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ロイ・クレイバーグ

Roy Krejberg

デンマーク

ファッションデザイナー/クリエイティブディレクター(Peachoo+Krejberg共同創業者)

最終更新日: 2026.03.09

ロイ・クレイバーグについて

Roy Krejberg(ロイ・クレイバーグ)はデンマーク・シルケボー出身のファッションデザイナーで、パリを拠点に国際的に活動している。デンマークの服飾教育機関で研鑽を積んだ後に国内で経験を重ね、1990年代にパリへ移住。ケンゾーでは1990年代半ばからメンズコレクションに携わり、高田賢三の退任後はケンゾー・オムのクリエイティブディレクターを務めた。2004年にはPeachoo Datwaniと共同でPeachoo+Krejbergを設立し、建築的な裁断や伝統的なクチュール技法、繊細な手仕事を組み合わせたレイヤード感のある審美を打ち出した。作品は国際的なセレクトショップでも取り扱われ、展覧会出品や他ブランドのクリエイティブディレクションも手がけている。2016年にはイヴァン・グルンダールのクリエイティブ・ディレクターに就任した。

キャリアタイムライン

ロイ・クレイバーグとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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ブランド / 役職
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KENZO デザイナー 1999 - 2003

時期不明・開始年不明の経歴

Peachoo + Krejberg

デザイナー

時期不明

時期不明

経歴

デンマークの服飾教育機関(Dansk Konfektions- og Trikotageskole/Denmark Academy of Fashion and Design)で学び、1981年に修了した。卒業後はSøs Drasbækらと協働して仕立てや素材選びの実務を経験し、国際的なコレクション制作の基礎を築いた。
1981年に服飾学校を修了後、Søs Drasbækのもとでキャリアを開始し国内ブランドで経験を積んだ。1990年代初頭にパリへ移り、ダニエル・エクターなどでの活動を経て1994年ごろからケンゾーのメンズコレクションに関わるようになった。1999年にケンゾー・オムのクリエイティブディレクターに就任し、2002〜2003年ごろに退任した。2004年にPeachoo DatwaniとPeachoo+Krejbergを共同設立し、パリ拠点で建築的なカッティングと手仕事を軸にしたコレクションを発表(同ブランドはおおむね2004〜2014年に活動)。2015年には回顧的な展示が行われ、2016年にはイヴァン・グルンダールのクリエイティブ・ディレクターに就任。その後はパリを拠点にクリエイティブスタジオを運営し、ブランドディレクションや展示活動を続けている。

Peachoo + Krejbergとの関わり

時期不明

デザイナー

Roy Krejbergはデンマーク出身のファッションデザイナーで、インド出身のデザイナーPeachoo Datwaniと共に2004年にパリでPeachoo + Krejbergを共同で立ち上げ、共同デザイナーとしてブランドの創作活動を主導しました。Krejbergはケンゾでのメンズウェアにおける構築的な経験を背景に、鋭いカッティングや立体的なパターン形成を持ち込み、伝統的なクチュール的手仕事と現代的な素材・技術を組み合わせることで、建築的なフォルムとコントラストの強いボリュームをブランドの核に据えました。Peachoo + Krejbergのコレクションは専用に設計したテキスタイルや装飾的な手仕事、層状のドレーピングや非対称の解体的シルエットを特徴とし、パリのランウェイ/公式カレンダー上で複数シーズンにわたり発表されました。共同創業者兼デザイナーとして、Krejbergは素材選定・造形の探究を通じてブランドの美学を具体化し、その国際的な評価形成に寄与しました。

在任期

Peachoo + Krejbergは2004年にPeachoo DatwaniとRoy Krejbergによって設立され、Krejbergは創業時から共同デザイナーとして関わりました。ブランドは2000年代から2010年代初頭にかけてパリを拠点にコレクションを発表しており、公的な展示や解説では2004年から2014年頃までの活動歴が示されることがあります。

影響

Roy KrejbergはKenzo Hommeで培った構築的なデザイン経験をPeachoo + Krejbergに持ち込み、建築的なカッティングと素材研究を通じてブランドの輪郭を明確にしました。その結果、同ブランドは解体的かつ層状のシルエットに精緻な手仕事を組み合わせる独自の表現で注目を集め、パリのコレクションシーンにおける特有の立ち位置を築きました。

KENZOとの関わり

1999 - 2003

デザイナー

ロイ・クレイバーグは、創業者ケンゾ・タカダが第一線を退いた1999年の交代期にKENZOのメンズコレクションを託されたデザイナーです。ケンゾというブランドの持つ旅情やアジアン・エスプリを受け継ぎつつ、メンズラインの季節ごとのコレクション制作とショー演出の責任を担い、パリのメンズコレクションの場でブランドを代表する発表を行いました。彼の起用はケンゾの「次世代」担当としての位置づけであり、ウィメンズはジル・ロジエが担当する体制と並行して進められました。 デザイン面では、伝統的なケンゾの多文化的な感性を踏襲しつつ、都市的で整然としたテーラリングやモノトーンのスーツを強調するシーズンが目立ちました。また、会場演出やプレゼンテーションにもこだわりを見せ、歴史的な建築を用いたショー構成など、視覚的な見せ方でコレクションの印象を作る試みが行われています。これらの特徴は当時のパリ・メンズの報道でも指摘されています。 組織面ではメンズのクリエイティブ責任者としてコレクション開発を指揮し、パリでのプレゼンを通じてKENZOのメンズ表現を継続させました。だが、創業者離脱後のブランド全体の再編という大きな課題の下で、在任中に抜本的な商業的復興やイメージの完全な再定義を成し遂げるまでには至らず、数年後に別のリーダーシップが導入される流れとなりました。

