ウェアラブルモード
日常に落ちる、知性あるモードと端正な服
モードの輪郭を保ちながら、日常の場に落ち着く服づくりを重視するブランド群です。端正な素材感、構築、静かな知性が共通して見え、派手さよりも設計の整い方が前に出ます。
静かなモード感
このページに集まるブランドは、モードの先鋭さを前面に出しながらも、全体の印象を過度に強くしないところに共通点があります。PradaやMaison Margiela、sacaiに見られるように、再解釈やひねりはあっても、輪郭は整理され、静かな緊張感が残ります。
洗練されたベーシック
JIL SANDER、AURALEE、CFCLのように、素材、落ち感、フィット、表面の整い方で差が出るブランドが並びます。型はベーシックでも、平板さに寄らず、細部の設計で印象を作る点がこの文脈らしさです。
構築にある知性
Helmut Lang、Ann Demeulemeester、Craig Green、Kiko Kostadinovなどには、ユニフォームやワーク、身体の動き、構造への関心が通っています。装飾で押すより、形や構成そのものに考えが出るため、理知的な印象が自然に残ります。
ブランド群の特徴
- 端正なシルエットと整理された面構成
- 素材や仕立てにある静かな緊張感
- 前衛性を抑えた知的なムード
掲載ブランドは、この文脈を形づくる代表的な例です。
この文脈の広がり
- 掲載ブランド
- 19件
- 参考ブランド
- 100件
- 主な領域
- アパレル・洋服
国・地域
この文脈に近い参考ブランドを、発祥国・地域ごとの件数で見た分布です。
日本
28件
フランス
24件
イギリス
13件
アメリカ
10件
イタリア
7件
創業年代
この文脈に近い参考ブランドを、創業年代ごとに見た分布です。
2010年代
31件
2000年代
15件
1990年代
14件
1980年代
10件
1960年代
7件
主な領域
この文脈に近い参考ブランドに多い主領域の分布です。
アパレル・洋服
94件
バッグ・カバン
3件
フットウェア
2件
アイウェア
1件
この文脈のブランド
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CHANEL(シャネル)は、1910年にガブリエル“ココ”・シャネルがフランス・パリで創業したラグジュアリーメゾン。オートクチュール、プレタポルテ、バッグ、アクセサリー、ジュエリー、ウォッチ、フレグランス、ビューティといった多領域で事業を展開する。ブランドの中心には、女性の動きを束縛しないシンプルで洗練されたワードローブという創業者のビジョンがあり、リトルブラックドレスやツイードスーツ、キルティングバッグなどのシグネチャーを持つ。世界的に高い地位を確立している。
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ISSEY MIYAKE(イッセイ・ミヤケ)は、1970年に三宅一生が東京で設立した日本のファッションブランド。ウィメンズ・メンズの衣服を中心に、香水やバッグ、展覧やプロジェクトにまで領域を広げる。ブランドの出発点は「A Piece Of Cloth(一枚の布)」という概念で、プリーツ加工やA-POCなどの素材・技術をシグネチャーとする。PLEATS PLEASE、BAO BAO、HOMME PLISSÉ、A-POCなど複数のラインを持ち、パリを含む国際舞台で発表を続けている。
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sacai(サカイ)は、デザイナー阿部千登勢が1999年に東京で設立した日本発のファッションブランド。ニットと織物、スポーツとテーラリングなど相反する要素を“ハイブリッド”に組み合わせ、パターンを再解釈して予想外のフォルムやシルエットへ変換する。「日常の上に成り立つデザイン」を核に、ベーシックを崩しながらもエレガンスを保ったニュースタンダードを提案。2009年にメンズを始動し、国際的にも評価を高めてきた。
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Yves Saint Laurent(イヴ・サン・ローラン)は、1961年にデザイナーのイヴ・サン・ローランとピエール・ベルジェによりパリで設立されたフランスのファッションハウス。ウィメンズ・メンズのレディトゥウェアを中核にバッグ、シューズ、アクセサリー、フレグランス等を展開し、1966年のSaint Laurent Rive Gaucheでプレタポルテを導入した。創業者の理念は「女性を解放する服を作ること」で、現在はKeringグループ傘下で世界展開している。
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JIL SANDER(ジル・サンダー)は、1968年にドイツ・ハンブルクでジル・サンダーが創業したラグジュアリーブランド。無駄を削ぎ落とした純度の高いライン、上質素材、精緻なテーラリングで“Queen of Less”と称される。ウィメンズ/メンズのウェアに加え、バッグやシューズも展開。静かな強さを纏うミニマル派の定番として愛され続ける。
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CFCL(シーエフシーエル)は、2020年に高橋悠介が東京で設立した日本のファッションブランド。3Dコンピューターニッティングを核とする無縫製ニットを中心に、再生素材の活用や廃棄削減を重視したサステナブルなプロダクトを展開する。ブランド名は「Clothing For Contemporary Life」で、Simplicity/Modesty/Responsibilityをコアバリューとする。2022年にパリ・ファッション・ウィークへ初出展し、同年B Corp認証を取得している。
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HELMUT LANG(ヘルムート・ラング)は、オーストリア出身デザイナーのヘルムート・ラングが1986年にパリで立ち上げたファッションブランド。現在はニューヨークを拠点に、メンズ/ウィメンズのウェアを中心に展開。ブランドは「industrial precision」「functional elegance」などの基盤コードを現代的に再解釈し、シルエット・プロポーション・素材に焦点を当てたワードローブを掲げている。
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クレージュ(Courrèges)は、1961年にアンドレ・クレージュとコクリーヌ・クレージュがパリで創設したフランスのファッションハウス。ウィメンズ/メンズのプレタポルテとフレグランスを中心に展開し、1960年代には革新的な素材使いと幾何学的な発想で存在感を高めた。公式には『movement, purity and light』への志向を掲げ、歴史的コードを現代的に再解釈しながら現在も継続している。
