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ファレル・ウィリアムス

Pharrell Williams

アメリカ 1973 現在

米国出身のミュージシャン/プロデューサー、起業家兼ファッションデザイナー。Billionaire Boys Club共同創業者、ルイ・ヴィトン メンズ クリエイティブ・ディレクター

最終更新日: 2026.03.12

ファレル・ウィリアムスについて

アメリカ出身のミュージシャン、音楽プロデューサー、起業家、ファッションデザイナー。拠点は主に米国。ヴァージニア・ビーチ生まれで、プリンセス・アン高校でチャド・ヒューゴと出会い音楽制作を始め、ノースウェスタン大学に進学したが在学中に中退して制作と活動に専念。ネプチューンズやN.E.R.D.の一員として多数のヒットを生み、グラミーを複数回受賞。2003年にNIGOとBillionaire Boys Club/ICECREAMを創設しストリートウエア界で存在感を確立。素材開発やサステナビリティ事業(Bionic Yarn、RAW for the Oceans)に関与し、アディダスやシャネル、モンクレール、ユニクロ等とのコラボレーションで商業展開を拡大。2020年にスキンケアブランドHumanraceを立ち上げ、教育支援を目的としたFOHTAやメディアプラットフォームI Am Otherの活動も並行。2023年にルイ・ヴィトンのメンズクリエイティブ・ディレクターに就任し、初コレクションではダミエを再解釈した「Damoflage」を提示。ストリートカルチャーとクラフツマンシップを結びつける表現とコラボレーション志向が特徴で、音楽とファッションを横断する活動を継続している。

キャリアタイムライン

ファレル・ウィリアムスとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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Billionaire Boys Club デザイナー 2003 - 継続中または終了年不明
Billionaire Boys Club - Ice Cream デザイナー 2003 - 継続中または終了年不明
Louis Vuitton クリエイティブ・ディレクター 2023 - 継続中または終了年不明

経歴

プリンセス・アン高校(ヴァージニア・ビーチ)を卒業(1991)。その後ノースウェスタン大学に進学し約2年間在籍したが中退して音楽活動に専念。2017年にはニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ザ・アーツから名誉博士(Doctor of Fine Arts)を授与。
音楽プロデューサーとしての成功を足がかりにファッション領域へ進出した経歴。高校時代に結成したネプチューンズやバンドN.E.R.D.でプロデュース/演奏活動を重ね多数のヒットを生み出した後、2003年にNIGOとBillionaire Boys Club/ICECREAMを立ち上げてブランド運営に参画。素材とサステナビリティ分野ではBionic Yarnのクリエイティブディレクターとして海洋プラスチック由来の糸などの開発に関与し、G-Star RawとのRAW for the Oceansなどのプロジェクトを推進。2014年以降はアディダスとの長期パートナーシップやモンクレール、ユニクロ、シャネル等との協業を通じて商業的な領域を拡大し、2020年にスキンケアブランドHumanraceをローンチ。教育・文化支援のFOHTAやI Am Otherによる社会貢献活動も並行。2023年にルイ・ヴィトンのメンズクリエイティブ・ディレクターに就任し、既存のアイコンを再解釈するコレクション制作でメゾンの表現更新を担う立場を続けている。

Louis Vuittonとの関わり

2023 - 継続中または終了年不明

クリエイティブ・ディレクター

ルイ・ヴィトンのメンズ部門クリエイティブ・ディレクターという立場でメゾンのメンズコレクションを統括。2023年2月14日に就任が公表され、2021年に逝去したヴァージル・アブローの空席を継承するかたちで創造責任を引き受けた。 就任発表時にはルイ・ヴィトン側が彼の“ファッションを越えた創造的視野”を歓迎し、過去の2004年・2008年の協働や自身のブランド運営(Billionaire Boys Club/Ice Cream等)を背景に持つ点が強調された。 在任後はメゾンの歴史的コア(ダミエ、スピーディなど)を尊重しつつ、音楽やストリート、アートといった自身のマルチディシプリン的素地で既存符号を再解釈し、新たなビジュアル言語を導入した。特にダミエと迷彩を掛け合わせた「Damoflage」や色彩を効かせたスピーディの再構築がシグネチャーとなる。 具体的には、就任後の初コレクションをパリ・メンズ・ファッションウィークのポンヌフで発表(2023年6月20日)し、スターゲストや音楽パフォーマンスを組み合わせた大規模な演出で話題化。以降もUNESCO本部での『Le Monde Est À Vous』など会場性を重視したショー演出を継続している。 プロダクト面では香水『LVERS』などのカテゴリ横断プロジェクトを展開し、トランクやアクセサリーのモチーフをモダンに再編集する一方、建築的ショーセットや家具シリーズを取り入れるなど、プロダクトから体験に至るトータルなメゾン表現を打ち出している。最新シーズンでは建築的セット『Drophaus』や家具シリーズ『Homework』を用いた演出も実施。 総じて、既存のメゾン遺産を継承しつつポップカルチャーや音楽的演出を結びつけることで、ルイ・ヴィトンのメンズラインを文化的文脈の中で再編集し、新たな章を開く役割を担っている。

