CELINE創業者
セリーヌ・ヴィピアナから、企業主導の国際的なラグジュアリーブランドへ移行する初期段階で、アーティスティック・ディレクターとしてデザインの近代化を担った人物。ベルナール・アルノーの資本参入後に起用され、創業者時代の実用性、革製品、控えめなフレンチ・
ラグジュアリーを引き継ぎながら、ブランドをシーズン単位で運営する現代的なコレクション体制へと整理した。特に、バッグや革小物、ジュエリーなどのアクセサリーを服に付随する要素ではなく、独立した商品カテゴリーとして発展させ、シーズンごとのアクセサリーコレクションを導入した点が重要となる。プレタポルテにも関わり、創業者個人の審美眼を中心としたブランド運営から、複数カテゴリーを横断する
デザイン体制への橋渡しを形成した。在任期間については1987年または1988年頃から1992年頃までとする本人側の整理が有力で、1997年まで在籍したとする別資料も存在するため、後半の担当範囲には資料差が残る。
マイケル・コースによる本格的な国際化に先立ち、CELINEを外部デザイナーが率いるブランドへ転換するための初期基盤を整えた位置づけ