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アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)は、ベルギーのデザイナーAnn Verhelst(アン・デムルメステール)が1985年に立ち上げた同名のファッションブランド。アントワープ6の一員として、ベルギーのデザインの国際的な評判に貢献してきた。ウィメンズ/メンズのレディ・トゥ・ウェアを中心に、靴やアクセサリー、さらにホームウェアやフレグランス「A」など周辺領域にも展開する。2013年に本人がレーベルを辞任し、2020年にAntonioli Groupが買収した。公式には、トレンドを超えて進化し続ける「着用のシステム」を、着る人に深く個人的でありながら文脈に深く関連するものとして提示し、誠実さと独立性を重んじることを掲げる。
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Miu Miu(ミュウミュウ)はイタリアで1993年にミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)によって創設されたファッションブランド。創業者の愛称に由来する名称のもと、ウィメンズのプレタポルテを主軸にバッグ、シューズ、アクセサリー、フレグランス等を展開する。プラダグループ傘下で、遊び心ある実験的なコレクションやMIU MIU SIGNATURES、MIU MIU CUSTOM STUDIOといったラインで国際的に展開している。
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Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)は、マルタン・マルジェラとジェニー・メイレンスが1988年にパリで設立したフランスのファッションメゾン。ウィメンズ/メンズのレディ・トゥ・ウェア、オートクチュール「Artisanal」、バッグ、シューズ、レザーグッズ、ジュエリー、フレグランスなどを展開。白ラベルと4本ステッチ、ナンバリング、白いペイント表現などのメゾンコードを持ち、2002年にOTBグループ傘下となった。2012年以降はオートクチュールの呼称を保持し、「個人ではなく集団の仕事」を理念に掲げる。
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JW Anderson(ジェイ・ダブリュー・アンダーソン)は、北アイルランド出身のデザイナー、ジョナサン・アンダーソンが2008年にロンドンで設立した英国のファッションブランド。メンズを起点に、ウィメンズ(2010年にカプセル)やアクセサリーを展開。メンズ/ウィメンズ要素の交差によるシルエット提案をブランドの核に据える。2013年にLVMHが少数株式を取得し、国際的に展開している。
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キコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)は、ブルガリア出身のデザイナー、キコ・コスタディノフが2016年にロンドンで設立したファッションブランド。メンズのレディ・トゥ・ウェアを主軸に、2018年からローラ&ディアナ・ファニングが指揮するウィメンズラインを開始。現代のユニフォーム/ワークウェアの考え方を基盤に、緻密なパターンワークやニットの開発を伴うコレクションを発表し、ASICSとの継続的な協業でも知られる。
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AURALEE(オーラリー)は、2015年に岩井良太が東京で立ち上げた日本のファッションブランド。メンズとウィメンズを展開し、毎シーズン、日本と世界各地から選んだ高品質な原料・糸のリサーチから原料選定、オリジナル生地の開発までを起点にコレクションを構成する。公式では、明快なデザインと穏やかなフォルム、快適さと洗練の両立を重視し、長く使える高品質な日常着を提案している。
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ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)は、ベルギー出身で三代続く仕立屋の家系に生まれたドリス・ヴァン・ノッテンが1986年に立ち上げた同名ブランド。アントワープのロイヤルアカデミー出身で、1986年に最初のメンズコレクションを発表。以後、メンズとウィメンズのコレクションを軸に、2022年からはフレグランスとビューティも展開し、パリでの発表を続けている。2024年6月に本人はクリエイティブ・ディレクターを退いたが、ブランドには継続して関与している。
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CRAIG GREEN(クレイグ・グリーン)は、ロンドン出身のデザイナー、クレイグ・グリーンが2012年に設立した英国のメンズウェアブランド。ユーティリティやユニフォーム/ワークウェアの要素を参照し、ジャケットやアウターを中心にプレタポルテを展開。2013年にFashion EastのMANでデビューし、ロンドンやパリでコレクション発表を継続している。2017年には定番を継続展開する「Core Collection」も開始。
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LOEWE(ロエベ)は、1846年にスペイン・マドリードで革職人の集団として始まったラグジュアリーメゾン。1872年にエンリケ・ロエベ・ロースバーグが事業を統合し、ブランドとして確立した。レザーグッズを核に、ウィメンズ/メンズのレディトゥウェア、アクセサリー、香水などを展開。1996年よりLVMHグループの一員として、クラフトマンシップとレザーへの専門性を軸に国際的に展開している。
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Vionnet(ヴィオネ)は、1912年にマドレーヌ・ヴィオネがフランス・パリで創立したオートクチュールメゾン。バイアスカットや幾何学的な裁断、ドレープをシグネチャーにウィメンズのオートクチュールおよびプレタポルテを展開する。ブランドは「Proportion, Movement, Balance and Truth」を理念の柱とし、メゾンの歴史的アーカイブはパリの装飾美術館(ルーヴル宮マルサン館)に所蔵されている。