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ラウドミア・プッチ

Laudomia Pucci

イタリア 1961 現在

フィレンツェ拠点のファッション実業家・アーカイブキュレーター、元Emilio Pucci副会長兼イメージディレクター

ラウドミア・プッチについて

フィレンツェを拠点とするイタリアのファッション実業家・アーカイブキュレーター。LUISS(ローマ)で経済・政治を学び、卒業後にパリのメゾン、ユベール・ド・ジバンシィでレディトゥウェアとアクセサリーの実務を経験したのち、1985年に家業のエミリオ・プッチに参加。父エミリオの死後はブランド運営とクリエイティブの両面を担い、1990年代から2000年代にかけてコレクション再編と国際展開を推進した。2000年のLVMHとの資本提携を交渉し副会長兼イメージディレクターに就任、ヴィジュアル戦略とブランドの近代化を主導した。2011年には一部アーカイブをヴィッラ・ディ・グラナイオロに移し保存体制を構築、2018年にパラッツォ・プッチでエミリオ・プッチ・ヘリテージ・ハブを創設して教育連携や若手支援プログラムを展開。2022年にはパラッツォN6を立ち上げ、体験型の文化発信を進める。2021年のLVMHによる完全取得を受けて現場の経営から退き、収蔵資料の保存・公開と国際的な文化交流に注力。ポリモーダやパラッツォ・ストロッツィ財団などの教育・文化機関に関わり、2022年にフィレンツェの日本名誉総領事に就任。色彩豊かなプリントを核にしたヘリテージを教育や体験に結びつける運営を行う人物。

キャリアタイムライン

ラウドミア・プッチとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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Emilio Pucci クリエイティブ・ディレクター 1992 - 2000

経歴

ローマのLUISS大学で経済・政治を専攻し学士号を取得(卒業年表記あり)。卒業後はパリのメゾン、ユベール・ド・ジバンシィでレディトゥウェアとアクセサリーの現場に従事し、生産・商品運営と販売の実務経験を積む。のちに1985年に家業のエミリオ・プッチに参加し、その後の経営・アーカイブ整備に携わる経歴を持つ。
1985年にエミリオ・プッチに参加して以降、家業の経営とブランド戦略を担う立場で活動。パリでのメゾン経験を経てブランドの再編と国際展開を進め、1990年代から2000年代にかけてCEOやクリエイティブ面の運営に関与した。2000年にはLVMHとの資本提携を交渉して同社と協働する体制を確立し、副会長(Deputy Chairman)兼イメージディレクターとしてコレクションのヴィジュアル戦略や協業体制の整備を主導。2011年に家族所有のヴィッラ・ディ・グラナイオロへアーカイブを移管して保存と教育拠点を整備し、2018年にパラッツォ・プッチでエミリオ・プッチ・ヘリテージ・ハブを創設して展示・教育・若手育成プログラムを展開した。2021年のLVMHによる残存株取得を受けて経営の最前線を退き、以降はアーカイブ保存と文化発信に専心。2022年にパラッツォN6を立ち上げ、体験型プログラムや限定公開を通じてヘリテージと現代のクリエイティビティを結びつける活動を継続。ポリモーダなど教育機関や文化財団の理事を務め、国際的なヘリテージ普及と人材育成を推進する役割を担う。

Emilio Pucciとの関わり

1992 - 2000

クリエイティブ・ディレクター

クリエイティブ・ディレクターの立場・担当領域:創業者エミリオ・プッチの死去(1992年11月29日)を契機にブランドの創作指針とビジュアルを引き継ぎ、1990年代を通じてコレクションとイメージの統括を担った。1985年に同社に参画して創業者と共同でデザインや経営の実務に従事し、在任中はプッチらしいカレイドスコピックなプリントと色彩を中心にヘリテージの保全と現代的再解釈を進めた。アーカイブの整理・活用やパラッツォ由来の空間美を反映した店舗表現を通じてブランド世界観を再編集し、誌面や顧客接点でのビジュアル戦略を整備した。1990年代後半は国際的な小売網の拡大と流通基盤の強化にも深く関与し、2000年にLVMHが多数株を取得した段階でイメージ監修・副会長的立場へと移行した。以降はアーカイブ管理と外部デザイナー受け入れの橋渡し役として家族遺産と商業的刷新の均衡を図った。資料により役職表記や在任範囲に差異があるため、クリエイティブ統括を中核とする共同運営的性格が強い。

在任期

1985年にエミリオ・プッチに参画し、当初は創業者と共同でデザイン・経営の実務を担当。創業者の死去(1992年11月29日)以降にブランドのクリエイティブ責任を引き継ぎ、1990年代を通じてコレクションとイメージの統括を務めた。2000年にLVMHが約67%を取得した時点で役割をイメージ監修/副会長的立場へ移行し、その後はアーカイブとブランド遺産の管理に重心を置いた。資料によっては1989年頃から取締役やチェアの表記が見られる点に留意。

影響

在任期間の主要な影響は、プッチ固有のプリントと色彩を中核に据えたヘリテージ保存と、それを起点にしたブランド世界観の再構築にある。アーカイブの整理・一部デジタル化や教育機関との連携により資料を活用可能な状態へ整え、店舗デザインやビジュアルでパラッツォ由来の美学を再現してブランドアイデンティティを視覚的に強化した。1990年代後半の国際的流通網拡大と2000年の資本提携は供給・流通面の基盤強化をもたらし、その結果として外部クリエイターの起用による現代的再解釈を可能にする足場を整えた。

関連ブランド

関わったグループ

関連する人物

Emilio Pucci

2021 - 継続中または終了年不明

カミーユ・ミシェリ

アーティスティック・ディレクター

Camille Miceli

2015 - 2017

マッシモ・ジョルジェッティ

クリエイティブ・ディレクター

Massimo Giorgetti

2008 - 2015

ピーター・ダンダス

アーティスティック・ディレクター

Peter Dundas

2005 - 2008

マシュー・ウィリアムソン

クリエイティブ・ディレクター

Matthew Williamson

2002 - 2005

クリスチャン・ラクロワ

アーティスティック・ディレクター

Christian Lacroix

2000 - 2002

フリオ・エスパダ

アーティスティック・ディレクター

Julio Espada

1998 - 1998

ステファン・ジャンソン

デザイナー

Stephan Janson

1947 - 1992

エミリオ・プッチ

デザイナー

Emilio Pucci

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