在任期

2023年2月14日にルイ・ヴィトンのメンズ・クリエイティブ・ディレクター就任が公表され、同年6月20日にポンヌフで初コレクションを発表してデビューした。以後、UNESCO本部での大規模ショー(2024年6月)やプロダクト横断の取り組みを継続し、少なくとも2026年初頭のシーズンまでメゾンのメンズ創造責任を務めている。

影響

ブランドへの主な影響は、伝統的なアーカイブ(ダミエ等)を新たな符号(Damoflage)で更新した点、ショーを音楽・著名人と結びつけてメゾンのカルチャー性を強く可視化した点、そして香水『LVERS』や建築的ステージを通じてプロダクトから体験へと表現領域を横断的に拡張した点に集約される。これらはメゾンのメンズ表現をファッション外の文化領域へと接続する変化をもたらしている。

Billionaire Boys Clubとの関わり

2003 - 継続中または終了年不明

デザイナー

Billionaire Boys Clubにおける立ち位置は、ファレル・ウィリアムスが共同創業者兼デザイナーとしてブランドのクリエイティブ方向とプロダクト・アイデンティティを形成したことである。2003年にNIGOらとともに立ち上げ、音楽的な視点と日本のストリートウェア美学を接続する役割を担い、ブランドの理念とビジュアルを軸にした商品群の基盤を築いた。 ビジュアル面ではアストロノートを使ったアイコンや胸のアーチロゴ、理念的スローガン「Wealth is of the heart and mind, not the pocket」を中核に据え、グラフィック主導のTシャツやフーディー、スニーカーを展開した。Ice Creamというスケート/フットウェアの別ラインも併設し、初期からミュージックビデオやセレブの着用を通じてカルチャー圏での可視性を高めた。 事業運営の文脈では、成長過程で外部パートナーやライセンスを受け入れる段階を経ており、2010年代には外部資本(JAY‑Z系/Iconixとの提携)による展開や生産拠点の変化があったのち、ファレル自身が経営権を取り戻すフェーズへ移行した。近年はフラッグシップ店やラグジュアリーブランドとのコラボレーションを通じて、ストリートと高級ブランドの接点を再定義する取り組みを続けている。

在任期

在任の起点は一般に2003年頃とされ、ファレルはNIGOやマネージャーらとともにブランドの立ち上げと初期デザインを主導した。ブランドは2000年代中盤に東京を足がかりにニューヨークやロンドンへ展開し、2011年ごろには外部資本(JAY‑Z系/Iconix)との提携フェーズを迎えた。ファレルは2016年1月にIconixの持ち分を買い戻し、創業者主導の運営へ回帰している。

影響

ブランドがもたらした代表的な変化は、ヒップホップと日本のストリートカルチャーを結びつけ、グラフィックとキャラクターで“プレミアム・ストリートウェア”を定義した点にある。アストロノートやアーチロゴといった視覚言語とスローガンによって文化的な共鳴を生み、限定ドロップや著名人の着用を通じてストリートとラグジュアリーの境界を曖昧にした。近年のラグジュアリーブランドとの協業や旗艦店展開は、その影響力を現代に継承する動きである。