在任期

1999年にケンゾ・タカダが第一線を退いたことを受け、ロイ・クレイバーグは同年から2003年までKENZOのメンズコレクションのデザインを担当しました。パリのメンズコレクションで定期的にコレクションを発表し、2003年にかけての体制移行までメンズラインを率いた期間です。

影響

クレイバーグの在任は、ケンゾの多国的で旅するような美学を継承しつつ、メンズにおいてはより都会的でテーラード寄りの表現を打ち出した点が特徴です。一方で、創業者交代後のブランド再生という課題に対して在任中に抜本的な転換をもたらすまでには至らず、2003年以降に別のクリエイターによる再定義が行われたことが記録されています。

関連ブランド

関わったグループ

関連する人物

KENZO

2021 - 継続中または終了年不明

長尾 智明

アーティスティック・ディレクター

長尾 智明について

ファッションデザイナー/クリエイティブディレクター、DJ、音楽プロデューサー、起業家。ストリートカルチャーを基軸にブランド運営と多領域で創作活動を行う。

長尾智明(NIGO®)は、日本を代表するストリートウェアのクリエイターで、ファッションデザイナー、DJ、音楽プロデューサー、起業家として多面的に活動している。1993年に原宿でショップ『NOWHERE』を開き、自らのブランドA Bathing Ape(BAPE)を立ち上げ、カモフラージュや“シャークフーディー”などの象徴的プロダクトで国内外のストリートカルチャーに大きな影響を与えた。 ファレル・ウィリアムスとの共同でBillionaire Boys Club/Ice Creamの展開に関わり、自身でもNIGOLDやHuman Madeを立ち上げるなどブランド運営とコラボレーションを重ねてきた。 2011年にBAPEはI.Tグループへ売却され、2013年に同ブランドを離れた後も、UNIQLO UTのクリエイティブ・ディレクターやメゾンKENZOのアーティスティック・ディレクター就任(2021年)をはじめ、ファッション、音楽、アートを横断する創作活動を続けている。 音楽面では2022年に多くの著名アーティストを迎えたアルバム『I Know NIGO!』を発表し、コレクションをSotheby’sでキュレーションするなどアート収集・発信にも力を入れている。

ナガオ トモアキ

2019 - 2021

フェリペ・オリヴェイラ・バプティスタ

クリエイティブ・ディレクター

フェリペ・オリヴェイラ・バプティスタについて

ポルトガル出身のファッションデザイナー。元ラコステ/元ケンゾ クリエイティブディレクター。

フェリペ・オリヴェイラ・バプティスタは、ポルトガルのアゾレス諸島出身のファッションデザイナーで、ロンドンのキングストン大学でファッションデザインを学んだ後、パリを拠点に活動している。機能性と詩的なミニマリズムを融合させる作風で知られ、若手時代にハイエール国際フェスティバルのグランプリやANDAM賞を受賞し、2003年に自身のブランドを設立した。2010年から2018年までラコステのクリエイティブディレクターを務め、2019年にケンゾのクリエイティブディレクターに就任(在任は〜2021年)。ユニクロやナイキとのコラボレーション、MUDEやMUDAMでの展覧会、写真集『Lisboa』(2017)など、服飾を越えた多面的な表現活動を続けている。

Felipe Oliveira Baptista

2011 - 2019

キャロル・リム

クリエイティブ・ディレクター

キャロル・リムについて

ファッションデザイナー・起業家・リテーラー。Opening Ceremony共同創業者、元ケンゾー共同クリエイティブディレクター。

キャロル・リム(Carol Lim、1975年2月20日生まれ)は、アメリカ出身のファッションデザイナー、起業家、リテーラー、クリエイティブディレクターで、パートナーのウンベルト・レオンとともに国際的な評価を築いてきた人物です。カリフォルニア大学バークレー校で経済学を学んだ後、コンサルティングやマーチャンダイジングの実務を経て、2002年にセレクトショップ兼ブランド「Opening Ceremony」を共同で立ち上げました。店舗運営とコレクション制作を往還しながら、若手デザイナー発掘や音楽・映像など異分野との協働を通じて文化的な語りをつくることを重視し、リテールとクリエイションを結びつける手法で知られています。2011年にはパリのメゾン、ケンゾーの共同クリエイティブディレクターに就任し、ブランドの現代化と話題性のあるコラボレーションを推進。2019年に同職を離れた後は、自社事業や外部ブランドのコンサルティング、教育機関での助言活動など幅広い領域で活動を続けています。

