クワイエットラグジュアリー
このページには、声を張らずに質感で印象を残すブランドが集まっています。ロゴの主張を抑え、仕立てや素材、輪郭の美しさで存在感をつくる、落ち着いたラグジュアリーのまとまりです。
静かな品格
掲載されているブランドには、派手な記号よりも、服や小物そのものの完成度を前に出す姿勢が共通しています。JIL SANDERやPradaのようなミニマルな緊張感、HermèsやBrunello Cucinelliのような端正な豊かさが同じ棚に並び、静かなまま格のある印象を保っています。
作りの根拠
この文脈にいるブランドは、見た目の控えめさだけでまとまっているわけではありません。素材選び、縫製、レザーの扱い、テーラリング、時計の機構といった作りの確かさが、共通する土台になっています。Bottega Venetaのレザー表現やA. Lange & Söhne、Patek Philippeの精緻さにも、その気配が通っています。
広がる領域
アパレルだけでなく、バッグ、時計、フレグランスまで含むのもこのページの特徴です。CHANELやZegnaのような総合的なメゾンから、RIMOWA、Acqua di Parmaのように単一領域で輪郭を保つブランドまで、扱う分野は違っても、全体には抑制のきいた上質さが共通しています。
メゾンの重なり
歴史の長いヨーロッパのメゾンが多く、フランス、イタリア、ドイツ、スイスのブランドが中心に並びます。伝統を前面に出しすぎず、現代的な端正さへつなげている点も、この文脈を形づくる要素です。Alaïaの身体に沿う造形や、Hermèsの職人性にも、その静かな厚みが見えます。
ブランド群の特徴
- ロゴは控えめ
- 素材と仕立てが前に出る
- 服から時計、香りまで領域が広い
- ヨーロッパの老舗メゾンが中心
掲載ブランドは、この文脈を代表するメゾンやブランドの一例です。
この文脈の広がり
- 掲載ブランド
- 12件
- 参考ブランド
- 100件
- 主な領域
- アパレル・洋服
国・地域
この文脈に近い参考ブランドを、発祥国・地域ごとの件数で見た分布です。
フランス
27件
イタリア
24件
イギリス
13件
アメリカ
11件
スイス
7件
創業年代
この文脈に近い参考ブランドを、創業年代ごとに見た分布です。
1990年代
11件
2000年代
11件
1960年代
8件
1980年代
7件
1950年代
6件
主な領域
この文脈に近い参考ブランドに多い主領域の分布です。
アパレル・洋服
62件
フットウェア
10件
ウォッチ
9件
アクセサリー
6件
バッグ・カバン
5件
この文脈のブランド
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エルメス(Hermès)は、1837年にティエリ・エルメスがパリで馬具(ハーネス)の工房を開いたことに始まるフランスのラグジュアリー・メゾン。革小物・馬具から発展したマロキネリ=セリエを軸に、プレタポルテやアクセサリー、シルク/テキスタイル、香水・ビューティ、時計など複数のメティエを展開する。職人の細やかな仕事と、顧客の生活のあり方を見据える「double trame」を基盤とし、Savoir-faire d’exceptionを重要な考え方として位置付けている。家族の株式構造のもとで独立性を保ちながら、生産や技の継承をフランスに根差している。
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ブルネロ・クチネリは、1978年にブルネロ・クチネリがイタリア・ソロメオで創業したラグジュアリーファッションブランド。本社をウンブリア州ソロメオに置き、カシミヤを核に、メンズ、ウィメンズ、シューズ、アクセサリー、アイウェアまでを展開する。理念は「Humanistic Capitalism」と「Human Sustainability」で、Made in Italyの職人技と現代的なライフスタイルを軸に国際展開している。
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JIL SANDER(ジル・サンダー)は、1968年にドイツ・ハンブルクでジル・サンダーが創業したラグジュアリーブランド。無駄を削ぎ落とした純度の高いライン、上質素材、精緻なテーラリングで“Queen of Less”と称される。ウィメンズ/メンズのウェアに加え、バッグやシューズも展開。静かな強さを纏うミニマル派の定番として愛され続ける。
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Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)は、1966年にイタリア・ヴィチェンツァでレンツォ・ゼンジアーロとミケーレ・タッデイにより設立されたラグジュアリーハウス。 主にレザー製品を中核にウィメンズ・メンズのレディトゥウェア、バッグ、シューズ、ジュエリー、フレグランス、ホームコレクションを展開する。 1975年にイントレチャート(編み込み)技術を導入し同技術がブランドのシグネチャーとなった。 ブランドは「When your own initials are enough」というタグラインを掲げ、現在はケリング傘下で活動している。