Billionaire Boys Club - Ice Creamとの関わり

2003 - 継続中または終了年不明

デザイナー

立場・担当領域: Billionaire Boys Club(BBC)およびサブレーベルICECREAMにおける共同創業者兼デザイナー。PharrellはNIGOや初期パートナーのRob Walker、グラフィック担当のSk8thingとともにブランドを立ち上げ、プロダクトの美術的方向性、ビジュアルアイコン、コラボレーション戦略、ブランドのパブリックフェイスを担う。 ICECREAMはスケート/フットウェア寄りの遊び心あるサブレーベルとして展開され、独特のオールオーバーグラフィックやICECREAMチームといったスケート施策を通じてスケート文化とヒップホップ、ハイファッションの接点を作った。ICECREAMのフットウェアは当初ライセンス供給によるスニーカー展開も行われ、代表的なモデルのリリースやチーム映像がブランドの拡散に寄与した。 BBCはアストロノーツなどの象徴的モチーフや鮮やかな色使いを軸にストリートウェアをラグジュアリー寄りに再解釈し、音楽やカルチャーと結びついたブランド・アイデンティティを構築した。初期には日本製の高品質なプロダクトや限定リリースが評価された時期があり、そのビジュアル言語が広範な影響力を持つ。 事業面では2011年頃の外部提携と流通拡大によって生産地や価格帯に変化が生じ(生産が日本からメキシコ/パキスタン/中国へ移るとする報道あり)、その後Pharrellは2016年に外部持分を買い戻して統制を強化する経営的な判断を取った。製品ごと・期ごとに外部デザイナーや共同体制との分担があるため、個別プロダクトの実務責任は一律ではないが、創業期から現在に至るまでPharrellはブランドの総合的なクリエイティブイメージの中心人物として位置付けられる。 創業年表記には資料差があり、公式では2003年、他報道では2004〜2005年と表記が分かれる点に留意する。

在任期

創業の表記には差異があり、公式では2003年、他に2004〜2005年とする報道がある。Pharrellは共同創業者兼デザイナーとして創業期から関与し、2011年頃の外部資本導入(Iconix等)を経た後、2016年に外部持分を買い戻してブランド統制を強化した。退任や明確な終了日は公表されていない。

影響

BBCとICECREAMは2000年代中盤におけるストリートウェア表現の幅を拡張し、遊び心あるグラフィックや色使い、ICECREAMのスケートチーム起用を通じてスケート文化とヒップホップ、ラグジュアリーファッションの接合を促した。これによりストリートウェアのカルチャー的影響力と商業的視認性が向上した。

関連ブランド

関わったグループ

在任中のコラボレーション

2025.03

Louis Vuitton Kari Voutilainen

2025年3月ローンチ。独立時計工房Kari Voutilainenとの限定5本の高級ウォッチ「LVKV-02 GMR 6」を発表。

2024.08

Louis Vuitton Timberland

2024年、LVメンズFW2024コレクションで発表。Timberlandブーツ協業やワークウェアを含むカプセルが世界で展開。

2023.10

Louis Vuitton Atelier Akrivia

2023年、独立時計師Rexhep Rexhepi率いるAtelier Akriviaと初コラボ。高級クロノグラフウォッチLVRR-01を共同制作。

2023.08

Billionaire Boys Club Moncler

2023年8月15日、BBC20周年記念でMonclerとの限定カプセル発売。ダウンバーシティやフーディ、ビーニー等多数。

関連する人物

Louis Vuitton

2018 - 2025

フランチェスカ・アムフィシアトロフ

アーティスティック・ディレクター

フランチェスカ・アムフィシアトロフについて

ジュエリー&ウォッチデザイナー/元ルイ・ヴィトン アーティスティック・ディレクター(国際活動)

フランチェスカ・アムフィシアトロフはジュエリーとウォッチを中心に活動するデザイナー兼キュレーター。東京生まれで国際的に育ち、英国の美術教育を経てブランド・コラボレーションと展覧会企画を往復する多面的なキャリアを持つ。2013年にティファニーのデザイン・ディレクターに就任してTiffany TやHardWearなどの主要コレクションを手掛け、2018年にルイ・ヴィトンのジュエリー&ウォッチ部門アーティスティック・ディレクターに就任。ハイジュエリーの物語性と日常使いのアクセサリーを横断するプロダクト設計、素材と職人技への継続的な探究を特徴とする。2025年初めにルイ・ヴィトンを退任し、個人ブランドや共同プロジェクトに注力している。

Francesca Amfitheatrof

2018 - 2021

ヴァージル・アブロー

アーティスティック・ディレクター

ヴァージル・アブローについて

デザイナー・クリエイティブ・ディレクター(Off-White創業者、ルイ・ヴィトン元メンズ・アーティスティック・ディレクター)。

アメリカ出身のデザイナー/クリエイティブ・ディレクター。ロックフォード(イリノイ)生まれでシカゴを拠点に国際的に活動した。大学で土木工学を学び、イリノイ工科大学で建築の修士号を取得した後、音楽やアート領域で経験を積み、カニエ・ウェストのクリエイティブチームでツアーやアルバムのビジュアル制作に関与した。2012年にPyrex Visionを起ち上げ、2013年にミラノ拠点でOff-Whiteを創設。引用符やジップタイ、斜めのラインを多用する視覚コードと、ストリートカルチャーとハイファッションを接続する手法で注目を集め、ナイキやイケア、ジミー・チューなどとのコラボレーションを実施した。建築的なものづくりの視点とヒップホップのサンプリング的発想を融合させ、既存の記号やプロダクトを再文脈化する手法で知られた。2018年にはルイ・ヴィトンのメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任し、2019年にはMuseum of Contemporary Art Chicagoで回顧展『Figures of Speech』が開催された。2021年11月28日、希少な心臓の悪性腫瘍(cardiac angiosarcoma)により41歳で逝去。