Carol Lim

2011 - 2019

ウンベルト・レオン

クリエイティブ・ディレクター

ウンベルト・レオンについて

ファッションデザイナー・リテーラー、元KENZO共同クリエイティブディレクター、クリエイティブディレクター兼レストラン経営者

Humberto Leon(ウンベルト・レオン)はロサンゼルス出身のファッションデザイナー、リテーラー、クリエイティブディレクターです。カリフォルニア大学バークレー校でカル・リムと出会い、二人で2002年にコンセプトショップ兼ブランド「Opening Ceremony」を立ち上げ、国際的な若手ブランドの発掘やアーティストとのコラボレーションを通じて都市型の文化発信拠点を築きました。ギャップやバーバリーでのヴィジュアル/デザイン経験を経て、2011年にパリの老舗ブランドKENZOの共同クリエイティブディレクターに就任し、若々しい視点でブランドを再活性化。2019年にKENZOを退任した後は、家族と立ち上げた飲食事業(Eagle RockのCHIFA、ArcadiaのMonarchなど)や音楽やパフォーマンスのクリエイティブディレクション(ガールグループKATSEYEなど)にも活動領域を広げ、ファッションにとどまらない編集力とコラボレーションで知られています。Opening Ceremonyはデザイン賞の受賞歴があり、ブランドの知的財産譲渡や事業再編を経ながらも多面的なプロジェクトを続けています。

Humberto Leon

2003 - 2011

アントニオ・マッラス

クリエイティブ・ディレクター

アントニオ・マッラスについて

ファッションデザイナー、ブランド創設者。舞台衣裳や美術インスタレーションも手がけるクリエイティブディレクター。

Antonio Marras(アントニオ・マラス、1961年1月21日生まれ)は、イタリア・サルデーニャ島アルゲーロ出身のファッションデザイナーでありアーティストです。ブティックを営む家業や島の伝統的な手仕事に根ざした感性を基盤に、繊細な手工芸的装飾と詩的な物語性を服に織り込む作風を持ちます。1987年に自身のブランドを立ち上げ、1996年のローマでのオートクチュール発表や1999年のプレタポルテ発表で国際的に注目を集めました。2003年以降は国際的なメゾンでのクリエイティブな役割も担い、舞台衣裳や美術展のインスタレーション制作などファッションを越えた表現活動を続けています。アルゲーロのアトリエを拠点に、伝統と現代性を融合させた手仕事を重視した制作を行っています。

Antonio Marras

1999 - 2003

ジル・ロジエ

デザイナー

ジル・ロジエについて

ファッションデザイナー/元ケンゾ女性部門クリエイティブディレクター、ブランド創業者・教育者

ジル・ロズィエはフランスを拠点に活動するファッションデザイナーで、クチュールの技術とプレタポルテを結ぶ建築的なカッティングを得意とするクリエイターです。パリのChambre Syndicaleで服飾を学び、ピエール・バルマンやクリスチャン・ディオール(マルク・ボーハンのもと)で修業したのち、ジャン=ポール・ゴルティエのアシスタントを務めました。1990年代にはGR 816を共同で立ち上げ、1997年にANDAMの賞を受けて評価を得ています。ラコステでのスタイリング経験を経て、1999年からケンゾのウィメンズコレクションのクリエイティブディレクターを務め、伝統的なブランドに現代的な解釈を加える仕事を行いました。作品はタキシードの再構築や非対称ドレープ、軍服や民族的要素の取り入れなど、フォルムと機能を両立させる表現が特徴です。近年は教育活動にも注力し、職人技と持続可能性を重視したレザー中心のブランド「Éternel Parisien(エターナル・パリジャン)」を立ち上げています。

Gilles Rosier

1970 - 1999

高田 賢三

デザイナー

高田 賢三について

ファッションデザイナー、KENZO(ケンゾー)創業者。パリを拠点に東西融合の色彩豊かなデザインで国際的に活躍した。

高田賢三(Kenzō Takada、1939年2月27日 - 2020年10月4日)は、日本出身のファッションデザイナーで、パリを拠点に国際的な評価を築いたクリエイターです。兵庫県姫路市に生まれ、神戸大学で文学を学んだ後に服飾へ進み、1964年にパリへ渡って活動を始めました。1970年にギャラリー・ヴィヴィエンヌに小さなブティック「Jungle Jap」を開き、鮮やかなプリントや東西のモチーフを大胆に組み合わせた自由で遊び心あるスタイルで注目を集め、1970年代のパリで急速に名声を得ました。メンズやホームプロダクト、香水など事業を拡大し、1993年にブランドをLVMHに売却、1999年に一線を退いた後もインテリアや舞台衣裳、生活用品のデザインなど多方面で創作を続けました。晩年に立ち上げたライフスタイルブランド「K三(K-3)」など、新しい表現にも取り組みました。2020年10月にパリ郊外の病院で新型コロナウイルスの合併症により逝去しました。

タカダ ケンゾウ

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