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ウンベルト・レオン

Humberto Leon

アメリカ 1975 現在

ファッションデザイナー・リテーラー、元KENZO共同クリエイティブディレクター、クリエイティブディレクター兼レストラン経営者

最終更新日: 2026.03.09

ウンベルト・レオンについて

Humberto Leon(ウンベルト・レオン)はロサンゼルス出身のファッションデザイナー、リテーラー、クリエイティブディレクターです。カリフォルニア大学バークレー校でカル・リムと出会い、二人で2002年にコンセプトショップ兼ブランド「Opening Ceremony」を立ち上げ、国際的な若手ブランドの発掘やアーティストとのコラボレーションを通じて都市型の文化発信拠点を築きました。ギャップやバーバリーでのヴィジュアル/デザイン経験を経て、2011年にパリの老舗ブランドKENZOの共同クリエイティブディレクターに就任し、若々しい視点でブランドを再活性化。2019年にKENZOを退任した後は、家族と立ち上げた飲食事業(Eagle RockのCHIFA、ArcadiaのMonarchなど)や音楽やパフォーマンスのクリエイティブディレクション(ガールグループKATSEYEなど)にも活動領域を広げ、ファッションにとどまらない編集力とコラボレーションで知られています。Opening Ceremonyはデザイン賞の受賞歴があり、ブランドの知的財産譲渡や事業再編を経ながらも多面的なプロジェクトを続けています。

キャリアタイムライン

ウンベルト・レオンとブランドとの関わりを年単位で横に並べています。

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Opening Ceremony クリエイティブ・ディレクター 2002 - 継続中または終了年不明
KENZO クリエイティブ・ディレクター 2011 - 2019

経歴

カリフォルニア大学バークレー校で学び、Art Practice(美術)やAmerican Studiesを履修した経歴があり、在学中にパートナーとなるカル・リムと出会いました。在学中および卒業後に小売りやヴィジュアル周りの仕事を経験し、そのキャリアを起点に独自の店舗/ブランド運営へと進んでいます。
バークレー在学中から小売とヴィジュアルに関わり、卒業後はギャップ(Old Navyを含む)での店舗・ヴィジュアル業務やバーバリーでの経験を重ねました。2002年にカル・リムと共同でOpening Ceremonyを創業し、ニューヨークを拠点に複数都市へ展開、コラボレーションやイベントを通じて若手デザイナーのプラットフォームを築きました。2011年にLVMHグループ傘下のKENZOで共同クリエイティブディレクターに就き、以後ブランドのイメージ刷新や大胆なコラボレーションを手がけ、2019年にその職を退任してOpening Ceremony側の活動へ戻りました。ブランドはのちに事業再編や知的財産の譲渡を経ており、レーベル運営と小売の両面で変化に対応する道を選んでいます。近年は家族と立ち上げた飲食店舗(CHIFAは2020年開業で高評価を受け、Monarchなどの新業態も展開)や、音楽・エンターテインメント領域でのクリエイティブディレクション(KATSEYE等)にも注力し、店舗設計、映像制作、商品開発などを横断するプロジェクトを推進しています。

KENZOとの関わり

2011 - 2019

クリエイティブ・ディレクター

Humberto LeonはCarol Limと共同で2011年7月にKENZOの共同クリエイティブ・ディレクターに就任し、以後ブランドのデザイン言語とコミュニケーション全般の舵取りを担いました。両者はケンゾのアーカイブや美術的参照を現代的に再解釈し、大胆な色使いとグラフィック、プリントを中心に据えたコレクションを展開することで、パリのメゾン的伝統とニューヨークのストリート/若者文化を橋渡しする表現を確立しました。プロダクト面では2012年のタイガーニットのような象徴的アイテムを打ち出し、ビジュアル面では映画監督や振付家を起用した映像キャンペーン(香水「KENZO World」など)や、舞台性の高いショー演出を通じてSNS世代へ訴求しました。さらに2016年のH&Mとのグローバルなコラボレーションなど、コラボレーション戦略とライフスタイル展開を通じてデザインを広い消費者層に届ける取り組みを推進し、ブランドの現代化を図りました。

在任期

2011年7月、LVMHはCarol Limと共にHumberto LeonをKENZOの共同クリエイティブ・ディレクターに任命しました。二人は2012年にデビューコレクションを発表して以降、約8年間にわたりブランドを指揮しました。2019年6月に退任が発表され、公式な最終在任日は2019年7月1日(最終コレクションは2019年6月23日に発表)でした。