Virgil Abloh

2013 - 継続中または終了年不明

ニコラ・ジェスキエール

アーティスティック・ディレクター

ニコラ・ジェスキエールについて

ファッションデザイナー/ルイ・ヴィトン ウィメンズ アーティスティック・ディレクター(パリ拠点)

フランス出身のファッションデザイナー。パリを拠点にウィメンズコレクションの創作を行い、ルイ・ヴィトンのウィメンズ・アーティスティック・ディレクターを務める。幼少期から服飾に関心を持ち、15歳でアニエスベーなどでインターンを経験し、1990年代初頭にはジャン=ポール・ゴルチエのもとでアシスタント勤務を経て実務を学んだ。1995年にバレンシアガのライセンス業務に関わり、1997年に同社のクリエイティブ・ディレクターに抜擢されてブランドの復興を牽引。2012年の離脱後、2013年にルイ・ヴィトンの指揮を執るようになってからは、建築的な舞台演出と過去のモチーフの現代的再解釈を通じて同社の表現を更新している。シグネチャーはややAライン寄りの構築的シルエットと素材の実験、過去の要素を現代的に組み替えるハイブリッドな美意識で、国際的な受賞歴と商業的成功の双方を獲得している。

Nicolas Ghesquière

2013 - 2018

キム・ジョーンズ

アーティスティック・ディレクター

キム・ジョーンズについて

イギリス出身のファッションデザイナー。元ディオール・メンとフェンディのアーティスティックディレクター

キム・ニクラス・ジョーンズ(Kim Niklas Jones、1973年9月11日生まれ)は、ロンドン出身のイギリス人ファッションデザイナーで、メンズウェアの刷新とメゾン文化の現代化を得意とするクリエイターです。カンバウェルでグラフィックと写真を学び、中央聖マーチンズでメンズウェアを専攻してキャリアを開始。卒業後は自身の名義ブランドを立ち上げ、ダンヒルのクリエイティブディレクターを経てルイ・ヴィトンでメンズの表現を拡張し、2018年からディオール・メンのアーティスティックディレクターを務めました。ストリートカルチャーとラグジュアリーを接続するコラボレーション(例:ルイ・ヴィトン×シュプリーム)や、アーティストとの共同プロジェクト、BTSなどの舞台衣装制作、さらにはディオール・メンでのメンズ・オートクチュール導入など多面的な仕事で注目を集めています。公的な栄典として2020年にOBEを受章し、2025年にはフランスのレジオン・ドヌール(シュヴァリエ)を受けています。

Kim Jones

2007 - 2015

ロレンツ・バウマー

アーティスティック・ディレクター

ロレンツ・バウマーについて

ジュエリーデザイナー/メゾン創業者・ディレクター(パリ拠点)

フランスを拠点に活動するジュエリーデザイナーで、パリ・ヴァンドーム広場19番地にメゾンを構える創業者兼ディレクター。1965年ワシントンD.C.生まれで、外交官である父の赴任先を転々とするなか15歳でパリへ移住し学業を修めた。エコール・サントラル・パリで工学とデザインを学んだ後、1988年にジュエリー制作を始め、1992年に自身のメゾンを設立。シャネルのジュエリー制作を長年手掛けた後、2007年にルイ・ヴィトンのジュエリー部門アーティスティック・ディレクターに就任し、同社で複数のコレクションを発表した。2010年のモナコ王室のティアラ制作や2013年のヴァンドーム19番地でのブティック開設を経て、隕石や香りを組み込むチタニウム、ダイヤモンドの新技法など素材・技術の実験を通じた作品発表を続けている。

