szu

アートモード

このページには、服を実用性より表現として扱うブランドが集まっています。構築や解体、強いシルエット、演出性の高い発表が並び、モードの中でも前衛と作品性が前面に出る文脈です。

前衛が軸

掲載されているブランドには、既存の服飾コードをそのままなぞらず、形やバランスをずらす姿勢が通っています。誇張された肩、極端なボリューム、非対称の構成、身体との距離感など、服そのものの輪郭で独自性を立たせるブランド群です。

服を作品として扱う

この文脈にいるブランドは、衣服を商品で終わらせず、思想や物語を持つ表現媒体として扱います。コム デ ギャルソン、ヨウジヤマモト、アンリアレイジ、アンダーカバーに見られるように、コンセプトがデザインの芯にあり、素材や構造にもその意図が残ります。

演出の強いモード

掲載ブランドには、ショーやコレクションの見せ方まで含めて一つの作品として成立させる気配があります。ジョン・ガリアーノ、ヴィクター&ロルフ、アレキサンダー・マックイーン、ヴィヴィアン・ウエストウッドのように、劇場性や歴史的な参照をまといながら、服に強い場面を与えるブランドが並びます。

ブランド群の特徴

  • 構築と解体が同居する
  • シルエットの存在感が強い
  • コンセプトが前面に出る
  • 発表の演出性が高い

掲載されているブランドは、この文脈を代表する例として並んでいます。前衛性や芸術性の出方に違いはあっても、作品性の強いモードとしてまとまっています。

この文脈の広がり

掲載ブランド
11件
参考ブランド
100件
主な領域
アパレル・洋服

国・地域

この文脈に近い参考ブランドを、発祥国・地域ごとの件数で見た分布です。

イギリス

21件

日本

21件

フランス

15件

アメリカ

13件

イタリア

7件

創業年代

この文脈に近い参考ブランドを、創業年代ごとに見た分布です。

2010年代

33件

1990年代

18件

2000年代

16件

2020年代

10件

1980年代

9件

主な領域

この文脈に近い参考ブランドに多い主領域の分布です。

アパレル・洋服

84件

フットウェア

6件

アクセサリー

4件

アイウェア

3件

バッグ・カバン

2件

この文脈のブランド

  • WALTER VAN BEIRENDONCK(ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク)は、ベルギーのデザイナー、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクが1983年にアントワープを拠点に始動したファッションブランド。主にメンズのプレタポルテを中心に展開し、アート/音楽/文学からの着想や、プリントとスローガンによるメッセージ表現を軸にコレクションを発表する。「アントワープ・シックス」の一人としても知られる。

  • COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)は、川久保玲が1969年に東京で開始した日本のファッションブランド。1973年に株式会社コム・デ・ギャルソンとして法人化し、本社は東京都港区南青山に置く。ウィメンズ/メンズのウェアを軸に、アクセサリーや香水なども展開。1981年以降はパリでコレクションを発表し、HOMME PLUS、SHIRT、PLAYなど多数のラインを擁する。

  • John Galliano(ジョン・ガリアーノ)は、1994年に事業基盤が再編され商業的に立ち上げられた英国出身のファッションブランド。創設者はデザイナーのジョン・ガリアーノで、ロンドンでキャリアを始めた後パリでも活動。オートクチュールとプレタポルテを中心に展開し、劇場性や歴史的モチーフを軸にコレクションを発表。Galliano's Girlなどのディフュージョンラインを持ち、GivenchyやChristian Diorでのクリエイティブディレクター就任などの経歴がある。

  • Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)は、デザイナー山本耀司が手がける日本発のファッションブランド。1972年に「株式会社ワイズ(Y’s)」設立を起点とし、1981年に「Yohji Yamamoto」名義でパリ・コレクションに初参加してメインラインを始動した。 レディース/メンズ(Yohji Yamamoto POUR HOMME)を中心に展開し、公式サイトでも継続的にコレクションやブランド関連の情報が更新されている。

  • VIKTOR&ROLF(ヴィクター・アンド・ロルフ)は、1993年にヴィクター・ホスティングとロルフ・スノーレンがオランダで設立したラグジュアリーファッションハウス。オートクチュールを軸に、レディ・トゥ・ウェア、ブライダルライン「Viktor&Rolf Mariage」、フレグランス(Flowerbomb、Spicebombなど)を展開。型破りなアプローチで「spectacular beauty」と「unexpected elegance」を生み出すことを掲げる。

  • Balenciaga(バレンシアガ)は、スペインのクチュリエ、クリストバル・バレンシアガが1917年にサン・セバスティアンで創業したラグジュアリーファッションハウス。1937年にパリでクチュールメゾンを開き、現在はケリング傘下でウィメンズ/メンズのレディ・トゥ・ウェア、クチュール、シューズ、バッグ、アクセサリー、フレグランスを展開する。

  • Rick Owens(リック・オウエンス)は、デザイナーのリック・オウエンスが1994年に米国ロサンゼルスで始動したファッションブランド。2003年に拠点をパリへ移し、以降パリでコレクションを発表。ウィメンズ/メンズのRTWを中心に、シューズやアクセサリーも展開し、DRKSHDWなどのラインを持つ。2005年に家具コレクションも開始している。

  • Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)は、1992年にリー・アレキサンダー・マックイーンによってロンドンで設立された英国のラグジュアリーハウス。オートクチュール、プレタポルテ、レザーアクセサリー、フットウェアを中心に展開し、サヴィル・ロウ仕込みのテーラリングと演出的なランウェイ表現を軸にブランドを確立した。スカルモチーフや精緻なクラフトをシグネチャーとする。2001年にケリングの傘下に入り国際的に展開している。かつてディフュージョンライン「McQ」を展開していた。

  • Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)は、ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレンが1971年に英国ロンドンのキングスロード430番地でブティック「Let It Rock」を起点に始動したファッションブランド。パンクカルチャーに根差す表現と英国のテーラリングを背景に、ウィメンズ/メンズのウェアを中心にジュエリー、バッグなどアクセサリーまで幅広く展開する。象徴的なORB(オーブ)モチーフは“taking tradition into the future”というビジョンを示す。

  • UNDERCOVER(アンダーカバー)は高橋盾が1990年に東京で立ち上げた日本のファッションブランド。メンズ/ウィメンズを軸に、パンクやサブカルチャーの反骨精神を、クチュール的な構築や再解釈でストリートとモードの境界へ接続する。標語「WE MAKE NOISE/NOT CLOTHES」に象徴される“ノイズ”感あるグラフィックやレイヤード、アウターまで表現は多彩。2003SSよりパリでも発表し国際的評価を確立。

  • ANREALAGE(アンリアレイジ)は、森永邦彦が2003年に東京で設立した日本のファッションブランド。メンズ/ウィメンズのレディ・トゥ・ウェアを中心に、パッチワークを起点とした緻密な服作りや、人体に縛られない造形、反射素材など新技術の導入を軸に展開する。「God is in the details」の信念のもと、東京での発表を経て2014年からパリでもコレクションを継続し、異業種との協業や国内外での展覧会も行っている。

アートモードに関連する文脈

他の観点で探す