影響

在任期間中、Leonはケンゾのビジュアルと発信方法を現代化し、ブランドの若返りと認知拡大に寄与しました。アーカイブの再解釈によるアイコニックなプロダクト、映画監督や振付家を起用した高話題性の広告(KENZO Worldなど)、ならびに2016年のH&Mコラボレーションにより、従来のラグジュアリーブランドとは異なるカルチャー軸のコミュニケーションを確立し、業界メディアや消費者の注目を集めました。これらはKENZOの商業的・文化的な再評価につながったと評価されています。

Opening Ceremonyとの関わり

2002 - 継続中または終了年不明

クリエイティブ・ディレクター

ハンベルト・レオンはキャロル・リムと共に2002年にニューヨークでコンセプトショップ兼ブランド「Opening Ceremony」を共同創業し、共同クリエイティブ・ディレクターとしてブランドのクリエイティブ戦略と日常的な表現を統括してきました。店舗でのセレクト・キュレーションや自社コレクションの企画・デザインに加え、ショップ空間やウィンドウ、ビジュアル・マーチャンダイジングの監修、コラボレーション企画の立案、ショーやローンチイベントの演出プロデュースまで実務的に関与し、リテールをファッションとアート、音楽、映像が交差する文化的プラットフォームへと押し上げました。演出性の高い発表形式やアーティスト・振付家・映像作家との協働、社会的テーマを組み込むプレゼンテーションなどを通じて、若手デザイナーの発掘・支援とコミュニティ形成を牽引した点が特徴です。2011年にリムと共にケンゾの共同クリエイティブ・ディレクターに就任した際にも、Opening Ceremonyで培ったキュレーター的な編集力を持ち込み、2019年にケンゾを退任してからはブランドへ再注力しました。2020年の商標・知的財産譲渡や小売の再編といった会社構成の変化があった後も、創業者としてのクリエイティブ関与は継続しています。

在任期

Opening Ceremonyは2002年9月にニューヨーク(ソーホー)で創業し、創業以来ハンベルト・レオンは共同クリエイティブ・ディレクターとしてブランドを牽引しました。2011年7月にはキャロル・リムと共にケンゾの共同クリエイティブ・ディレクターに就任し、2019年6月にケンゾを退任してOpening Ceremonyに再注力しています。2020年1月にはブランドの商標・知的財産がニューガーズグループへ譲渡され、実店舗の運用方針にも変化が生じました。

影響

レオンの関与により、Opening Ceremonyは単なるセレクトショップから“文化的キュレーション”を行うプラットフォームへと変貌しました。若手デザイナーの発掘と支援、アーティストやクリエイターとの横断的コラボレーション、舞台性を伴う発表形式、社会的メッセージを含むコレクションの提示といった実践は、ブランドの識別性を高めると同時に業界全体に影響を与えました。また、同じ手法がケンゾの復興にも反映され、外部ブランドでの評価向上にも寄与しています。

関連ブランド

関わったグループ

在任中のコラボレーション

2016.11

KENZO H&M

キャロル・リム&ウンベルト・リオン時代のKENZOらしい色彩・プリント・遊び心が詰まったカラフルな大量展開。

2016.05

Opening Ceremony Anna Sui

Opening Ceremonyとのコラボ。1993、1994年のAnna Suiグランジ/パンクをリイシューした全27ピースの企画、2016年5月ローンチ。

2014.02

Opening Ceremony Donna Karan

Opening Ceremonyとのコラボ第3弾。90年代DKNYアーカイブを踏襲したロゴとスポーツテイストの小物を中心に展開。男女問わず着用可能で店舗・オンライン限定販売。

2013.01

Opening Ceremony Donna Karan

DKNY×Opening Ceremonyの初のカプセル。1990年代アーカイブを再構成したロゴTシャツ、ジャンプスーツ、パファーなどを中心に展開。OCのコンセプトストアとオンライン限定発売。

2011.09

Opening Ceremony MM6 Maison Margiela

Opening Ceremonyとの初コラボ。ウィメンズ中心に“組み替え・可変(モジュラー)”をテーマにした約20型のカプセル。着用や分解で複数のスタイルを楽しめる設計が特徴。