Lorenz Bäumer

1997 - 2013

マーク・ジェイコブス

クリエイティブ・ディレクター

マーク・ジェイコブスについて

ニューヨーク拠点のアメリカ人ファッションデザイナー/Marc Jacobs創業者、元Louis Vuittonクリエイティブ・ディレクター

アメリカ出身のファッションデザイナー、ニューヨークを拠点にウィメンズとメンズのプレタポルテ、アクセサリー、フレグランス、ビューティを横断して活動する。高校でニットとデザインに親しみパーソンズで1984年に卒業、卒業コレクションは業界で高い評価と複数の賞を獲得した。1980年代に自名義コレクションで頭角を現し、1987年にCFDAの新人賞を最年少で受賞。Perry Ellis在任中に1990年代初頭の〈グランジ〉コレクションで賛否を呼んだ後、1997年にルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクターに就任し同社の初のプレタポルテ導入や大規模なアーティスト・コラボでブランドの表現を刷新、2013年に同職を退いて自ブランドに専念した。Marc by Marc Jacobsや香水、ビューティ、Bookmarcなどで事業を多角化し、舞台性の高いショー演出とポップカルチャー参照を軸に商業性と芸術性を結ぶ表現で知られる。

Marc Jacobs

1910 - 1970

ガストン=ルイ・ヴィトン

デザイナー

ガストン=ルイ・ヴィトンについて

フランスの実業家・デザイナー・コレクター、Louis Vuitton三代目当主(拠点:アニエール=シュル=セーヌ)

ルイ・ヴィトン家の三代目にあたり、アニエール=シュル=セーヌを拠点に活動したフランスの実業家・デザイナー兼コレクター。1883年生、1970年没。家業の工房と旅の文化に育ち、1920年代にハウスの表現を芸術的に拡張して1925年の国際装飾美術展への参加を実現。香水『Heures d’Absence』(1927)の創出をはじめ時計や車載用品など新たなメティエへの進出を推進し、1930年代にはKeepall、Speedy、Noéなど柔軟な素材を用いたソフトバッグを導入して旅用品の小型化と日常化を促進。店舗ディスプレイやショーウィンドウ演出にも関与し、1908年にはLVサークルロゴを商標登録した記録がある。刀の鍔を含む旅関連の膨大な収集を続け、そのコレクションは2017年に『La Chambre des merveilles』として書籍化され公開された。旅と実用を軸にハウスの近代化を支えた人物。

Gaston-Louis Vuitton

1892 - 1936

ジョルジュ・フェレオル・ヴィトン

デザイナー

ジョルジュ・フェレオル・ヴィトンについて

ルイ・ヴィトン二代目当主/デザイナー・事業家(フランス)。

フランスのデザイナー兼事業家。ルイ・ヴィトンの一人息子としてアニエール=シュル=セーヌに生まれ、パリを拠点にトランクや旅行用品の設計・事業運営を担った人物。1857年7月13日生、1936年10月26日没。1892年に父ルイの死後に当主を継ぎ、模倣対策とブランド化を柱に事業を再編した。1888年のダミエ導入や1896年のモノグラム創案で視覚的識別を強化し、施錠機構の改良や自動車時代に適した角型トランクの開発などで機能面の革新を進めた。1885年のロンドン出店や1893年のシカゴ万国博出展で海外販売網を拡大し、1914年のシャンゼリゼ本店整備で店舗体験の近代化を図った。顧客向けの贈答用ミニトランクや旅行ガイド『Le Voyage』の刊行などを通じて顧客体験とブランド伝承の基盤を構築した。

Georges Ferréol Vuitton

1854 - 1892

ルイ・ヴィトン

デザイナー

ルイ・ヴィトンについて

フランスのトランク職人・起業家。パリを拠点に高級トランクと旅行用品の基礎を築いた創業者

フランス出身のトランク職人・起業家。パリを拠点に高級旅行用トランクとパッキング技術を確立した人物。1821年8月4日にジュラ地方のアンシー(現ラヴァン=シュル=ヴァルーズ付近)で生まれ、13歳で故郷を離れてパリへ向かい、16歳でロマン・マレシャルの工房に入門して箱作りとパッキングの技術を習得した。1853年に皇后エウジェニーの専属パッカーに任命され、1854年にパリのリュ・ヌーヴ=デ=カピュシーヌに自身の工房を開設。1858年に平蓋の直方体トランクと防水キャンバスを導入して積載性と耐久性を向上させ、1867年には「パッキングおよび旅行用トランク」の意匠を特許登録してトランクの基本構造と意匠を確立した。1859年にアニエールに生産拠点を設け、博覧会での受賞を通じて名声を高めた。1892年に没し、子のジョルジュらが事業を継承・拡大した。

Louis Vuitton

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