 大について

三宅一生とともにA-POCを推進したデザイナーで、2007年からISSEY MIYAKEのクリエイティブディレクターを務めた。幾何学や工学的発想を生かした設計でブランドの研究開発志...

三宅一生とともにA-POCを推進したデザイナーで、2007年からISSEY MIYAKEのクリエイティブディレクターを務めた。幾何学や工学的発想を生かした設計でブランドの研究開発志向を前進させ、知的で実験的な表現で注目を集めた。

三宅一生とともにA-POCを推進したデザイナーで、2007年からISSEY MIYAKEのクリエイティブディレクターを務めた。幾何学や工学的発想を生かした設計でブランドの研究開発志...

宮前 義之

ミヤマエ ヨシユキ

2012 - 2019
デザイナー 宮前 義之について
宮前 義之について

2001年に三宅デザイン事務所へ入りA-POCチームで経験を積んだ後、2012年春夏からISSEY MIYAKEのデザイナーを担当。素材研究と日常性を結びつけるコレクションでブランドのD...

2001年に三宅デザイン事務所へ入りA-POCチームで経験を積んだ後、2012年春夏からISSEY MIYAKEのデザイナーを担当。素材研究と日常性を結びつけるコレクションでブランドのDNAを現代的に継承し、その後のA-POCの発展にも関わった。

2001年に三宅デザイン事務所へ入りA-POCチームで経験を積んだ後、2012年春夏からISSEY MIYAKEのデザイナーを担当。素材研究と日常性を結びつけるコレクションでブランドのD...

近藤 悟史

コンドウ サトシ

2020 - 継続中または終了年不明
デザイナー 近藤 悟史について
近藤 悟史について

PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEやHOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEのデザインチームを経て、2020年春夏からISSEY MIYAKEを率いるデザイナー。身体と布の関係や“間”を再解釈した軽や...

PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEやHOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEのデザインチームを経て、2020年春夏からISSEY MIYAKEを率いるデザイナー。身体と布の関係や“間”を再解釈した軽やかな表現で、ブランドの次世代像を形づくっている。

PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEやHOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKEのデザインチームを経て、2020年春夏からISSEY MIYAKEを率いるデザイナー。身体と布の関係や“間”を再解釈した軽や...

デザイナータイムライン

ISSEY MIYAKEに関わったデザイナーを年単位で横に並べています。

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三宅 一生 デザイナー 1970 - 2000
三宅 一生
滝沢 直己 クリエイティブ・ディレクター 2000 - 2007
滝沢 直己
藤原 大 クリエイティブ・ディレクター 2007 - 2011
藤原 大
宮前 義之 デザイナー 2012 - 2019
宮前 義之
近藤 悟史 デザイナー 2020 - 継続中または終了年不明
近藤 悟史

Designers

関連するデザイナー

メインラインやサブラインに関わるデザイナー

ISSEY MIYAKE MEN

高橋 悠介

タカハシ ユウスケ

2014 - 2020
デザイナー 高橋 悠介について
高橋 悠介について

文化ファッション大学院大学修了後に三宅デザイン事務所へ入社し、2014年春夏からISSEY MIYAKE MENのデザイナーを担当。2020年にCFCLを創業し、コンピュータープログラミン...

文化ファッション大学院大学修了後に三宅デザイン事務所へ入社し、2014年春夏からISSEY MIYAKE MENのデザイナーを担当。2020年にCFCLを創業し、コンピュータープログラミングニットを核に現代生活のための衣服を提案している。

文化ファッション大学院大学修了後に三宅デザイン事務所へ入社し、2014年春夏からISSEY MIYAKE MENのデザイナーを担当。2020年にCFCLを創業し、コンピュータープログラミン...

関連ブランド: ISSEY MIYAKE MEN

HaaT

皆川 魔鬼子

ミナガワ マキコ

2000 -
クリエイティブ・ディレクター 皆川 魔鬼子について
皆川 魔鬼子について

1971年から三宅デザイン事務所でテキスタイル開発に携わるデザイナー。2000年に始動したHaaTのトータルディレクターとして、日本やインドの職人技と現代素材を結び、素材起...

1971年から三宅デザイン事務所でテキスタイル開発に携わるデザイナー。2000年に始動したHaaTのトータルディレクターとして、日本やインドの職人技と現代素材を結び、素材起点のものづくりをブランドの核として育ててきた。

1971年から三宅デザイン事務所でテキスタイル開発に携わるデザイナー。2000年に始動したHaaTのトータルディレクターとして、日本やインドの職人技と現代素材を結び、素材起...

関連ブランド: HaaT

Designers

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Collaborations

コラボレーションしたブランド

発表時期と相手ブランド

コラボレーション一覧
2026.01

ASICS

MIYAKE DESIGN STUDIOとASICSが共同開発したISSEY MIYAKE FOOT。HYPER TAPINGを再解釈した機能性フットウェア。初号機は2026年に市販。

2025.07

Camper

ISSEY MIYAKEとCamperのカプセル『Peu Form』を発表・発売。CamperのPeuシリーズをIssey Miyakeの布表現で再解釈したシューズ。

2024.05

New Balance

ISSEY MIYAKEとNew Balanceの初のスニーカー共同プロジェクトを発表。日本で2024年5月15日先行発売、グローバルは2024年6月14日に展開。

2016.10

United Nude

ISSEY MIYAKEとUnited Nudeによるフットウェア共同プロジェクト。構造的ヒール表現とラップデザインのシューズを発表。

Seiko

Naoto FukasawaがISSEY MIYAKE WATCHプロジェクトに参画し、TWELVE等の代表作を発表。SEIKOとの時計デザイン協働を深化。

このブランドの位置づけ

szuのブランドデータから、似ているブランドとの関係を表示しています。

ベーシック ↔ 実験的 × 日常性 ↔ モード性

データ上の傾向

フレグランス文脈
前衛性
日本的な服作り
ランウェイ性
素材へのこだわり

似ているブランドの分布

このブランド: ISSEY MIYAKE 近いブランド
ISSEY MIYAKEと似ているブランドの分布 横軸はベーシックから実験的、縦軸は日常性からモード性の方向性を示します。 モード性 日常性 ベーシック 実験的 ISSEY MIYAKE COMME des GARÇONS beauty:beast Maison Margiela Charvet Charles Jeffrey Loverboy John Galliano FRUIT OF THE LOOM BIRTH OF ROYAL CHILD ISSEY MIYAKE COMME des GARÇ... beauty:beast Maison Margiel... Charvet Charles Jeffre... John Galliano FRUIT OF THE L... BIRTH OF ROYAL...

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References

出典

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