2011.09

Opening Ceremony Maison Margiela

MM6初のOpening Ceremonyコラボ。モジュール性や組み替え可能な約20型の女性用カプセルをNYで発表、2011年9月に発売。

関連する人物

KENZO

2021 - 継続中または終了年不明

長尾 智明

アーティスティック・ディレクター

長尾 智明について

ファッションデザイナー/クリエイティブディレクター、DJ、音楽プロデューサー、起業家。ストリートカルチャーを基軸にブランド運営と多領域で創作活動を行う。

長尾智明(NIGO®)は、日本を代表するストリートウェアのクリエイターで、ファッションデザイナー、DJ、音楽プロデューサー、起業家として多面的に活動している。1993年に原宿でショップ『NOWHERE』を開き、自らのブランドA Bathing Ape(BAPE)を立ち上げ、カモフラージュや“シャークフーディー”などの象徴的プロダクトで国内外のストリートカルチャーに大きな影響を与えた。 ファレル・ウィリアムスとの共同でBillionaire Boys Club/Ice Creamの展開に関わり、自身でもNIGOLDやHuman Madeを立ち上げるなどブランド運営とコラボレーションを重ねてきた。 2011年にBAPEはI.Tグループへ売却され、2013年に同ブランドを離れた後も、UNIQLO UTのクリエイティブ・ディレクターやメゾンKENZOのアーティスティック・ディレクター就任(2021年)をはじめ、ファッション、音楽、アートを横断する創作活動を続けている。 音楽面では2022年に多くの著名アーティストを迎えたアルバム『I Know NIGO!』を発表し、コレクションをSotheby’sでキュレーションするなどアート収集・発信にも力を入れている。

ナガオ トモアキ

2019 - 2021

フェリペ・オリヴェイラ・バプティスタ

クリエイティブ・ディレクター

フェリペ・オリヴェイラ・バプティスタについて

ポルトガル出身のファッションデザイナー。元ラコステ/元ケンゾ クリエイティブディレクター。

フェリペ・オリヴェイラ・バプティスタは、ポルトガルのアゾレス諸島出身のファッションデザイナーで、ロンドンのキングストン大学でファッションデザインを学んだ後、パリを拠点に活動している。機能性と詩的なミニマリズムを融合させる作風で知られ、若手時代にハイエール国際フェスティバルのグランプリやANDAM賞を受賞し、2003年に自身のブランドを設立した。2010年から2018年までラコステのクリエイティブディレクターを務め、2019年にケンゾのクリエイティブディレクターに就任(在任は〜2021年)。ユニクロやナイキとのコラボレーション、MUDEやMUDAMでの展覧会、写真集『Lisboa』(2017)など、服飾を越えた多面的な表現活動を続けている。

Felipe Oliveira Baptista

2011 - 2019

キャロル・リム

クリエイティブ・ディレクター

キャロル・リムについて

ファッションデザイナー・起業家・リテーラー。Opening Ceremony共同創業者、元ケンゾー共同クリエイティブディレクター。

キャロル・リム(Carol Lim、1975年2月20日生まれ)は、アメリカ出身のファッションデザイナー、起業家、リテーラー、クリエイティブディレクターで、パートナーのウンベルト・レオンとともに国際的な評価を築いてきた人物です。カリフォルニア大学バークレー校で経済学を学んだ後、コンサルティングやマーチャンダイジングの実務を経て、2002年にセレクトショップ兼ブランド「Opening Ceremony」を共同で立ち上げました。店舗運営とコレクション制作を往還しながら、若手デザイナー発掘や音楽・映像など異分野との協働を通じて文化的な語りをつくることを重視し、リテールとクリエイションを結びつける手法で知られています。2011年にはパリのメゾン、ケンゾーの共同クリエイティブディレクターに就任し、ブランドの現代化と話題性のあるコラボレーションを推進。2019年に同職を離れた後は、自社事業や外部ブランドのコンサルティング、教育機関での助言活動など幅広い領域で活動を続けています。

Carol Lim

2003 - 2011

アントニオ・マッラス

クリエイティブ・ディレクター

アントニオ・マッラスについて

ファッションデザイナー、ブランド創設者。舞台衣裳や美術インスタレーションも手がけるクリエイティブディレクター。

Antonio Marras(アントニオ・マラス、1961年1月21日生まれ)は、イタリア・サルデーニャ島アルゲーロ出身のファッションデザイナーでありアーティストです。ブティックを営む家業や島の伝統的な手仕事に根ざした感性を基盤に、繊細な手工芸的装飾と詩的な物語性を服に織り込む作風を持ちます。1987年に自身のブランドを立ち上げ、1996年のローマでのオートクチュール発表や1999年のプレタポルテ発表で国際的に注目を集めました。2003年以降は国際的なメゾンでのクリエイティブな役割も担い、舞台衣裳や美術展のインスタレーション制作などファッションを越えた表現活動を続けています。アルゲーロのアトリエを拠点に、伝統と現代性を融合させた手仕事を重視した制作を行っています。

Antonio Marras

1999 - 2003

ロイ・クレイバーグ

デザイナー

ロイ・クレイバーグについて

ファッションデザイナー/クリエイティブディレクター(Peachoo+Krejberg共同創業者)