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Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)は、1910年に創設者エルメネジルド・ゼニアがイタリア・ピエモンテ州トリヴェロで創業したブランド。もとはウールの製織所(ランイフィチオ)として始まり、テキスタイル生産とメンズウェア、Su Misura(メイド・トゥ・メジャー)などのオーダーサービスを中心に展開する。公式に“Our Road To Tomorrow”を掲げ、クラフツマンシップ、責任、イノベーションを軸にグローバルに直営店を展開している。
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Patek Philippe(パテック・フィリップ)は、1839年にアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとフランソワ・チャペックがスイス・ジュネーブで創業した高級時計メゾンを起源に、ジャン・アドリアン・フィリップの参画を経て発展。機械式腕時計・置時計を中心に自社で設計・製造し、複雑機構を含むコレクションを展開。1932年以降はスターン家が所有する。
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RIMOWA(リモワ)は1898年にポール・モルシェックがドイツ・ケルンで創業したラゲージブランド。アルミニウムやポリカーボネート素材のスーツケースを中核に、バッグやトラベルアクセサリーも展開する。1950年に導入したアルミシェルの溝(グルーヴ)を象徴的なデザインコードとし、修理を通じて長く使う思想のもとスーツケースにライフタイム保証を掲げる。2016年にLVMHが資本参加し、2017年に同グループに加わった。
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CHANEL(シャネル)は、1910年にガブリエル“ココ”・シャネルがフランス・パリで創業したラグジュアリーメゾン。オートクチュール、プレタポルテ、バッグ、アクセサリー、ジュエリー、ウォッチ、フレグランス、ビューティといった多領域で事業を展開する。ブランドの中心には、女性の動きを束縛しないシンプルで洗練されたワードローブという創業者のビジョンがあり、リトルブラックドレスやツイードスーツ、キルティングバッグなどのシグネチャーを持つ。世界的に高い地位を確立している。
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Acqua di Parma(アクア・ディ・パルマ)は、1916年にイタリア・パルマで男爵カルロ・マニャーニ(Carlo Magnani)により創設されたイタリアのラグジュアリーフレグランスブランド。代表作のコロニアを中心に香水、バス&ボディ、ホームフレグランス、レザーグッズなどを展開し、すべてイタリア製である。本社はミラノにあり、世界各国で展開している。公式コンセプトは「arte di vivere(イタリアの生活芸)」で、職人技と伝統を重視する。主なラインにはColonia、Blu Mediterraneo、Le Nobili、Collezione Barbiereがある。
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ALAÏA(アライア)は、1981年にチュニジア出身のデザイナー、アズディン・アライアによってパリで設立されたファッションメゾン。ウィメンズのプレタポルテを軸にクチュール、シューズ、バッグ、アクセサリーを展開する。創業者の「女性を美しくすることが私の執着だ」という理念を継承し、精緻な仕立てと身体に沿うカッティングを特徴とする。作品は主要百貨店で取り扱われ、美術館での展覧会でも紹介されている。
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A. Lange & Söhne(エー・ランゲ・ゾーネ)は、1845年にフェルディナント・アドルフ・ランゲがドイツ・グラスヒュッテで創業した高級機械式時計メーカーで、第二次大戦後に一度消滅したものの1990年にウォルター・ランゲにより再興されました。 ムーブメントの設計・製造を自社で一貫して行い、手仕上げの精緻な仕上げを重視する『Made in Germany』の伝統を守っています。企業理念は「to craft timepieces that represent the pinnacle of international watchmaking artistry」です。 代表的ラインはLange 1、Zeitwerk、Saxonia、1815、Richard Lange、Odysseusで、2000年以降はリシュモン(Richemont)グループの傘下として限られた本数の高精度時計を生産しています。