Roy Krejberg(ロイ・クレイバーグ)はデンマーク・シルケボー出身のファッションデザイナーで、パリを拠点に国際的に活動している。デンマークの服飾教育機関で研鑽を積んだ後に国内で経験を重ね、1990年代にパリへ移住。ケンゾーでは1990年代半ばからメンズコレクションに携わり、高田賢三の退任後はケンゾー・オムのクリエイティブディレクターを務めた。2004年にはPeachoo Datwaniと共同でPeachoo+Krejbergを設立し、建築的な裁断や伝統的なクチュール技法、繊細な手仕事を組み合わせたレイヤード感のある審美を打ち出した。作品は国際的なセレクトショップでも取り扱われ、展覧会出品や他ブランドのクリエイティブディレクションも手がけている。2016年にはイヴァン・グルンダールのクリエイティブ・ディレクターに就任した。

Roy Krejberg

1999 - 2003

ジル・ロジエ

デザイナー

ジル・ロジエについて

ファッションデザイナー/元ケンゾ女性部門クリエイティブディレクター、ブランド創業者・教育者

ジル・ロズィエはフランスを拠点に活動するファッションデザイナーで、クチュールの技術とプレタポルテを結ぶ建築的なカッティングを得意とするクリエイターです。パリのChambre Syndicaleで服飾を学び、ピエール・バルマンやクリスチャン・ディオール(マルク・ボーハンのもと)で修業したのち、ジャン=ポール・ゴルティエのアシスタントを務めました。1990年代にはGR 816を共同で立ち上げ、1997年にANDAMの賞を受けて評価を得ています。ラコステでのスタイリング経験を経て、1999年からケンゾのウィメンズコレクションのクリエイティブディレクターを務め、伝統的なブランドに現代的な解釈を加える仕事を行いました。作品はタキシードの再構築や非対称ドレープ、軍服や民族的要素の取り入れなど、フォルムと機能を両立させる表現が特徴です。近年は教育活動にも注力し、職人技と持続可能性を重視したレザー中心のブランド「Éternel Parisien(エターナル・パリジャン)」を立ち上げています。

Gilles Rosier

1970 - 1999

高田 賢三

デザイナー

高田 賢三について

ファッションデザイナー、KENZO(ケンゾー)創業者。パリを拠点に東西融合の色彩豊かなデザインで国際的に活躍した。

高田賢三(Kenzō Takada、1939年2月27日 - 2020年10月4日)は、日本出身のファッションデザイナーで、パリを拠点に国際的な評価を築いたクリエイターです。兵庫県姫路市に生まれ、神戸大学で文学を学んだ後に服飾へ進み、1964年にパリへ渡って活動を始めました。1970年にギャラリー・ヴィヴィエンヌに小さなブティック「Jungle Jap」を開き、鮮やかなプリントや東西のモチーフを大胆に組み合わせた自由で遊び心あるスタイルで注目を集め、1970年代のパリで急速に名声を得ました。メンズやホームプロダクト、香水など事業を拡大し、1993年にブランドをLVMHに売却、1999年に一線を退いた後もインテリアや舞台衣裳、生活用品のデザインなど多方面で創作を続けました。晩年に立ち上げたライフスタイルブランド「K三(K-3)」など、新しい表現にも取り組みました。2020年10月にパリ郊外の病院で新型コロナウイルスの合併症により逝去しました。

タカダ ケンゾウ

Opening Ceremony

2002 - 継続中または終了年不明

キャロル・リム

クリエイティブ・ディレクター

キャロル・リムについて

ファッションデザイナー・起業家・リテーラー。Opening Ceremony共同創業者、元ケンゾー共同クリエイティブディレクター。

キャロル・リム(Carol Lim、1975年2月20日生まれ)は、アメリカ出身のファッションデザイナー、起業家、リテーラー、クリエイティブディレクターで、パートナーのウンベルト・レオンとともに国際的な評価を築いてきた人物です。カリフォルニア大学バークレー校で経済学を学んだ後、コンサルティングやマーチャンダイジングの実務を経て、2002年にセレクトショップ兼ブランド「Opening Ceremony」を共同で立ち上げました。店舗運営とコレクション制作を往還しながら、若手デザイナー発掘や音楽・映像など異分野との協働を通じて文化的な語りをつくることを重視し、リテールとクリエイションを結びつける手法で知られています。2011年にはパリのメゾン、ケンゾーの共同クリエイティブディレクターに就任し、ブランドの現代化と話題性のあるコラボレーションを推進。2019年に同職を離れた後は、自社事業や外部ブランドのコンサルティング、教育機関での助言活動など幅広い領域で活動を続けています。

Carol Lim

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